転職するなら覚えておきたいアパレル専門用語まとめ【完全保存版】

転職するなら覚えておきたいアパレル専門用語まとめ【完全保存版】

アパレル業界には、多くの専門用語があります。その専門用語を知らないまま働いていると、思わぬところで恥をかいたり仕事場で迷惑をかけたりします。言葉を知らないがゆえの仕事のミスを起こさないよう、アパレル業界の専門用語をしっかり覚えましょう。

目次

♥アパレル業界の専門用語にはどんなものがある?


♥アパレル業界には<価格にまつわる用語>がある!


♥覚えておきたいアパレル用語<店内の場所・商品の状態と見せ方編>


♥覚えておきたいアパレル用語<ファッションのスタイル・アイテム編>

アパレル業界に転職するなら覚えておきたい専門用語まとめ【完全保存版】/Photo by Iakov Filimonov

♥アパレル業界の専門用語とはそもそもどんなもの?

アパレル業界の専門用語は「お客様に聞かれたくない」「業界の人のみで会話をしたい」というように、仕事において業界の者同士がスムーズに意思疎通を図るために使われます。

アパレル業界で使われる専門用語は「販売員用語」と「ファッション用語」の2つに分けられます。

○「販売員用語」とは

主に店頭に立つアパレルの販売員同士が使う用語を指します。

買い物に来ているお客さんに配慮するための“隠語”として、販売員用語は使われます。

「トルソー」(=マネキンのこと)「パッキン」(=ダンボールのこと)といった言葉が、販売員用語に分類されます。

○「ファッション用語」とは

売られている洋服のデザインやテイストを表現する用語を、ファッション用語と言います。

お客さんに洋服を売る際に、どういったデザインになっていてテイストはどんな感じなのか…というのを説明する中で使われることが多々あります。

「シルエット」(=洋服の全身を見た時の服装の形)「ラグジュアリー」(=豪華・高級品)といった、ファッションに興味のある人なら一度は耳にしたことある言葉が多数あります。

この他にも「販売員用語」と「ファッション用語」には数多くの言葉があります。

「販売員用語」と「ファッション用語」、それぞれの専門用語を細かく頭に入れておきましょう。

「販売員用語」と「ファッション用語」それぞれの意味と言葉をチェック

アパレル業界の価格用語をチェック/photo by Look Studio

♥アパレル業界には<価格にまつわる用語>がある!


□プロパー価格

ファッション業界では「値下げをしない定価(正規価格)」のことをプロパー価格と言います。

また、正規価格の商品を指す場合もあります。

□掛け率

上代(=商品の標準小売価格のこと)に対する下代(=商品を仕入れる時の取引価格)の比率のことを掛け率と言います。

掛け率はブランドや店舗によって異なりますが、一般的には50%~60%のなっているケースが多いようです。

□値下げロスを減らす

値下げロスとは、プロパー価格から値下げを行うことで発生する売上金額の損失のことを言います。

売れ残った商品は利益率を下げてでも売り切ろうとするため、結果的に値下げへとつながるのです。

この時に発生した、プロパー価格と値下げして販売した価格の差が「値下げロス」になります。

これを少しでも減らそうとすることを「値下げロスを減らす」と言います。

このように、アパレル業界には<価格>にまつわる専門用語がたくさんあります。

例えば店内で他の業界の人と価格にまつわる話をする時、一般の人でも分かってしまう”お金を連想させるあからさまな言葉”を発してしまうと、気分を害してしまうお客さまが出てくることも。

そうなるとお店に来てもらえない…なんてことにもなりかねませんので、価格にまつわる専門用語を覚えて同業の人とスムーズにコミュニケーションをとるようにしましょう。

アパレル店員なら知っておきたい<価格用語>



店内の場所や服の見せ方の言葉も覚えよう/Photo by wavebreakmedia

♥覚えておきたいアパレル用語<店内の場所・商品の状態と見せ方編>


□フェイス

フェイスとは、お店の顔部分になるアパレルの専門用語になります。

主にお客さんの目によく触れる陳列棚や、ラックに商品を並べた時の前面部を指します。

お客さんに見える部分が店内に何箇所あるかを「フェイス数」で表記することもあります。

□トルソー/ボディ

「トルソー」「ボディ」は、いわゆる「マネキン」のことを指す専門用語です。

コーディネートをお客さんにより分かりやすく見せるために使われることが多いです。

正確には「トルソー」が胴体部分のみで「マネキン」が全身という区別がされるため、お店によってはしっかりと分けているところもあります。

□死に筋商品

店頭に陳列をしてもなかなか売れず、人気のない商品のことを「死に筋商品」と表現することがあります。

反対に、売れ行きが良く人気のある商品は「売れ筋商品」と言います。

店内の場所や商品の状態・見せ方にもアパレルの専門用語が存在します。

多忙な時、専門用語で指示をされた時に「意味が分からない…!」となると焦ってしまいます。

業務も止まってしまう可能性があり、迷惑をかけてしまうこともあるので、上記を含む店内に関連するアパレルの専門用語を覚えておきましょう。

今さら聞けないアパレル用語<店内の場所・商品の状態と見せ方編>



スタイルの専門用語の本当の意味を知ろう/Photo by Roman Kosolapov

♥覚えておきたいアパレル用語<ファッションのスタイル・アイテム編>


□マニッシュ

マニッシュは、女性のファッションスタイルで「男性的なファッションや着こなし」のことを意味します。

かっちりとしたラインや直線的なシルエット、男性的なダークカラーを取り入れたファッションスタイルを「マニッシュ」と言ったりします。

□ボディコンシャス

一般的には「ボディコン」と呼ばれています。

体にフィットしてボディラインを強調させたデザインのファッションをしています。

セクシーなスタイルとなっているため、自分に合ったもの選んで着ると色気が出るようになりますよ。

□エッジィ

そもそもファッションのデザインは「良い」「悪い」で区別はせず「どんな特徴があるか」という視点で本質を見抜く味方をします。

エッジィは、独特で個性的なデザインを指す言葉になります。

ただし、場合によっては「個性的すぎて一般受けしない」という意味で使われることもあるため、エッジィという言葉に悪いイメージを持つ人も多いようです。

アパレル業界やファッションに興味のある人なら聞いたことある、ファッションにまつわる用語。

何となく使っているかもしれませんが、その使い方、もしかしたら間違っているかもしれません…。

知らないままで恥ずかしい思いをするのは自分自身なので、ファッションのスタイル・アイテム用語もきちんと覚えておきましょう。

今さら聞けないアパレル用語<ファッションのスタイル・アイテム編>



一つでも多く覚えてスムーズに仕事をしよう/Photo by BONNINSTUDIO

一つでも多くのアパレル専門用語を知っていれば、スムーズに業務を進めることができます。

また、こうした知識があることで同じ業界の人からも「この人はちゃんと仕事ができる人だ」と思われることも。

アパレル業界の専門用語を覚えて、どんどん仕事をこなしていきましょう。(modelpress編集部)

実際に働いている人の声は?

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