皆様は、お風呂上りの保湿ケアをさぼらずに行うことができているでしょうか。お風呂上りは、肌が最も乾燥してしまいやすいタイミングの一つとして挙げることができます。しかしながら、お風呂上りの保湿ケアには、面倒くささを感じることも多いため、十分に行うことができていないというケースがとても多いようです。そこで、本稿では、1.お風呂上りの保湿ケアを行うタイミング、2.肌を保湿する方法、3.入浴後の乾燥から肌を守る方法について、ご紹介していきます。
お風呂上りには、乾燥しがち―肌にたっぷりの保湿を!
なぜ、お風呂上りには、肌が乾燥しがちになってしまうのでしょうか。まずは、「お風呂上りの肌が、乾燥しやすい理由」と「お風呂上りの保湿を行うタイミング」について、ご紹介していきます。
<お風呂上りの肌が、乾燥しやすい理由>
お風呂上りには、肌の脂分が失われており、水分が蒸発してしまいやすい状態であるため、肌が乾燥しやすくなっています。洗顔によって、顔の皮脂が落とされている状態をイメージすればよいでしょう。ちなみに、湯船やシャワーの熱いお湯によっても皮脂は取り除かれます。なお、お風呂上りには、体温が高まっていることによっても肌の水分が蒸発しやすい状態になっています。したがって、入浴によって体が温まっているときには、肌が乾く前に保湿を行うことが大切になります。
<お風呂上がりの保湿を行うタイミング>
入浴後には、できるだけ早く保湿を行うことが望ましいとされています。なぜならば、浴室を出た直後から、肌は急激に乾燥するためです。「タオル・ドライ」をする時点には、すでに肌の乾燥が始まっています。したがって、保湿は、多くの水分が肌に保たれている状態のときに行うことが理想とされています。
お風呂上りの肌を保湿する方法
お風呂上りには、どのように肌を保湿していけばよいのでしょうか。それでは、「お風呂上りの肌を保湿する方法」について、3つのステップに分けて、ご紹介していきます。
<ステップ1:プレ化粧水をつける>
まず、プレ化粧水によって保湿をして、汗がひくまで待ちましょう。これは、化粧水の成分が、お風呂上りの汗によって流されてしまうことを防ぐためです。「プレ保湿」が完了した後には、通常のスキンケアを始めていきます。プレ保湿をしたことによって、化粧水が肌に浸透しやすくなっています。なお、肌に何もつけていない状態のまま放置をすると、乾燥が進んでしまうため、注意しましょう。
<ステップ2:化粧水をつける>
まず、手のひらの上に化粧水をたっぷりと出しましょう。手の体温によって、化粧水を温めると、肌に浸透しやすくなります。そして、化粧水を顔の全体にまんべんなくつけていきます。その際、手のひらでやさしく肌を包み込むようにして、「ハンド・プレス」を行っていくとよいでしょう。これは、化粧水をきちんと肌に浸透させるためです。なお、コットンを使う場合には、繊維によって肌を傷つけてしまうことがないように、注意しましょう。ちなみに、NG例としては、1.コットンに含ませる化粧水の量が少ない、2.コットンで肌をこするなどを挙げることができるでしょう。
<ステップ3:乳液・クリームをつける>
乳液やクリームには、肌の水分を保つ役割があります。化粧水で肌に潤いを与えた後には、乳液やクリームによって、肌の水分の蒸発を防ぐことが大切になります。まず、乳液・クリームを手のひらの上に出して、広げます。そして、顔の中央から外側へ伸ばすようにして、全体になじませていきます。特に乾燥が気になる部分については、重ねてつけていくようにするとよいでしょう。例えば、目元や口の周りなどです。
お風呂上りの乾燥から肌を守るポイント
お風呂上りの乾燥から肌を守るためには、どのようなことがポイントになるのでしょうか。それでは、「お風呂上りの乾燥から肌を守るポイント」について、主なポイントを2つご紹介していきます。
<洗顔の習慣を見直す>
お風呂上りの乾燥から肌を守るポイントの1つ目は、「洗顔の習慣を見直す」ことです。シャワーの温度については、38~40度が目安となるでしょう。洗顔のときに使うお湯の温度が高すぎてしまうと、皮脂を落としすぎてしまう恐れがあります。また、洗浄力の穏やかな洗顔料を使うようにしましょう。これは、皮脂の落としすぎや肌への刺激を防ぐためです。なお、洗顔の際に、肌を強くこすることは、絶対にやめましょう。
<うるおい成分が配合されたコスメを使う>
お風呂上りの乾燥から肌を守るポイントの2つ目は、「うるおい成分が配合されたコスメを使う」ことです。肌の保湿に有効な成分に着目をして、コスメを選ぶようにするとよいでしょう。肌の保湿に有効な成分としては、1.ヒアルロン酸、2.セラミド、3.コラーゲンなどを挙げることができます。まず、ヒアルロン酸には、水分を保持する力が大きいという特徴があります。次に、セラミドは、人間の肌に存在する脂分であり、水分の蒸発を防ぐ役割を持っています。そして、コラーゲンは、肌の弾力を保つために必要なたんぱく質の一種です。
保湿ケアのタイミングと方法が、大切!
いかがでしたでしょうか?ここまでご紹介させていただいたように、お風呂上りの乾燥を予防するためには、保湿ケアのタイミングと方法が、とても大切になります。本稿を参考にして、入浴後の正しい保湿ケアを行っていくようにしてください。(modelpress編集部)
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