「ROXY」プレスインタビュー “マーケティングプレス”とは?数々のアクシデントも経験

「ROXY」プレスインタビュー “マーケティングプレス”とは?数々のアクシデント…

【ROXY/モデルプレス】ボードライダーズジャパン株式会社のアパレルブランド「ROXY(ロキシー)」プレスとして働く入社4年目の鳥飼南希さん(29)がモデルプレスのインタビューに応じた。

モデルプレスのインタビューに応じた鳥飼南希さん(C)モデルプレス

「ROXY」プレスの仕事内容

― 「ROXY」プレスの仕事内容を教えてください。

鳥飼さん:マーケティングPRといってお客様がわくわくするような企画、イベントを考えたり、ROXYって素敵!と思ってもらえるような撮影をすることが主な業務です。と言うと、華やかと思われがちですが、イベントや撮影に至るまでには、各卸先のオーダー数の確認をした上でのアイテム選び、コーディネート提案、サンプルのスケジューリング、発送準備、イメージ作り、本国から送られてくるコレクションの説明文の翻訳など、たくさんの段取りを踏みます。

― これまで働いてきてやりがいや苦労したことを教えてください。

鳥飼さん:やりがいはたくさんあります。友達、最近知り合った方々含め、いろんな方が前はROXYは若いイメージを持っていたけど、大人でも着たいと思う商品たくさんあることがわかった!と言ってもらえたときや、周りでROXYを着てくれている人が増えていると実感する時です。色々なイベントや撮影がそのように響いていることに喜びを感じます。あとはROXYファミリー(ROXY snap Girl、ROXY Snow Girl, ROXYアンバサダー、ROXYインストラクター、スタッフ)含め、イベントを通してお互いを知り、みんながお互いのことを応援して、一緒に色々なことにチャレンジできる、素敵な関係を築いていることをすごく嬉しく思っています。

苦労したこと…アクシデントをどういうふうに乗り越えるかわくわくするタイプなので、あまりないのですが、入社してすぐにモデルさんと私の2人でメキシコの僻地のROXYグローバル撮影に参加し、着いたらWi-Fiもなく電波もなく、到着の報告もしばらくできなかったことがありました。その次のグローバル撮影では、インドネシアの離島までの3回乗り換えのフライトチケットが送られてきて、1回目の乗り継ぎが夜中着の便で空港内で待たせてもらえるはずが、すべてクローズしていて、外でバスタオルを下に敷いてモデルさんと2人で何時間も待ったりとか。やっと着いたと思ったら、チケットの送られてきていない4回目の乗り継ぎをしないといけないことが発覚したりと、アクシデントだらけでした。旅だったらそれも楽しむことができたのですが、仕事のため、とにかくモデルさんに申し訳ない気持ちでいっぱいでした。入社までに旅や短い時間ですが海外で生活をしたことがあったので、言葉が満足に伝わらない慣れない場所でのアクシデントの乗り越え方が役に立ったと思います。

「ROXY」プレスに就いた理由

新作をチェック中(C)モデルプレス

― なぜプレスをやるようになったのでしょうか?

鳥飼さん:以前、アクセサリーの会社でバイイングやリースなど、様々な業務を担当していて、そこでマーケティングも少しだけ携わっていました。どうやったらモノが売れるか、何を見て人がモノを買いたくなるか、考えるのが好きだったので、転職活動時にROXYマーケティングプレスの募集を見て、マーケティングをしっかりやってみたいと思い、応募しました。マーケティングプレスのみの仕事をやるのはROXYが初めてです。

― 数あるブランドの中から、なぜ「ROXY」で働こうと思ったのでしょうか?

鳥飼さん:もともとファッション系の仕事に就きたいと思っていました。地元が湘南なのもあり、サーフカルチャーのようなものは周りに当たり前のようにあったのと、横乗り業界に知り合いが多かったことが大きいと思います。ファッション系の中でもサーフブランドの方が自分に合っているなと思い、ROXYを選びました。

― 今後の目標を教えてください。

鳥飼さん:海系のイメージが強いブランドですが、普段でも着ることのできるアパレルや、フットネスアイテムも揃っているので、より幅広い層の方に着てもらえるよう、いろいろな施策をすることです。

「ROXY」プレスのライフスタイル

新作をチェック中(C)モデルプレス

― ファッションを参考にしている人や、ファッションの情報源を教えてください。

鳥飼さん:今までの何年分もの雑誌のスクラップ。最近の雑誌ではHONEY、Ginaが好き。Pinterestで好きなテイストの写真を探して楽しんでいます。

― 美容面で気を付けていることを教えてください。

鳥飼さん:スタイルキープのためではないのですが、キックボクシングをしています。もともと筋肉質なので、痩せるというよりはむしろ筋肉がついて太くなりました。でもミットにあてた時の音が気持ちよくて楽しく、とてもよい運動になっています。

