「GALLARDAGALANTE」プレスインタビュー「ブランドイメージを作るあらゆることに関わらせてもらえる」

2017.10.25 19:00

「GALLARDAGALANTE」プレスインタビュー「ブランドイメージを作るあら…

【GALLARDAGALANTE／モデルプレス】株式会社パルのアパレルブランド「GALLARDAGALANTE（ガリャルダガランテ）」のプレスとして働く入社5年目の橋本実奈さん（33）がモデルプレスのインタビューに応じた。

「GALLARDAGALANTE」プレスの仕事内容

― 「GALLARDAGALANTE」プレスの仕事内容を教えてください。

橋本さん：ブランドのPR業務・販売促進業務全般を行っています。例えばですが、カタログやDM・フライヤー等の販促物全般の制作、広告出稿窓口、サンプルのリース対応から管理まで、メルマガやSNS関係の更新、展示会や受注会・店舗イベントといった各種イベントの運営実行、各媒体の取材対応などです。

カタログ制作は、ブランドによってやり方が異なってきますが、もうひとブランド担当しているGALLARDAGALANTEの姉妹ブランドの「COLLAGE GALLARDAGALANTE」の場合、モデルのキャスティングから、カメラマンなどのスタッフも全て私が決め、構成やレイアウト等も大体イメージを固めておいて、それを元に社内クリエイティブチームとデザインに関するミーティングを重ねて形にしていきます。他にもロケーション選定やモデルのコーディネートなども担当しています。なので、1ヶ月ちょっとで1から全部やってしまいます。また、タイアップも40代向けの紙媒体中心に打ち出していて、社内の同一のゾーニングのブランドでまとめたムック本なども制作しています。あと今はSNSの時代ですから、Instagramをほぼ毎日更新しています。スナップだったり、店舗のラックを撮影したりと、投稿する写真も考えています。

― 業務内容がすごく幅広いですね。これまで働いてきて、やりがいや苦労したことも教えてください。

橋本さん：ブランドイメージを作るあらゆることに関わらせてもらえるので、担当ブランドをよく理解することが大切で一番難しいです。顧客様に喜んでいただくことはもちろん、ブランドとして新規ファンを獲得するのに、ひとりよがりにならないよう「何が響くのか」「ブランドがどううつりたいか」を大切にひとつひとつクリアしていって、完成させたその先がブランドのあるべき姿となるように緻密にコントロールしていく必要があります。

撮影など現場では基本プレス一人がブランドの代表として立ち会うので、（この雰囲気で、この見え方で）OKか…など、すべてが自分のジャッジで決まり、どういった方向にも持っていけてしまうので、正解通りの守りのジャッジだけでなく、新たな何かが働くような新鮮なジャッジも含めて判断ができるということが大切になります。なので、眠れないほどの大きなプレッシャーもかかってきますが、その分やりがいはあります。結果として見えにくいのがプレスとよく言われますが、それはあくまで外からの見え方であって、ブランドの中の本部スタッフや店頭スタッフには肌で感じるものとしてやりたいことがよく伝わっていると思います。

「GALLARDAGALANTE」プレスになった理由

― なぜプレスをやろうと思ったのでしょうか？

橋本さん：アシスタントプレスとして入社し、2年前にプレスに昇格しました。前職でもプレスを約5年間していました。プレス採用に軽い気持ちで応募して、でもそのときにはすでに新任のプレスが決まってしまっていたので最初は商品企画として入社、半年ほどしてから前任の退職をきっかけにプレス職に移りました。

もともとはプレスになりたいと思っていたわけではないのですが、やってみたらすごくやりがいのある職業で。自分でブランドイメージを世間に浸透させていくということは、終わりのない仕事ですが、やりがいもすごくあります。

