「DEICY」エリアマネージャーの仕事とは?「人材育成が1番大変」「やりがいも本当に大きい」 モデルプレスインタビュー
「DEICY」エリアマネージャーの仕事とは?「人材育成が1番大変」「やりがいも本…
【DEICY/モデルプレス】有限会社ディータイムスシー東京のアパレルブランド「DEICY(デイシー)」エリアマネージャー兼横浜店の店長として働く入社2年目の吉田真由美さん(32)にインタビューを実施。店長として働きつつも、半年前にエリアマネージャーになり、横浜店以外の代官山店と新宿店も担当するようになったという吉田さん。仕事内容のほか、やりがいや苦労したことなどを語ってもらいました。
―「DEICY」エリアマネージャーとはどのような仕事内容なのか教えてください。
吉田さん:担当している店舗の売上管理やスタッフの育成、VMDも新作が入荷したタイミングでアドバイスしたりしています。
― 店長も兼任されているんですよね。
吉田さん:はい。昨年の10月1日にDEICYに転職してきたのですが、最初の1ヶ月間は販売経験をさせてもらい、そのあと代官山店の店長になり、その数ヶ月後には代官山と横浜の店長を兼任して、今年の5月に正式にエリアマネージャーに任命されました。
プラスして、今でも横浜店の店長をさせていただいております。ベースはエリアマネージャーなのですが、横浜店の店長として、こまめに店舗に足を運び、スタッフの育成など、私が率先してやっていかなくてはいけないこと、把握しておかなくてはいけないことはたくさんあります。
― エリアマネージャーと店長の仕事内容は、似ているようで違うのでしょうか?
吉田さん:エリアマネージャーも店長も同じ仕事をすることもあります。例えば、店長だと自身の店舗のみの売り上げを管理しますが、エリアマネージャーだと、いくつかの店舗をまとめて管理します。今、私が兼任することによって、他店の状況を共有して、3店舗で力を合わせて目標を達成させようという意思疎通もできていると思います。
― どの会社もそうかもしれませんが、育成は大変というお話をよく聞きます。でも、その分のやりがいも大きそうです。
吉田さん:そうですね。人材育成が1番大変かもしれません。以前もアパレル業界で働いていたのですが、ファストファッションだったので、やり方も全然違います。DEICYで働き始めた頃は、前職を活かしたいと思ったのですが、それがなかなか数字にもスタッフにも響かなくて、結果が出ない日々が半年間ぐらい続きました。そのとき、まずはスタッフとの信頼関係を築くことが最優先だなと周りのアドバイスもあり、気づくことができました。それからの数ヶ月はとにかくスタッフとのコミュニケーションを意識するようになりました。1年経ってようやく信頼関係が築けて、徐々に後輩スタッフの成長を感じられるようになりました。
大変なこともあるからこそ、やりがいも本当に大きいと実感します。スタッフがサブ(副店長)から店長に昇格したり、アルバイトが社員になったり、そういうスタッフの成長を目にするとやりがいを感じます。あとは、私から指示を出さなくても、自分たちで考えながらやっている姿も見ると嬉しいです。予算管理やレイアウトを作ってみたり、みんなが自ら動いている環境を見ると育成は大変だけど、やってきてよかったなと思います。
― 約1年前に転職したばかりだそうですが、なぜDEICYに入社したのでしょうか?
吉田さん:学生時代から就活の一環としてアパレル業界でアルバイトをしていました。前職はファストファッションで約9年間働いていたのですが、アルバイトから社員に、そしてリーダー、アシスタントマネージャー、ショップマネージャーを経験して、転職しようと思いました。
前のブランドはすごく大きな会社だったので、ステップアップするときに、そこまで大きな業務変化がなく、できれば、アパレル業界の中でお洋服が作られている裏側の過程から参加したいと思うようになりました。もちろん私が前職を活かせるのは店舗の数字の部分なのですが、DEICYではそれをやりつつも企画の段階から参加できるというお話を面接のときにお聞きしたので、アパレル全体を勉強していきたいと思い、今の会社に入社することに決めました。
― エリアマネージャーを目指して「DEICY」に入社したのでしょうか?