そのほかは特になく、ジャンクな食べ物も大好きで、一日中何かしら口にしています。肌のためには、2年前ほど前は全身ニベアかココナッツオイルを塗ればよいと思っていましたが、最近気を付け始めました。ファンデーションを塗った日は、友達に勧められて買ったクラリソニックの洗顔ブラシを使っています。あとは、化粧水を一番先に塗るのが一般的ですが、導入液として使えるオイルを最初につけるのがいいと聞き、トリロジーのオイルを最初に塗っています。身体はヴェレダのオイルをたっぷり塗っています。

― 休日はどのように過ごしていますか?

鳥飼さん:家からすぐの海岸に朝ごはんを持って行ってゆっくりしたり、いつも食事をするダイニングではない部屋で食べてみたり。江ノ島でSUPをするのも、友達とピクニックをするのも好きです。平日原宿まで通っている分、東京の友達とは平日に会うことにして、休日はなるべく地元で過ごすことに決めています。

「ROXY」で働くためには

PC作業中(C)モデルプレス

― どのような人が「ROXY」には相応しいのでしょうか?

鳥飼さん:ポジションによって違うため一概には言えませんが、ROXYの世界観をよく理解している人が合っていると思います。サーフィンやスノボが出来なくてもいいんです。海や山、自然が好きだったり、何かにトライする精神や、スポーツやおしゃれを楽しむことができる人。色々なことに興味を持てる人はより仕事を楽しめると思います。また、プレスには、人と話すことが好きだったり、名前を覚えることが得意だったり、その人の特徴やセンスを知ることができる人が向いていると思います。例えばですが、このコーディネートならあのモデルさんが似合うな~とか、想像できることが大事だと思います。

― 書類・面接…と通過できるポイントを教えてください。

鳥飼さん:私は面接官でないので、わかりませんが、アドバイスとして言えるのは、ブランドのことを改めて考えてみること、自分のどんなところが自分で好きかよく考えて、そこをアピールすること。ROXY好きをアピールというよりは、サーフ業界のブランドについてはもともと色々なイメージとともにポジションマップが頭にあったので、クールならあのブランド、大人っぽいのはあのブランド、などのようなことも話せたら良かったのかなと思います。今後のROXYで何したらよいと思う?と聞かれ、いくつかアイディアを出した覚えもあります。ROXYさん、私のこと採用した方が絶対良いのになあ、って思いながら話したような気がします(笑)

また、面接の服装ですが、私はROXYの世界観をわかっていることを伝えたかったので、肌を出しすぎず、カジュアル過ぎないよう、エスニックなトップスとコットンの無地パンツを選んだ記憶があります。2回目は気に入ってもともとよく着ていたROXYのシャツを着て行きました。

夢を叶える秘訣を語る

「ROXY」プレスの鳥飼南希さん(C)モデルプレス

― 夢を追いかけている女の子に向けて、夢を叶える秘訣を教えてください。

鳥飼さん:とにかく好きと思えることをどんどんやってみること。それを発信すること。SNSやWEBだけではなく足を運んで経験して、人に話していくこと。アイディアをもらえることもあるし、人に話しながら自分の中で整理されてアイディアが出てくることもあります。話したことを覚えてもらえて繋げてくれることもあります。

あとは、人の夢も一生懸命応援すること。次はこうしてみたら夢に近づくんじゃない?などのアイディアも一緒に考える。一緒に喜べるし、同時にパワーももらえる、そこから学べることもあると思います。友達の夢を聞いて、一緒に考えることはその友達の経験も一緒に学べるくらいのことだと思っています。目標を書いて何をしたらそこに繋げられるかのリストアップとかも良いと思います。

― ありがとうございました。

(modelpress編集部)

ある日の1日の流れ

「ROXY」プレスルームで取材を実施(C)モデルプレス

9時半~ 出勤
メールチェック、撮影のコーデ決め

12時~ お昼休憩

13時~
撮影場所候補探し

14時~
撮影スケジュール決め

15時~
ブランドミーティング

17時~
掲載雑誌チェック

18時 退社

鳥飼南希(とりかいなみき)プロフィール

鳥飼南希さん(C)モデルプレス

ブランド:ROXY(ロキシー)
職種:プレス
アパレル業界で働き始めた年月:2012年
経歴:アクセサリーブランド2012年8月~、ROXYプレス2014年5月~

実際に働いている人の声は?

ROXY

関連記事

この記事の関連ブランド