「LOVELESS」ショッププレスとは？兼任する理由、両立の大変さとやりがいを語る　モデルプレスインタビュー

2016.10.25 17:00

「LOVELESS」ショッププレスとは？兼任する理由、両立の大変さとやりがいを語…

【LOVELESS／モデルプレス】株式会社三陽商会のアパレルブランド「LOVELESS（ラブレス）」のショッププレスとして働く入社3年目の谷垣なつみさん（27）にインタビューを実施。1年ほど前にショッププレスに抜てきされ、プレスと販売員を兼任している谷垣さん。兼任するようになった理由、そして両立の大変さとやりがいを語ってくれました。

「LOVELESS」プレスと販売員を兼任した理由

― なぜプレスと販売員を兼任することになったのでしょうか？

谷垣さん：大学を卒業して大阪から上京してきて、ずっとセレクトショップで働きたいと思っていました。入社してから販売員として働いていたのですが、1年ぐらい経過したとき、本部から声を掛けていただきました。プレスが一枠空いてしまい、外部からではなく販売員からやってもらいたいということになったらしく、抜てきされました。販売員を1年経験して、だいたいの仕事をやらせていただいたので、ちょうど別の職種にも興味があった時期でした。プレスがどんな仕事をしているのか正直わからなかったのですが、販売員と兼任しながらやることになりました。

今は、販売員の在籍人数によって週2～3回ほど店頭に立っています。プレスの業務だけやっているより、私はお客様のリアルな声を汲み取って、プレス業に活かしたいと思い、会社もそういう方針だったので、ショッププレスという肩書きで両方を兼任しています。

― 「LOVELESS」にはプレスのみの方はいないのでしょうか？

谷垣さん：メンズに1人います。もう1人レディースのプレスもいるのですが、週1回店頭に立っているという感じです。

― 今後プレス一本になる予定は？

谷垣さん：「一本化してほしい」と言われたりしますが、私としては兼任していきたいなって。お客様と接しられる販売員も楽しいことばかりです。

「LOVELESS」ショッププレスの仕事内容

― LOVELESSショッププレスの仕事内容を教えてください。

谷垣さん：プレスはリース業務が主な仕事です。そのほか、年2回「GirlsAward」に出演しているのでショーの手伝いや、年に何回かあるイベント、年2回の展示会を開催したり。あとは、雑誌などのタイアップ記事の進行にも携わっています。

販売員としては接客がメインです。最近は新人スタッフの教育も担当しています。毎日店舗にいたら慣れてしまい、気がつかないことがあると思います。なので、私は客観的に見て「ここ出来てないですよ」など率先して注意しています。

― 兼任は大変だと思います。どのようなところに苦労していますか？

谷垣さん：最初は大変で、混乱していました。どっち付かずになっちゃうんですよね…。プレスも覚えることがいっぱいで、でも店舗のことも放っておけなくて。「一体なにがやりたいんだろう」と葛藤もあったのですが、最近は立ち位置もわかってきたので、混乱もなくなりました。

― でもプレスも販売員もやりこなせるようになったからこそ、やりがいも倍になったと思います。

谷垣さん：そうですね。私毎日同じことってできないんですよ（笑）。入社して1年間販売をして、正直やりきった感があって。そんなときにプレスの話があって、プレスも1年のスケジュールが決まっているので、単調ではあるのですが、その中でも波があって、やりがいや反省が毎回あるんですよね。両方できるからこそ、毎日が楽しい。それがやりがいに繋がっているんだと思います。

― 今後の目標を教えてください。

谷垣さん：まだまだ1人では出来ないことばかりなので、もうちょっと人脈を広げたいなと思っています。アパレル業界のみならず、ほかの業界の方ともたくさん接してみたいです。そのためにまずは一人前のプレスになります！

「LOVELESS」ショッププレスのライフスタイル

― 美容面で気を付けていることを教えてください。

谷垣さん：スタイリストさんや雑誌の編集の方から「これいいよ」という話を聞くと、試しています。あとは休みの日はたくさん睡眠をとって、美味しいものを食べるようにしています（笑）。

― 今、休日はシフトですか？どんなことをして過ごしていますか？

谷垣さん：今は基本的に月・木はプレスとして働いているので、火・水・金・土・日のどこかでお休みをいただいています。だいたい平日休みの事が多いですね。

休みの日は映画を観に行ったり、寝たり、日頃溜まっている家事をしています。友達と遊びに行ったりもします。あと、店舗にもよるのですが、私たちの会社では半年に1回4～5日間ほどの連休を取得できるので、そのときは今まで溜め込んだものをすべて発散するという意味で旅行に行っています。

― 普段ファッション情報はどのように取り入れていますか？

谷垣さん：ネットが多いです。ファッション情報がまとまっているサイトを見たり、あとはインスタなどのSNS。「こういうパーティーしているんだ」「ここにオープンしたんだ」とかもチェックしています。

「LOVELESS」で働くためには

― LOVELESSにはどのような人が相応しいですか？

谷垣さん：人に好かれる人。最初の面接のときに言われるのですが、人に好かれる＝お客様に好かれる人です。人当たりがよくて、明るくて元気で挨拶が出来たら、それだけでいいのかなと思います。あとは、やっぱりファッションが好きな人ですね！

プレスは、それらにプラスしてコミュニケーション能力が高くて、空気が読める人。どこのプレスの方を見ていても、気が利く人ばかりだなと感じています。

― 入社までには書類、面接とありますが、通過できるポイントを教えてください。

谷垣さん：ハキハキしていて、元気よく！面接ではテンパってしまう人も多いかもしれませんが、接客業なので、自分の意見をきちんと言えたり、元気よく話せることが大事なのかなと思います。書類は写真写りが大事です。特にアパレル業界が初めてなら、人懐っこい雰囲気かなど、ぱっと見で決めるそうです。

夢を叶える秘訣を語る

― 夢を追いかけている女の子に向けて夢を叶える秘訣を教えてください。

谷垣さん：一生懸命やっていると誰かが見ていてくれると思います。「夢なんて叶わないでしょ」と思っていたら一生叶いません。自信を持って、一生懸命やれば、叶うと思います。楽しいことばかりではありません。大変なこともあると思いますが、楽しいことに辿り着くまで頑張ってください。

― ありがとうございました。

取材中、ほかのスタッフさんや来社中のスタイリストさんとも積極的にコミュニケーションをとり、フォローされていた谷垣さんは誰からも愛されているんだなと感じることができました。プレスと販売員を両立するのは簡単ではないはず。しかし、彼女はたくさんの人に支えられているからこそ、両立をこなしています。そんな彼女は必ず今度はLOVELESSを支える存在へと成長していきそうです。（modelpress編集部）

ある日の1日の流れ

10：00～　出社
プレスルームの掃除・整頓、１日のスケジュールチェック

11：00～
メールチェック、リース返却対応、社内業務

12：00～
電話対応など、昼食

13：00～
リース対応、雑誌掲載の確認・資料作成、アンケートの返信、その他もろもろ業務

21：00～22：00ごろ　帰社