【職務経歴書・アパレル/モデルプレス】ファストファッションが好調なアパレル業界。低価格が進む一方で、高級志向の高まりも影響して、業界は徐々に多様化しています。そんなアパレル業界への転職を希望する際に参考になる「職務経歴書」の書き方をご紹介します。
職務経歴書とは、これまでの職務経験や実績を書類のことです。履歴書の補完的な役割を果たしており、転職の際には必ずといっていいほど提出を求められます。基本的に書式は自由ですが、フォーマットとしてAサイズ1~2枚にまとめるのが一般的。書面には過去に従事した職務、地位、実績、保有資格などを記載します。
覚えておきたいのは、職務経歴書のNGな書き方です。たとえば、職歴を時系列で羅列しているだけ、従事した会社の紹介を長々と書く、自己アピールが具体性に欠いている、履歴書との矛盾がある…などの内容は好まれません。全体のバランスがとれるように構成し、読みやすさと分かりやすさを意識しながら書くようにしましょう。
採用担当者に好印象を与える、良い職務経歴書のポイントを項目別に解説します。併せて例文もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
<職務経歴 概略>
職務経歴を時系列に沿った概略にするときは、羅列を避け読みやすさを重視します。いままで職場を変えながらも同じ業種に従事しているなら、経験年数をひとつにまとめ、具体的な職種は補足的に取り扱うと伝わりやすいでしょう。
・例文
販売経験×年(婦人服×年、アパレルショップ×年)
<職務内容>
具体的にどのようなキャリアを経たのかを記載する職務内容では、年月とともに従事していた店舗や地位を記載します。時系列は、最近のものから過去への順で並べるのがベターです。また担当したブランドやアイテムなども記入しておくといいでしょう。
・例文1
◯◯株式会社(×年×カ月)
事業内容:婦人服の企画・販売
20××年×月 ◯◯デパート渋谷店に異動、店長に昇格。現在にいたる
20××年×月 △△百貨店銀座店に異動、サブマネージャーに昇格
・例文2
◯◯販売スタッフ(×年×カ月)
事業内容:店長代理
20××年×月 △△店に配属、店長代理(○○を担当)
<職務実績>
職務経歴を踏まえて、自己アピールにつなげるのが職務実績です。いままでの経験から希望する会社にアピールできる強みを簡潔に伝えましょう。また実績は数値だけでなく、なにを考え、どのようなプロセスを辿ったのかを記載するとベストです。
・例文1
店長代理として年間売上××万円を達成しました。力を入れていたのは、季節ごとに顧客ニーズを掘り下げ、各世代に合わせたアイテムをトレンドに合わせて選び、顧客がそのアイテムを手に取るまでのストーリーを組み立てることです。またスタッフのモチベーションを高めるため、定期的なミーティングにより、店舗の方針および状況を随時共有するよう努めました。
<保有資格>
本人の保有する資格は、大きなアピールポイントになります。ただし保有する資格のすべてを記載する必要はありません。何十もの資格を有している場合、すべてを記載するとかえって強みが見えづらくなります。希望する会社に関係する資格を、ピックアップするなどの工夫をしましょう。
・例文1
ファッションコーディネート色彩検定1級 20××年×月取得
カラーコーディネーター検定2級 20××年×月取得
普通自動車第1種運転免許 20××年×月取得
職務経歴書を書くときに、大きな困難に直面する方は少なくありません。その代表的な例が、業界未経験、あるいは実績が少ない場合です。アピールポイントがなく、なにを書けばいいのか分からない、となりがちですが、たとえば自分の知識をどう活かせるかを考えてみてください。「経験がありません」とは言い切らずに、なにか自分の良いところを見つけて掘り下げましょう。
そして職務経験がアルバイトのみというのもよくある悩みです。確かに社員経験がある方が評価されやすいものの、アルバイトや派遣でも経験次第では評価してもらえることがあります。とりわけ数年単位の長期間での経験があれば高評価につながりやすいです。
ほかには退職理由、転職回数なども悩みどころかもしれません。前者は自己都合退職であれば、「一身上の都合」とするのが一般的です。後者は回数にフォーカスを当てずに、いままでなにを学んだのかに絞ってアピールしましょう。豊富な経験は大きな強みとなります。
かつては必要とされていなかった職務経歴書ですが、その重要性は年々高まっています。とくに転職の場合は顕著な傾向にあり、きちんとポイントをおさえた内容で、採用担当者に刺さる書類に仕上げる必要があります。全体として体裁は整えつつも、ありきたりなものにならないよう気をつけると、“良い職務経歴書”になりますよ。上記で紹介した書き方と例文を参考に、ぜひ第一関門の突破を目指してください。(modelpress編集部)
知っておきたい「職務経歴書」の基本
職務経歴書とは、これまでの職務経験や実績を書類のことです。履歴書の補完的な役割を果たしており、転職の際には必ずといっていいほど提出を求められます。基本的に書式は自由ですが、フォーマットとしてAサイズ1~2枚にまとめるのが一般的。書面には過去に従事した職務、地位、実績、保有資格などを記載します。
覚えておきたいのは、職務経歴書のNGな書き方です。たとえば、職歴を時系列で羅列しているだけ、従事した会社の紹介を長々と書く、自己アピールが具体性に欠いている、履歴書との矛盾がある…などの内容は好まれません。全体のバランスがとれるように構成し、読みやすさと分かりやすさを意識しながら書くようにしましょう。
良い「職務経歴書」を書くためのポイントとは?