吉田さん:はい、そうです。でも、エリアマネージャーになりたいということが、私の最終的な夢や目標というわけではなく、自分の次のステップアップのために選びました最終的な大きな夢のために、そのために今の会社でいろんな人の仕事を見て学んでいきたいです。厳しいこともありますが、ここに入社してきてよかったなと思うことがたくさんあります。ほかの職種のプレスやデザイナーたちのミーティングに週に1回参加して、いろんな話を共有することもできます。私は本部スタッフという位置になりますが、今でも店舗に立っていますし、お客様の近い場所にいるので、そういうところからヒアリングしたお客様の話を企画に伝えて、お洋服に活かせたらいいなと思います。
― 美容面で気を付けていることを教えてください。
吉田さん:もう何年か続けていることは、夜は基本的に炭水化物を食べないこと。両親が健康のために、そういう食生活をしている姿を見て、私もやるようになりました。そしたら体の調子がよくなりました。朝は納豆とバナナを食べて、夜は野菜かお肉を食べるようにしています。
― 休日はどう過ごしていますか?
吉田さん:映画やご飯に友達と出掛けるか、1日中とことん家事をするかのどちらかです。普段できない家のメンテナンスをじっくりやっています。
― 普段ファッション情報はどのように取り入れていますか?
吉田さん:雑誌を見る人が減っているようですが、私は読書が好きなので今でもよく見ます。あとはInstagramが多いかな。インスタで好きなブランドやおしゃれな方たちをフォローしています。
― どういう人がDEICYには相応しいのでしょうか?
吉田さん:ファッションが好きで、トレンドに敏感な人。DEICYはどこにでもあるお洋服というよりかは、独特な柄やオリジナルのアイテムも多いので、お洋服が好きな人じゃないとスタイリングを考えるのは難しいのかなと思います。あとは、目標をしっかりと持っている人。やろうと思えば、自分で道を作れる会社なので、目標を持っている人はどんな夢にも向かっていけると思います。
エリアマネージャーに向いていると思うのは、コミュニケーション能力が高い人。本部と店舗スタッフの架け橋のような役割でもあるので、両スタッフとコミュニケーションをきちんと取って、それを共有できることが大事だと思います。
― 入社するまでには書類、面接…とあると思いますが、通過できるアドバイスをお願いします。
吉田さん:書類はきちんと丁寧に書いてくれる人がいいですね。誤字脱字はないかという基本的なことから、なんでここで働きたいのかというファッションやブランドに対する情熱をきちんとアピールすることが大事です。それは、面接でも同じです。
あと服装は、DEICYのアイテムでなくてもいいと思いますが、とことんおしゃれをしてきてほしいです。私はこういうファッションが好きというのをアピールしてください。
― 夢を追いかけている女の子に向けて夢を叶える秘訣を教えてください。
吉田さん:最初から自分が思い描いていた場所や人と働くことはできないと思います。どんな仕事でも夢のための勉強だと思って取り組んで、プラスに前向きに捉えていけば、そのうち夢を叶えることができるのかなと思います。今やっていることは絶対に夢に繋がっていくので、それをひたむきに全力でやってください。
― ありがとうございました。
売上管理やスタッフの育成など、苦労していることは多々ありますが、スタッフとの“信頼関係”や“絆”を1番感じられるポジションでもあるよう。「着任したときは、スタッフに伝えても全然響かないと思ったことが多かったのですが、今はやってきてよかったなと本当に思えるようになりました」と話してくれる吉田さんは充実感に溢れていました。多くのスタッフから信頼されている彼女のパワーでDEICYはますます大きなブランドへと成長していきそうです。(modelpress編集部)
AM10時~ 出社
売上・メールチェック
AM11時~
本社ミーティング
PM12時30分~
各店舗状況をスタッフからヒアリング
PM1時~
販売接客、レイアウト変更
PM2時~ ランチ
PM3時~
販売接客
PM5時~
他店舗へ移動後、販売接客・レイアウト変更
PM7時30分~ 退社
ブランド:DEICY(デイシー)
職種:エリアマネージャー兼店長
アパレル業界で働き始めた年月:2006年10月~
経歴:ファストファッション2006年10月~、DEICY店長2015年11月~、エリアマネージャー2016年5月~
「DEICY」エリアマネージャーの仕事内容
―「DEICY」エリアマネージャーとはどのような仕事内容なのか教えてください。
吉田さん:担当している店舗の売上管理やスタッフの育成、VMDも新作が入荷したタイミングでアドバイスしたりしています。
― 店長も兼任されているんですよね。
吉田さん:はい。昨年の10月1日にDEICYに転職してきたのですが、最初の1ヶ月間は販売経験をさせてもらい、そのあと代官山店の店長になり、その数ヶ月後には代官山と横浜の店長を兼任して、今年の5月に正式にエリアマネージャーに任命されました。
プラスして、今でも横浜店の店長をさせていただいております。ベースはエリアマネージャーなのですが、横浜店の店長として、こまめに店舗に足を運び、スタッフの育成など、私が率先してやっていかなくてはいけないこと、把握しておかなくてはいけないことはたくさんあります。
― エリアマネージャーと店長の仕事内容は、似ているようで違うのでしょうか?