― 数あるアパレルブランドの中から「GALLARDAGALANTE」を選んだきっかけも教えてください。

橋本さん：幼い頃から舞台に立つお仕事か、ファッション業界で何かを作り上げていくお仕事かの二択でした。5歳上の姉の影響で昔からませていたので、保育園に通っていたときの髪の毛は自分でヘアバンドをして洋服も自分で選んで着て行っていたりして、ファッション好きの女の子でした。大学を卒業して関西でシューズメーカーや別のブランドの企画・プレス業務を経験した後、「GALLARDAGALANTE」のプレスとして採用いただいて関西から30歳手前で初上京しました。「GALLARDAGALANTE」というブランドは勿論知っていましたが、とにかくアパレルのプレスというところで絞って転職活動をしていたので、採用試験を受けることになってから「GALLARDAGALANTE」について勉強しましたが、その中でブランドのビジュアルのクオリティの高さや雑誌掲載率の多さに驚き、さらに店舗の洗練された雰囲気と接客のクオリティの高さにも魅力を感じ、知れば知るほど興味が湧いてきました。そして何より面接をしていただいた当時の広告宣伝室長とプレスチーフのお二人にお会いしてこの方たちの下でもっとプレスを極めたい！と思ったのが一番の志望理由です。

― 今後の目標を教えてください。

橋本さん：やはり一番の課題はブランドの知名度を上げることです。ブランドの立ち位置を明確にし、そこ目がけてもっと浸透力の高い施策を打っていきたいです。そしてそれがお客様・お店・本部のすべての思いが噛み合って一体化することで何かを生み出せるものであるように、プレスとして全力を尽くしたいと思います。

「GALLARDAGALANTE」プレスのライフスタイル

― 美容面で気を付けていることを教えてください。

橋本さん：うとい方だと思います。でもヘアメイクって本当に大切だと最近改めて思います。先輩やお仕事でご一緒させていただいた素敵だなと思う方はそれがしっかり出来ています。それがマナーだし、この業界で働く女性の基本だと思うので、ヘアケアとスキンケアは怠らず、朝の準備もしっかりしなくてはと思っています。

― 休日はどのように過ごしていますか？

橋本さん：家の近くをランニングしてなまった体を動かしたり、趣味の舞台を観に行ったり、おいしいごはんを食べに行ったり…。平日は基本的に自炊しているのでお休みの日はご褒美でよく外食しています。

― 普段はどのようにファッション情報を集めていますか？

橋本さん：情報に溢れている今の時代だからこそ、日々入ってくる情報の中から気になるものを取り入れています。仕事上Instagram等のSNSや雑誌、コレクション、他ブランドを見たり、インフルエンサーの方にお会いする機会も多いですし、かなり情報は入ってきているからこそ、その中でその時の気分でピンときたものを大切にしています。

「GALLARDAGALANTE」で働くためには

― 「GALLARDAGALANTE」にはどのような人が相応しいのでしょうか？

橋本さん：まずは情熱・熱意！プレスって意外と体力勝負な仕事なので、仕事に対するモチベーションが高くないと難しいと思います。あとは好奇心と行動力もあるとすごく向いていると思います。プレスは仕事に終わりがないので幅広い仕事をこなせる要領の良さも大切ですが…。あとは感性と客観視できるかどうかだと思います。

― 書類・面接…と通過できるポイントを教えてください。

橋本さん：繕わずありのままが一番です。自信のあるところは積極的にアピール！弱い部分はそこを今後もっと勉強して強化したいという熱意をアピール！とにかく熱意をぶつけたもの勝ちだと思います。結局はその人の人間性を見ているので、キャリアがすべてではないと思います。私が今ここに居られるのも今までのたくさんのご縁と熱意を見てもらえたからだと思います。そんな立場で採用していただけたおかげで自然と感謝の気持ちが湧いてくるし、いつまでも謙虚さを忘れずに仕事ができます。自信をつけながらも謙虚な気持ちを大切に…そんな風に仕事が出来ているからこそ、このお仕事を長く続けてこられたのだと思います。

面接の服装については、第一印象ってすごく大切だと思うので、自分を最大限表現してくれる服装が一番です。そこに何かしらその人らしさとか、印象に残るポイントがあればいいと思います。あと、ファッションはコンプレックスをカバーできるのでその辺もうまく利用して…自分と向き合えている・自分を知っているか、そういった部分も見られていると意識してコーディネートを考えてきてください。