ラフィアとは？春・夏に取り入れたいさわやかな天然素材の基礎知識

あなたは、ラフィアという素材をご存知でしょうか。ラフィアは、春・夏用のアイテムに取り入れられることが多い天然素材の一つです。ラフィアには、様々な特徴があります。そして、ラフィアをお手入れするときには、ポイントがあります。そこで、本稿では、1.ラフィアの基礎知識、2.ラフィアの特徴、3.ラフィアをお手入れするときのポイント（トラブル別）について、ご紹介していきます。

ラフィアの基礎知識

そもそも、ラフィアとは、どのようなものなのでしょうか。まずは、「ラフィアの基礎知識」について、ご紹介していきます。

＜ラフィアとは？＞

ラフィアとは、ヤシ科の植物です。ラフィアは、ラフィアの葉を加工して作られる天然素材の繊維です。ちなみに、ラフィアは、主に、マダガスカルやインドなどで栽培されています。

＜ラフィアが使用される主なアイテム＞

ラフィアは、主に、帽子やバックなどに使用されます。一般的には、春・夏用のアイテムに取り入れられることが多いようです。明るい黄色や濃い目の茶色など、ラフィアの色を活かした様々なテイストのアイテムが売られています。

ラフィアの特徴

ラフィアには、どのような特徴があるのでしょうか。それでは、「ラフィアの特徴」について、ご紹介していきます。

＜柔軟性が高い＞

ラフィアの特徴の1つ目は、「柔軟性が高い」ことです。ラフィアは、麦わらと比較して、柔軟性が高い素材です。柔軟性が高いため、ラフィアは、手で形をアレンジすることもできます。

＜復元力がある＞

ラフィアの特徴の2つ目は、「復元力がある」ことです。ラフィアには、形が元に戻りやすいという特徴があります。したがって、ラフィアが使用されたアイテムは、比較的、長い間使用することができるといってよいでしょう。ちなみに、形が元に戻りやすいという特徴があるのは、ラフィアには、天然の樹脂が含まれているからです。そのため、ラフィアが使用されたアイテムは、ラフィアが乾燥してもろくなってしまったり、剥がれ落ちたりしてしまうことが少ないという特徴があります。これに対して、麦わらが使用されたアイテムの場合には、麦わらがこぼれ落ちてしまったり、劣化してしまったりすることも少なくありません。

＜風合いが変化する＞

ラフィアの特徴の3つ目は、「風合いが変化する」ことです。ラフィアには、使用を続けていくことによって、ツヤが増していくという特徴があります。加えて、次第に、やわらかくなっていくという特徴もあります。

＜水に弱い＞

ラフィアの特徴の4つ目は、「水に弱い」ことです。ラフィアは、天然素材であるため、水にぬれると痛みやすいという特徴があります。なお、水にぬれると型崩れやシミの恐れがあるので、雨の日については、ラフィアが使用されたアイテムの使用は、避けたほうがよいでしょう。また、ラフィアが使用されたアイテムのお手入れをするときにも注意をするようにしましょう。

ラフィアをお手入れするときのポイント（トラブル別）

ラフィアをお手入れするときには、どのようなポイントがあるのでしょうか。それでは、「ラフィアをお手入れするときのポイント」について、トラブル別にご紹介していきます。

＜汚れ＞

ラフィアに汚れがついてしまったときには、どうすればよいのでしょうか。まずは、布を水にぬらして絞ります。そして、布でラフィアが使用されたアイテムをたたいて、布に汚れを吸着させます。その際、合成洗剤の使用は避けるようにしましょう。もし、頑固な汚れが残ってしまう場合には、中性洗剤を10倍に薄めて使用するとよいでしょう。なお、干すときには、直射日光の当たらない風通しの良い場所で干すようにしましょう。

＜水ぬれ＞

ラフィアが水にぬれてしまったときには、どうすればよいのでしょうか。水にぬれてしまった場合には、直射日光の当たらない風通しの良い場所で干すようにしましょう。その際、型崩れを防ぐために、タオルや紙などをつめるようにしましょう。

＜型崩れ＞

ラフィアが型崩れをしてしまった場合には、どうすればよいのでしょうか。型崩れをしてしまった場合には、ラフィアが持つ復元力を活かして、直していくことになります。まずは、ラフィアが使用されたアイテムを元の形に戻します。そして、タオルや紙などをつめて、ラフィアが少しずつ元の形に復元していくのを待ちましょう。

春・夏用のアイテムが登場してくる前に、ラフィアに関する知識を深める

いかがでしたでしょうか。ここまでご紹介させていただいたように、ラフィアには、様々な特徴があります。そして、ラフィアのお手入れをするときには、ラフィアの特徴を正しく理解している必要があります。今後、春・夏用のアイテムが本格的に登場してきます。春・夏用のアイテムが登場してくる前に、本稿をきっかけにして、ラフィアに関する知識を深められてみてはいかがでしょうか。（modelpress編集部）