【Q-pot./モデルプレス】株式会社グラムのアクセサリーブランド「Q-pot.(キューポット)」のプレスとして働く入社10年目の荻原敏恵さん(36)にインタビューを実施。販売員としてQ-pot.に入社しましたが、産休・出産・育休を機にプレスとして復帰。現在、子育てをしつつも、仕事をバリバリとこなしている荻原さん。2児の母でもある彼女に、仕事のスタンスなどについて語ってもらいました。

モデルプレスのインタビューに応じた荻原敏恵さん(C)モデルプレス
モデルプレスのインタビューに応じた荻原敏恵さん(C)モデルプレス

「Q-pot.」プレスの仕事内容

アクセサリーをチェック(C)モデルプレス
アクセサリーをチェック(C)モデルプレス

― 「Q-pot.」プレスの仕事内容を教えてください。

荻原さん:「Q-pot.」の新作アクセサリーや、「Q-pot CAFE.」のスイーツの新メニュー、コラボレーション、ドネーション活動などプロモーションが主な仕事です。年2回の展示会やプレスプレビュー等の実施、商品リースや撮影の立ち会い、年2回のムック本の企画立案、絵コンテ、撮影、校正まで全て行い、メールマガジンやホームページのニュース作成なども行っています。中でもムック本は0から出版社と制作しているので、長期間を要しとても時間がかかります。雑誌を作っている編集者のようなところまでやらせていただいています。

― これまで働いてきてやりがいや苦労したことを教えてください。

荻原さん:展示会やデザイナーのサイン会、販売ヘルプなど様々なイベントでゲストから直接喜びの声をうかがえたり、お褒めの言葉をいただけたり、笑顔になられている姿を見ると、やりがいを感じます。自分たちが行ってきたプロモーションでゲストに認知していただき、わざわざ数あるブランドの中からQ-pot.を選んで足を運んでくださったのだと思うと本当に嬉しくなります。もっとたくさんのゲストに届けたい、まだ見ぬゲストにQ-pot.を体感してもらいたいと強く思っています。

デザイナーから生み出された作品や世界観を、どうすればそのままゲストまで届けることができるのか、現在も常に考えていて、そこがプレスとしていつも苦労している点です。また、急な取材オファーやリース対応、校正確認なども多く、スケジュール通りにはいかないことばかりなので、常に、Q-pot.のプレスという自覚を持ち、どんなイレギュラーなことにも柔軟に対応できるように心がけています。

「Q-pot.」プレスになった理由

リース対応中(C)モデルプレス
リース対応中(C)モデルプレス

― 入社してから、これまではどのような仕事をしていたのでしょうか?

荻原さん:まずQ-pot.入社前は他ブランドのアパレルの販売員を経て、店長として働いていました。そして、26歳で次のステップを考えていたときに、「なにがしたいのか」というより、「なんのために働いていくのか」とすごく考えていました。ちょうどそのときに、Q-pot.のデザイナーとディレクターに出会い、「世界中に笑顔の連鎖を広げたい」というブランドコンセプトや「いつか必ずアフリカに井戸を掘る!」という夢をうかがい、私も一緒にやりたい!と思うようになりました。Q-pot.に入社してからは、販売とエリアマネージャーとして努め、それから出産、産休を機にプレスとして復帰しました。Q-pot.ではドネーション活動を行っているのですが、企業様とのコラボレーションで初めてエチオピアに給水施設を設置できたときは感動でいっぱいでした。現地の子どもたちから感謝のお手紙が届いたときにはみんなで大号泣したのを鮮明に覚えています。

― なぜプレスになろうと思ったのでしょうか?

荻原さん:産休から復帰するとなったときに、母親として、仕事の時間の問題がありました。どんな仕事でもそうですが、特に販売員は店舗に穴を開けるわけにはいきません。子どもが急に熱を出したからといって、現場にも迷惑をかけることも出来ないため、会社も考えてくださっていて、プレスという形で復帰しないか、提案していただきました。

おすすめアクセサリーをスタイリストさんに説明中(C)モデルプレス
おすすめアクセサリーをスタイリストさんに説明中(C)モデルプレス

― プレスを提案していただいたとき、葛藤はなかったのでしょうか?

荻原さん:Q-pot.に入社したとき、ブランドとしてはまだまだ駆け出したばかりだったので、みんなで作り上げていくというスタンスでした。だから、先輩の真似をしながら仕事を進めつつも、プレスって実際なにをするんだろうと思って悩みました。また母親としても初めてだらけの時期だったので、仕事と育児の時間の使い分け方や、時間のかけ方にすごく悩みました。プレスの業務は、日中は撮影等で現場に出られているスタイリストさんやライターさん、編集の方が主なお仕事相手だったりするので、本当に昼夜問わず、やり取りする事があります。常にプレスとして意識していなくちゃいけない感覚がありました。そこがすごく難しかったですし、葛藤がありましたね。

― それを乗り越えて、8年間も続けてこられているんですよね。

荻原さん:そうですね。当時も現在も会社の先輩にも働いている女性がいて、決して子どもを言い訳にしないで仕事に全力で向き合う姿を目にしてきたので、私もそうなりたいと思いました。世の中の働いている母親たちは、みんなそういう覚悟で現場に行っていると思います。最初は仕事に穴を空けてしまったこともあったのですが、やっぱりそれだと失敗してしまう、誰かに迷惑をかけてしまいます。会社から必要とされるのも嬉しかったですし、やりながら、だんだんとプレス人生になってきたんだと思います。

― 今後の目標を教えてください。

荻原さん:なにが飛び出すかわからないワクワク感、ドキドキ感をいつまでも忘れず、Q-pot.のブランドコンセプトである“身に付けている人もそれを見ている人も楽しくなるようなポジティブアクセサリー”を体現できる人でありたい。このコンセプトにすごく共感していますし、入社したきっかけでもあったので、そこを一緒に担っていきたいと今でも変わらず純粋に思っています。プレスってブランドの顔として表に立つことも多いので、私が付けているものを見て笑顔になってもらったり、魅力的な人で在り続けたいですね。なので、あんまりネガティブなことは言いたくないですし、表にも出したくないですね。ブランドコンセプトの“笑顔の連鎖が世界中に広がれば、世界はきっと平和になる”って本当に思っているので、常に笑顔でいます!

