「HONEY MI HONEY」から他業界へ、そして再就職「これを逃したらもうない」プロダクトマネージャーの過去と現在の幅広い業務　モデルプレスインタビュー

2016.09.27 17:00

「HONEY MI HONEY」から他業界へ、そして再就職「これを逃したらもうな…

【HONEY MI HONEY／モデルプレス】アパレルブランド「HONEY MI HONEY（ハニーミーハニー）」（株式会社Honey mi Honey）のプロダクトマネージャー（生産管理）として働く入社3年目の保永理沙さん（27）にインタビューを実施。プロダクトマネージャーに就いてから半年、生産管理以外にもプレス、バイイングと多岐にわたる業務をこなしています。さらに、HONEY MI HONEYで学生アルバイトをしていましたが、実は卒業とともに異業界の事務員として就職、4年間勤務した後、再びHONEY MI HONEYで働くことになったそうです。そんな彼女の幅広い仕事内容と、アパレル業界から離れた理由、そして戻ってきた理由を聞いてきました。

「HONEY MI HONEY」プロダクトマネージャーの仕事内容

― 「HONEY MI HONEY」プロダクトマネージャーの仕事内容を教えてください。

保永さん：生産管理といった方がわかりやすいかもしれません。お洋服を作ってくださるメーカーさんとのやり取りが主な作業で、発注数を決めたり、納期、入荷、サンプルの管理を行っています。私たちの会社は小規模なので、1人の業務内容が幅広く、私はプロダクトマネージャー以外にも、プレスとして、リース対応やSNSの更新、展示会の対応、さらにバイヤーとして、セレクトブランドの展示会回りと、オーダーをしています。

― やりがいや苦労したことも教えてください。

保永さん：今HONEY MI HONEYではSNSでのPRに力を入れていて、Instagramがメインなのですが、フォロワーが着実に増えていて、見せ方も都度変えています。それがきっかけで商品の購入にも繋がりますし、インスタではブランドのイメージ作りとしてもやっているので、ブランディングが上手に表現できたときや、「インスタすごくいいですね」と声をいただくと、すごく嬉しいです。

逆に苦労したことは展示会のシーズンすごく忙しくて…。プレスとして展示会の対応をして、その後、生産管理の仕事が待っているので、辛いなって思うことがあって。でも忙しいけど、やりがいもある仕事を任せていただき、大変ありがたいです。

― 1人でやる仕事量が多いと責任やプレッシャーも大きそうです。

保永さん：それはあるかもしれませんが、バイイング1つにしても完全に1人で決めているわけではありません。自分がバイイングしたものや、生産を決めた数によって店舗の売り上げが左右するので、それはすごく難しいなと悩んだり、SNSも任せてもらえる反面、上手に運用できるのか、どんな業務も不安は付きものです。

ですが、やっぱり上手くいったときは本当に嬉しくて。達成感があるので、なにか1つの課題がクリア出来たら、次はこれより良くなるように頑張ろうって思っています。

転職して「HONEY MI HONEY」へ再就職

― なぜプロダクトマネージャーになったのでしょうか？

保永さん：生産管理の業務を始めたのは、半年ほど前からですが、その前の1年間はプレス兼バイヤーがメイン業務でした。プレス兼バイヤーになる前は2年間販売員をやっていたのですが、実は私経歴が変わってて。HONEY MI HONEYが初めて東京店がオープンしたのは8年ほど前なのですが、そのとき販売員の学生アルバイトとして勤務していました。大学卒業後は、OLとして4年間事務職として全く違う業界で働いていたのですが、たまたままたHONEY MI HONEYに誘われて戻ってきました。

― それは意外な経歴ですね。でも、またアパレルに戻ろうと思ったきっかけはなにかあるのでしょうか？

保永さん：アパレルに興味があってアルバイトをしていたのですが、ほかの仕事もしてみたいなと思ったんですよね。お洋服はすごく好きだったのですが、月曜日から金曜日までOL生活を送ってみたら、もしかしてそっちの方が向いているんじゃないのかなって。それはそれですごく向いていたんですよ。でも4年間毎日同じことをやっていたので、そろそろほかの仕事もやってみたいなと考えていたときに、HONEY MI HONEYの東京店が移転した時期と重なって、店舗に行ってみたら、学生の頃お世話になった社長にたまたまお会いして、転職を考えていることを伝えたら「じゃあ、うちでもう1回働きなよ」って誘っていただきました。すごくいい機会だなと思ったので、やることにしました。