吉田さん:エリアマネージャーも店長も同じ仕事をすることもあります。例えば、店長だと自身の店舗のみの売り上げを管理しますが、エリアマネージャーだと、いくつかの店舗をまとめて管理します。今、私が兼任することによって、他店の状況を共有して、3店舗で力を合わせて目標を達成させようという意思疎通もできていると思います。
― どの会社もそうかもしれませんが、育成は大変というお話をよく聞きます。でも、その分のやりがいも大きそうです。
吉田さん:そうですね。人材育成が1番大変かもしれません。以前もアパレル業界で働いていたのですが、ファストファッションだったので、やり方も全然違います。DEICYで働き始めた頃は、前職を活かしたいと思ったのですが、それがなかなか数字にもスタッフにも響かなくて、結果が出ない日々が半年間ぐらい続きました。そのとき、まずはスタッフとの信頼関係を築くことが最優先だなと周りのアドバイスもあり、気づくことができました。それからの数ヶ月はとにかくスタッフとのコミュニケーションを意識するようになりました。1年経ってようやく信頼関係が築けて、徐々に後輩スタッフの成長を感じられるようになりました。
大変なこともあるからこそ、やりがいも本当に大きいと実感します。スタッフがサブ(副店長)から店長に昇格したり、アルバイトが社員になったり、そういうスタッフの成長を目にするとやりがいを感じます。あとは、私から指示を出さなくても、自分たちで考えながらやっている姿も見ると嬉しいです。予算管理やレイアウトを作ってみたり、みんなが自ら動いている環境を見ると育成は大変だけど、やってきてよかったなと思います。
「DEICY」に転職した理由とエリアマネージャーを選んだ理由
― 約1年前に転職したばかりだそうですが、なぜDEICYに入社したのでしょうか?
吉田さん:学生時代から就活の一環としてアパレル業界でアルバイトをしていました。前職はファストファッションで約9年間働いていたのですが、アルバイトから社員に、そしてリーダー、アシスタントマネージャー、ショップマネージャーを経験して、転職しようと思いました。
前のブランドはすごく大きな会社だったので、ステップアップするときに、そこまで大きな業務変化がなく、できれば、アパレル業界の中でお洋服が作られている裏側の過程から参加したいと思うようになりました。もちろん私が前職を活かせるのは店舗の数字の部分なのですが、DEICYではそれをやりつつも企画の段階から参加できるというお話を面接のときにお聞きしたので、アパレル全体を勉強していきたいと思い、今の会社に入社することに決めました。
― エリアマネージャーを目指して「DEICY」に入社したのでしょうか?
吉田さん:はい、そうです。でも、エリアマネージャーになりたいということが、私の最終的な夢や目標というわけではなく、自分の次のステップアップのために選びました最終的な大きな夢のために、そのために今の会社でいろんな人の仕事を見て学んでいきたいです。厳しいこともありますが、ここに入社してきてよかったなと思うことがたくさんあります。ほかの職種のプレスやデザイナーたちのミーティングに週に1回参加して、いろんな話を共有することもできます。私は本部スタッフという位置になりますが、今でも店舗に立っていますし、お客様の近い場所にいるので、そういうところからヒアリングしたお客様の話を企画に伝えて、お洋服に活かせたらいいなと思います。
「DEICY」エリアマネージャーのライフスタイル
― 美容面で気を付けていることを教えてください。
吉田さん:もう何年か続けていることは、夜は基本的に炭水化物を食べないこと。両親が健康のために、そういう食生活をしている姿を見て、私もやるようになりました。そしたら体の調子がよくなりました。朝は納豆とバナナを食べて、夜は野菜かお肉を食べるようにしています。
― 休日はどう過ごしていますか?