「Q-pot.」プレスのライフスタイル

打ち合わせ中(C)モデルプレス
打ち合わせ中(C)モデルプレス

― 美容面で気を付けていることを教えてください。

荻原さん:いつも心を元気でいることと、ちゃんと食べて、よく睡眠をとって、適度なご褒美をとること。

― お休みの日はどのように過ごしていますか?リフレッシュ法はありますか?

荻原さん:子どもと一緒に遊んだりすることです。母親として、子どもとの時間に丁寧に向き合えるとリフレッシュできます。あとは、1人の時間を作ったり、美味しいご飯を食べに出かけたり。

― 普段ファッション情報はどのように集めていますか?

荻原さん:雑誌やWEBは流行の情報源としてチェックしていますが、毎シーズンブランドコンセプトが打ち出されるので、それに合わせて服選びやヘアスタイルを変えています。個人的には、年齢に囚われず、流行に流されすぎず、かしこまりすぎない遊び心のある服装が好きです。だから、Q-pot.のアクセサリーが好きなんだと思います。大人の方にも身に付けてもらいたいです。

「Q-pot.」で働くためには

荻原敏恵さん(C)モデルプレス
荻原敏恵さん(C)モデルプレス

― Q-pot.にはどのような人が相応しいですか?

荻原さん:Q-pot.が大好きで、Q-pot.の知識があるといいですね。どんなブランドもプレスには、販売をきちんと経験してきた人の方がいいのかなと。もちろん、そうではない方もいると思いますが、それが1番自然な流れなのかなと思っています。やはり経験を積まれた方はお客様のことを理解しているので。あとは、プレスってすごく華やかに見えて、水面下ではかなりバタバタしています(笑)。体力と忍耐力は必要なポジションだと思います。

― 書類、面接…を通過できるポイントを教えてください。

荻原さん:ご自身が体感されたことや夢を、自身の言葉で情熱を持って伝えてくれる人に好感を持ちます。面接のときの服装は、清潔感、季節感、サイズ感を理解されていて、流行を取り入れている人がいいですね。Q-pot.のアイテムもつけてくれていたら嬉しいです。「今回の面接のために、持っていなかったけど買いました」という方も実際にいました。そう正直に言ってくれると素直な子だなと思います。

夢を叶える秘訣を語る

荻原敏恵さん(C)モデルプレス
荻原敏恵さん(C)モデルプレス

― 夢を追いかけている女の子に向けて夢を叶える秘訣を教えてください。

荻原さん:頭で考えずに、自分の心のまま動くこと。理屈で物事を語るのではなく、情熱や思いで人に語ることですかね。また、これまで生きてきた中で、何ひとつ無駄なことはなかったなと思います。今までやってきたこと、出会ってきた人々、人生において無駄なことなんて何ひとつないというのが、今の私の答えです。だから目の前で起こっていることに全力で取り組んでいけば、絶対に未来に繋がっていくと思います。今、ここで頑張れない人は、次に行っても頑張れるわけがないし、この壁をクリア出来ない人は次に行っても同じ悩みで躓いたり、乗り越えられずに諦めてしまうと思います。あと、仕事はずっと続けていくものだと思うので、せっかく続けるなら、楽しんで挑戦していってほしいです。目の前の出来事やご縁を大切にしながら全力で向き合っていったら、結果夢に近づいていくことになると思います。

― ありがとうございました。

「Q-pot.」プレスの荻原敏恵さん(C)モデルプレス
「Q-pot.」プレスの荻原敏恵さん(C)モデルプレス

2児の母とは思えぬ、個性溢れるファッションとパワフルな笑顔でインタビューに応じてくれた荻原さん。育児と仕事の両立はもちろん葛藤はあったそうですが、ポジティブに考えていたからこそ乗り越えられたはず。そんな前向きな荻原さんは、Q-pot.にとって欠かせない人材として活躍し続けそうです。(modelpress編集部)

ある日の1日の流れ

「Q-pot.」プレスルームで取材を実施(C)モデルプレス
「Q-pot.」プレスルームで取材を実施(C)モデルプレス

8:30~ 出社
1日のスケジュール・メールチェック・・校正確認等のデスクワーク業務

10:00~
取材対応

12:30~ 昼食

13:30~
リース対応・返却作業

14:00~
広報部内MTG

15:00~
MOOK制作に関するデスクワーク業務

18:00~ 帰社

荻原敏恵(おぎはらとしえ)プロフィール

荻原敏恵さん(C)モデルプレス
荻原敏恵さん(C)モデルプレス

ブランド:Q-pot.(キューポット)
職種:プレス
アパレル業界で働き始めた年月:2000年夏~
経歴:別ブランド販売員2000年夏~、Q-pot.販売員2006年1月~、プレス2008年9月~