採用担当者に好印象を与える、良い職務経歴書のポイントを項目別に解説します。併せて例文もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
<職務経歴 概略>
職務経歴を時系列に沿った概略にするときは、羅列を避け読みやすさを重視します。いままで職場を変えながらも同じ業種に従事しているなら、経験年数をひとつにまとめ、具体的な職種は補足的に取り扱うと伝わりやすいでしょう。
・例文
販売経験×年(婦人服×年、アパレルショップ×年)
<職務内容>
具体的にどのようなキャリアを経たのかを記載する職務内容では、年月とともに従事していた店舗や地位を記載します。時系列は、最近のものから過去への順で並べるのがベターです。また担当したブランドやアイテムなども記入しておくといいでしょう。
・例文1
◯◯株式会社(×年×カ月)
事業内容:婦人服の企画・販売
20××年×月 ◯◯デパート渋谷店に異動、店長に昇格。現在にいたる
20××年×月 △△百貨店銀座店に異動、サブマネージャーに昇格
・例文2
◯◯販売スタッフ(×年×カ月)
事業内容:店長代理
20××年×月 △△店に配属、店長代理(○○を担当)
<職務実績>
職務経歴を踏まえて、自己アピールにつなげるのが職務実績です。いままでの経験から希望する会社にアピールできる強みを簡潔に伝えましょう。また実績は数値だけでなく、なにを考え、どのようなプロセスを辿ったのかを記載するとベストです。
・例文1
店長代理として年間売上××万円を達成しました。力を入れていたのは、季節ごとに顧客ニーズを掘り下げ、各世代に合わせたアイテムをトレンドに合わせて選び、顧客がそのアイテムを手に取るまでのストーリーを組み立てることです。またスタッフのモチベーションを高めるため、定期的なミーティングにより、店舗の方針および状況を随時共有するよう努めました。
<保有資格>
本人の保有する資格は、大きなアピールポイントになります。ただし保有する資格のすべてを記載する必要はありません。何十もの資格を有している場合、すべてを記載するとかえって強みが見えづらくなります。希望する会社に関係する資格を、ピックアップするなどの工夫をしましょう。
・例文1
ファッションコーディネート色彩検定1級 20××年×月取得
カラーコーディネーター検定2級 20××年×月取得
普通自動車第1種運転免許 20××年×月取得
職務経歴書を書く時のお悩みを解決!
職務経歴書を書くときに、大きな困難に直面する方は少なくありません。その代表的な例が、業界未経験、あるいは実績が少ない場合です。アピールポイントがなく、なにを書けばいいのか分からない、となりがちですが、たとえば自分の知識をどう活かせるかを考えてみてください。「経験がありません」とは言い切らずに、なにか自分の良いところを見つけて掘り下げましょう。
そして職務経験がアルバイトのみというのもよくある悩みです。確かに社員経験がある方が評価されやすいものの、アルバイトや派遣でも経験次第では評価してもらえることがあります。とりわけ数年単位の長期間での経験があれば高評価につながりやすいです。
ほかには退職理由、転職回数なども悩みどころかもしれません。前者は自己都合退職であれば、「一身上の都合」とするのが一般的です。後者は回数にフォーカスを当てずに、いままでなにを学んだのかに絞ってアピールしましょう。豊富な経験は大きな強みとなります。
良い職務経歴書で書類選考を突破しよう!
かつては必要とされていなかった職務経歴書ですが、その重要性は年々高まっています。とくに転職の場合は顕著な傾向にあり、きちんとポイントをおさえた内容で、採用担当者に刺さる書類に仕上げる必要があります。全体として体裁は整えつつも、ありきたりなものにならないよう気をつけると、“良い職務経歴書”になりますよ。上記で紹介した書き方と例文を参考に、ぜひ第一関門の突破を目指してください。(modelpress編集部)
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