― 全く違う業界からの転職って勇気が必要だなと思ったのですが…。

保永さん：すごく悩みました。前の会社では安定した生活を送れていたので、アパレルに戻ったら休みもバラバラで帰宅時間も遅くなるし…ってすごく悩みました。ですが、誘っていただいたタイミングがよく、これを逃したらもうないかもしれないと思って、アパレル業界に戻ることにしました。

― OL生活より多忙になったと思いますが、それでも転職してよかったと思えますか？

保永さん：そうですね。OLが嫌だったわけでもなく、むしろ向いていたと思うのですが、でも自分がやりたいことは、「こういうのはどうですか？」と自分の考えがやりたいことを発信していくこと。前職より大変なこともありますが、それ以上にいいこともいっぱいあるので、転職してよかったなと思っています。

― 今後の目標を教えてください。

保永さん：新しいブランドを探して、日本にまだ入荷されていない可愛いブランドをバイイングしていきたいです。また、反対にHONEY MI HONEYを海外へ展開していくのが目標です。あとはインスタのフォロワー数が早く100kにならないかなと試行錯誤しています。

「HONEY MI HONEY」プロダクトマネージャーのライフスタイル

― 美容面で気を付けていることを教えてください。

保永さん：美容院に行くことが好きで、月に1回はカラーに行き、いろんなカラーを試したています。真っ赤にしたのですが、落ちちゃって今はピンクカラーのヘアスタイルです。化粧品も大好きなので、化粧品の情報もいろいろ集めてて、海外の通販サイトをよく見ています。そこでオーガニックや自然派コスメ、食べ物とか、買い込んでいます。

あとは、販売員のときもそうだったのですが、オフィスにてずっと座りっぱなしでも足がむくむので、毎日マッサージをしてから寝るようにしています。

― 休日はどのように過ごしていますか？

保永さん：それこそ、美容院に行ったり、ネイルサロンに行ったり、あとは友達と会ってご飯に行くことが多いです。もし休みがあったら、韓国旅行が好きなので、1人でも行っています！

― 普段ファッション情報はどのように取り入れていますか？

保永さん：常にInstagramを見ています。いろんな方をフォローしていますが、フォローしていないアカウントもチェックしています。海外のブランドが多いかな。海外ブランドのSNSって画像や色の使い方などPRの勉強にもなるんですよね。それに、インスタを見ているとお客様のことが見えて、市場調査に繋がります。あとは「#ハニーミーハニー」を検索して、どんなお客様がいるのか、チェックしています。

「HONEY MI HONEY」で働くためには

― 「HONEY MI HONEY」にはどのような人が相応しいですか？

保永さん：例えば販売員だったら、販売だけでなく、会社全体のことを考えられる人がいいなと思います。そして、みんなが競い合うというより、みんなが1つの目標に向かって頑張れる職場なので、思いやりを持つことが大事です。

あとはやはりブランドのことを理解していないといけないので、デザイナーの意向をいかに把握できるかどうかも大事。それを汲みとってPRしていけるのか、それに合わせたバイイングをしていけるのか…。ターゲット層が幅広いブランドなので、トレンドや今の流れに敏感になり、1つのジャンルだけでなく、いろんなジャンルに目を向けられる人がいいなと思います。

― 入社するまでには書類、面接…とあると思いますが、通過できるポイントを教えてください。

保永さん：HONEY MI HONEYでは、全身写真を送ってもらうのですが、その中で自分のキャラクターを活かしたコーディネートができているかがポイントです。あとは志望動機や自己PRとか、記入欄にいっぱい書いてあると、グッときます。

面接では、自分らしさとHONEY MI HONEYの世界観にマッチングできるスタイルがいいなと思います。HONEY MI HONEYっぽくなくてもいいのですが、店舗に立ったときのイメージができるようなスタイルがいいと思います。