吉田さん:映画やご飯に友達と出掛けるか、1日中とことん家事をするかのどちらかです。普段できない家のメンテナンスをじっくりやっています。
― 普段ファッション情報はどのように取り入れていますか?
吉田さん:雑誌を見る人が減っているようですが、私は読書が好きなので今でもよく見ます。あとはInstagramが多いかな。インスタで好きなブランドやおしゃれな方たちをフォローしています。
「DEICY」で働くためには
― どういう人がDEICYには相応しいのでしょうか?
吉田さん:ファッションが好きで、トレンドに敏感な人。DEICYはどこにでもあるお洋服というよりかは、独特な柄やオリジナルのアイテムも多いので、お洋服が好きな人じゃないとスタイリングを考えるのは難しいのかなと思います。あとは、目標をしっかりと持っている人。やろうと思えば、自分で道を作れる会社なので、目標を持っている人はどんな夢にも向かっていけると思います。
エリアマネージャーに向いていると思うのは、コミュニケーション能力が高い人。本部と店舗スタッフの架け橋のような役割でもあるので、両スタッフとコミュニケーションをきちんと取って、それを共有できることが大事だと思います。
― 入社するまでには書類、面接…とあると思いますが、通過できるアドバイスをお願いします。
吉田さん:書類はきちんと丁寧に書いてくれる人がいいですね。誤字脱字はないかという基本的なことから、なんでここで働きたいのかというファッションやブランドに対する情熱をきちんとアピールすることが大事です。それは、面接でも同じです。
あと服装は、DEICYのアイテムでなくてもいいと思いますが、とことんおしゃれをしてきてほしいです。私はこういうファッションが好きというのをアピールしてください。
夢を叶える秘訣を語る
― 夢を追いかけている女の子に向けて夢を叶える秘訣を教えてください。
吉田さん:最初から自分が思い描いていた場所や人と働くことはできないと思います。どんな仕事でも夢のための勉強だと思って取り組んで、プラスに前向きに捉えていけば、そのうち夢を叶えることができるのかなと思います。今やっていることは絶対に夢に繋がっていくので、それをひたむきに全力でやってください。
― ありがとうございました。
売上管理やスタッフの育成など、苦労していることは多々ありますが、スタッフとの“信頼関係”や“絆”を1番感じられるポジションでもあるよう。「着任したときは、スタッフに伝えても全然響かないと思ったことが多かったのですが、今はやってきてよかったなと本当に思えるようになりました」と話してくれる吉田さんは充実感に溢れていました。多くのスタッフから信頼されている彼女のパワーでDEICYはますます大きなブランドへと成長していきそうです。(modelpress編集部)
ある日の1日の流れ
AM10時~ 出社
売上・メールチェック
AM11時~
本社ミーティング
PM12時30分~
各店舗状況をスタッフからヒアリング
PM1時~
販売接客、レイアウト変更
PM2時~ ランチ
PM3時~
販売接客
PM5時~
他店舗へ移動後、販売接客・レイアウト変更
PM7時30分~ 退社
吉田真由美(よしだまゆみ)プロフィール
ブランド:DEICY(デイシー)
職種:エリアマネージャー兼店長
アパレル業界で働き始めた年月:2006年10月~
経歴:ファストファッション2006年10月~、DEICY店長2015年11月~、エリアマネージャー2016年5月~
実際に働いている人の声は?
-
「THE NORTH FACE」店長インタビュー 育休復帰後もキャリアを目指す理由「ひとつの指針になれたら…」
THE NORTH FACE
-
「studio CLIP」インタビュー 販売スタッフからEC担当に…やりがい&苦労は?
studio CLIP
-
「apart by lowrys」EC担当インタビュー 店舗スタッフから本社勤務までの道のり…接客ロープレ大会で受賞も
apart by lowrys
-
<伊藤千晃インタビュー>「KIKI AND DAYS」立ち上げのきっかけとは?ディレクター業に迫る
KIKI AND DAYS
-
「ボタニスト」店長インタビュー 仕事内容・やりがい&苦労を語る
BOTANIST