LIP SERVICEプレス、一時期アパレル業界を離れるも夢を叶える「女性として輝ける仕事」　モデルプレスインタビュー

2016.05.06 18:15

LIP SERVICEプレス、一時期アパレル業界を離れるも夢を叶える「女性として…

【LIP SERVICE／モデルプレス】株式会社リンワンのアパレルブランド「LIP SERVICE（リップサービス）」のプレス1年目の宮本なつみさん（24）にインタビューを実施。18歳のときアパレル業界に就職し、LIP SERVICEの販売員として働いるときからプレスになりたいと思うも断念。約2年間アパレル業界を離れたが、やはりプレスになりたいという夢を諦めきれないと思っていたところ、チャンスが舞込み、再びLIP SERVICEに就職し、念願のプレスになったという。

― 一時期はアパレル業界から離れていたそうですね。

宮本さん：19歳のときから約2年間SHIBUYA109でショップ店員をやっていました。そのあと、アパレル業界以外の世界も見てみたいと思い、約2年間他業種で働きました。でもやっぱり自分にはアパレルが合っているなと感じ、前の会社を辞めようか考えていたときに、LIP SERVICEの先輩からプレスをやらないかと声を掛けていただきました。ずっとプレスがやりたいという気持ちがあったので、社長とお会いしたときにお話させていただき、やらせてくださいといい昨年10月にタイミング良く再び入社しました。

― 約2年間アパレル業界を離れていましたが、そのときはどのような思いでしたか？

宮本さん：アパレル業界でしか働いたことがなかったのですが、女性として輝ける仕事にやりがいをとても感じていました。新しい職場では忙しい毎日を淡々とこなし、次第に自身自身に時間をかけなくなり、自分に自信が持てなくなっていました。

そのとき、自分がやりたいことってなんだろうと悩みました。元々このブランドが憧れでLIP SERVICEで働いていたので、辞めてからも気になる存在でした。それにやっぱりキラキラとした女性でいたいという気持ちが強くなり、またアパレル業界で働きたいと思うようになりました。

LIP SERVICEプレスの仕事内容

― LIP SERVICEのプレスの仕事内容を教えてください。

宮本さん：媒体にお洋服を貸し出しするリースや、その掲載リストの作成、SNSの更新、シーズンを通してのプロモーション計画の考案などの日々の業務があります。それにプラスしてカタログ制作やビジュアルの撮影、雑誌のタイアップ企画、展示会の準備など。あとは、LIP SERVICEが似合いそうなモデルさんへのアプローチとして所属事務所に連絡して「よかったら着てみてください」と伝えてもらっています。

― プレスと聞くと外部の方との関わりが多そうです。

宮本さん：代理店の方やスタイリストさんが多いです。テレビより雑誌へのリースが多く「JELLY」や「Popteen」「S Cawaii！」「姉ageha」「小悪魔ageha」などです。

― ショップ店員をやっているときからプレスになりたいという気持ちが強かったのですか？

宮本さん：ショップ店員をやっているときは、接客がメイン業務のため同じことを繰り返しているようでした。自分はもっともっと成長したいという気持ちが大きかったので「いろんなことに挑戦してみたいから、プレスになりたい」と思っていました。

― なぜそんなにプレスがやりたいと思ったのですか？

宮本さん：LIP SERVICEで働き始めたばかりの頃は、プレスの業務について理解しておらず、雑誌などに出演しているプレスの方を見て、ブランドの顔なのかな、とプレスが憧れの存在でした。

でも実際は、1日にリースが何本もあったり、雑誌の掲載リストを作成したりと地味な作業も多いです。今は慣れましたが、プレスになった一番始めは、洋服についてまだまだ知らないことが多かったので、最初は値段を覚えることから始めました（笑）。リースのスピードも早いのでそのスピードに合わせる事も大変でした。

― プレスの業務はやはり大変ですか？

宮本さん：カタログなどの制作物関連が大変です。カタログなどの制作物は、全体撮影イメージ、撮影場所などいちからディレクターと話し合い決めていきます。撮影現場ではスタイリングや洋服の見え方などしっかりチェックしていきます。また、デザインの修正やクレジットや色校正の確認をしたりする作業は何度も行い、細かい作業でもあるので間違いが無いようにしています。

― でもその分やりがいもすごく大きそうです！

宮本さん：初対面のスタイリストさんばかりで、仲が深まり、リースでお貸し出ししたアイテムを雑誌に多数掲載していただけるとやはり嬉しいですね。先程言ったカタログなど出来上がった物を実際に見た時の気持ちは本当に大きいです。ファッションイベントにも出演させていただいているので、そういう大きなイベントは終わったあとに達成感を感じます。

― 今後の目標を教えてください。

宮本さん：まだまだ未熟なので、一人で考えて発信できるようになり、もっともっと人との関わりや繋がりを増やしていきたいです。そして、LIP SERVICEがより多くの方に愛され続けるブランドにしていきたいです。

LIP SERVICEプレスのライフスタイルにも迫る

― プレスはブランドの顔と言われていますが、美容面で気をつけていることを教えてください。

宮本さん：ネイルやヘアに気を使ってサロンにすぐ行くとか、お風呂は熱めにして、短時間で一気に汗を出すようにしています。あとはたくさん笑って、たくさん食べること。あまりストレスを溜めすぎないようにしています。

― お休みの日はなにをされていますか？

宮本さん：先ほどもお話しましたが、ネイルサロンや美容院に行きます。あとは散歩をしたり（笑）。友達と騒ぐことがリフレッシュになるので、女子会をよくやります。

― トレンドにも敏感になると思いますが、ファッション情報はどのように取り入れていますか？

宮本さん：雑誌を見たり、Instagramをチェックしたり、仕事終わりに新作を見にいろんなお店に行っています。モデルさんや海外のファッションもSNSでチェックしています。

LIP SERVICEで働くためには

― どのような人がLIP SERVICEに相応しいですか？

宮本さん：社交的で愛嬌のある方！とてもアットホームな会社で、事業部ごとの連携も取りやすいので、なんでも気さくに話せる人が向いていると思います。

― プレスに向いているのは？

宮本さん：気配りができて、情報察知力が高い人。あとは、ミーハーの方が仕事をやっていて楽しいと思います！

― 書類、面接…と選考ではどのようなところをポイントとしてチェックしていますか？

宮本さん：ブランド愛やどうしてLIP SERVICEで働きたいのかという気持ちをきちんと伝えられる方がいいと思います。面接時の服装は、全身LIP SERVICEだと逆に無理している感が出てしまうので、LIP SERVICEのアイテムを取り入れつつもトレンドを意識したコーディネートの方が好印象だと思います。

夢を叶える秘訣を語る

― 夢を追いかけている女の子に向けて夢を叶える秘訣を教えてください。

宮本さん：やりたいことは口に出すこと。周囲の協力もやっぱり必要だと思います。あとは思い立ったらすぐに行動すれば、その結果がどうであれ自分の成長に繋がると思います。

― ありがとうございました。

一度はアパレル業界を離れるもやっぱり女性が輝ける職業はアパレル業界だと気が付いたという宮本さん。華やかそうなイメージがあるが地味な作業も多いアパレル業界…だからこそ多くの女性がより一層輝いているということを教えてもらいました。

そして夢は諦めなければ叶う―――。遠回りをした彼女だが、ファッション、そしてLIP SERVICEへの愛があったからこそ、チャンスが巡って来たんだなと感じることができました。（modelpress編集部）