「三愛水着楽園」から「San-ai Resort」に改名 17年来のデザイナーが語る仕事内容とは「女性が1番キレイな状態になれるお手伝いができれば」
「三愛水着楽園」から「San-ai Resort」に改名 17年来のデザイナーが…
【San-ai Resort/モデルプレス】「三愛水着楽園」から「San-ai Resort(サンアイリゾート)」と改名した株式会社Ai(旧株式会社三愛)のデザイナーとして働く入社18年目の廣重富美子さん(37)がモデルプレスのインタビューに応じた。
「サンアイリゾート」デザイナーの仕事内容
― 「サンアイリゾート」デザイナーの仕事内容を教えてください。
廣重さん:主には水着のデザイナーなので、売れ筋チェックをし、トレンドをまとめ、企画します。デザイン画を書いたり、プリントの配色を作ったりします。パタンナーさんとのやり取りもたくさん行います。お洋服と違うのは、9割型の素材を1から作るため、1つ1つ作り上げるのに時間がかかってしまうところです。
最近は水着だけでなく、水着の上から羽織るリゾートウェアや、スポーツのときに着用するアクティブウェアなどもデザインしています。夏に比べたら少ないのですが、海外旅行に行く人が年々増えているので、秋冬でも水着の新作を出すようにしています。
― これまで働いてきて、やりがいや苦労したことを教えてください。
廣重さん:自分が考えたものをパタンナー、生地屋さん、工場が形にしてくれて、お店で
お客様が喜んで購入してくれたときはやりがいを感じます。4年前にReirという30代向けのを作り、昨年から、期間限定のお店もできました。皆がブランドを大きくしてくれようとしています。
自分の考えがうまくまとまらない、案が出ないときは今でも苦しいです。例えばお客様の声を売り場を通していただくのですが、それを上手く返したいのにデザインに落とし込めないときなどです。新しいものを考えるとき、すぐにデザインが思い浮かぶときといくら考えても出てこないときがあります。
「サンアイリゾート」デザイナーになったきっかけ
― なぜ「サンアイリゾート」のデザイナーになったのでしょうか?
廣重さん:子どものときからの夢で、デザイナーの専門学校に通っていました。そのときの先生に今の会社を紹介してもらい、2001年に水着のデザイナーとして入社しました。
元々お洋服より、学生時代から女性の体をキレイに見せる、フィットしたアイテムに興味があり、下着や舞台衣装を学んでいました。今思えば、特別なシーンで着る1枚に選ばれる商品を作りたかったんだと思います。女性が1番キレイな状態になれるお手伝いができればいいなと思っていました。
― 17年という長い間「三愛水着楽園」でデザイナーとして勤めていますが、転職願望などはなかったのでしょうか?
廣重さん:弊社の中でブランドがいくつかあって、この17年の間にいろいろなブランドに携わってきましたが、4年前に初めて自分でブランドを立ち上げさせていただきました。なにか変えたいと思うタイミングでいつも変化があったので、転職しようとは思いませんでした。
― 今後の目標を教えてください。
廣重さん:今担当しているブランドを皆さんに知ってもらえるようになりたいことと、一緒に働いているメンバーが素敵なデザイナーになれるようにサポートしていきたいです。
「サンアイリゾート」デザイナーのライフスタイル
― 美容面で気をつけていることを教えてください。
廣重さん:ここ最近のブームは美容と健康です。化粧品が好きなので、スキンケアはしっかりしてます。最近は食べ物に気をつけたいと思っています。そしてしっかり睡眠をとります。
― 休日はどのように過ごしていますか?
廣重さん:ベタですが、ヨガはリフレッシュできます。あとは友達ととくだらない話で笑ったり、1年に1回は旅行をしています。
― 普段どのようにファッション情報を取り入れていますか?
廣重さん:インスタや、ピンタレストをみて、そのときのブームをまとめます。
「サンアイリゾート」で働くためには
― どのような人が「サンアイリゾート」には相応しいのでしょうか?
廣重さん:アットホームなのでその環境に馴染める方が向いていると思います。デザイナーはある程度自分らしさを持っていないといけませんが、柔軟性もないといけません。頑固さと柔軟性のバランスを持っている方が向いてるかなと思います。
― 書類・面接…と通過できるポイントを教えてください。
廣重さん:好きな事が明確で、素直で明るいが1番です。面接のときの服装は、私は皆さんの好みが知りたいと思うので、自分が1番気に入っているスタイリングで来てほしいです。
夢を叶える秘訣を語る
― 夢を追いかけている女の子に向けて夢を叶える秘訣を教えてください。
廣重さん:諦めないことです!失敗してもめげないでほしいです。私も今に至るまでに、たくさん失敗しました。怒られることもありましたが、そのおかげで成長できました。失敗しないと成長できないです。
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)
ある日の1日の流れ
8:15 家を出発 電車の中でメールの確認、インスタ、企画の案をまとめます
9:15 出勤 メールの返信・作業
12:30 お昼休憩
13:30 会議
15:30 来客
17:00 店舗まわり
18:30 帰宅 メールのチェック、企画案のまとめ
廣重富美子(ひろしげふみこ)プロフィール
ブランド:San-ai Resort、Reir、Coral veil
職種:デザイナー
アパレル業界で働き始めた年月:2001年4月~
経歴:デザイナー2001年4月~
実際に働いている人の声は?
-
「THE NORTH FACE」店長インタビュー 育休復帰後もキャリアを目指す理由「ひとつの指針になれたら…」
THE NORTH FACE
-
「studio CLIP」インタビュー 販売スタッフからEC担当に…やりがい&苦労は?
studio CLIP
-
「apart by lowrys」EC担当インタビュー 店舗スタッフから本社勤務までの道のり…接客ロープレ大会で受賞も
apart by lowrys
-
<伊藤千晃インタビュー>「KIKI AND DAYS」立ち上げのきっかけとは?ディレクター業に迫る
KIKI AND DAYS
-
「ボタニスト」店長インタビュー 仕事内容・やりがい&苦労を語る
BOTANIST