ナチュラルクリーニングで衣類や水まわりをきれいに!エコ洗浄の方法

ナチュラルクリーニングで衣類や水まわりをきれいに!エコ洗浄の方法

皆様は、ナチュラルクリーニングという洗濯・掃除の方法をご存じでしょうか。ナチュラルクリーニングには、環境や肌に優しいという特徴があります。加えて、様々な汚れを落とすこともできます。しかしながら、ナチュラルクリーニングの認知度は、それほど高くないようです。そこで、本稿では、1.ナチュラルクリーニングの基礎知識、2.ナチュラルクリーニングの方法(衣類編)、3.ナチュラルクリーニングの方法(キッチン編)、4.ナチュラルクリーニングの方法(風呂・トイレ編)について、ご紹介していきます。

ナチュラルクリーニングで衣類や水まわりをきれいに!エコ洗浄の方法/Photo by Africa Studio

ナチュラルクリーニングの基礎知識

そもそも、ナチュラルクリーニングとは、どのようなものなのでしょうか。まずは、1.ナチュラルクリーニングの定義、2.ナチュラルクリーニングに使うアイテムについて、ご紹介していきます。

<ナチュラルクリーニングとは?>

ナチュラルクリーニングとは、自然由来の成分を主とする洗剤を活用した洗濯・掃除のことを指します。環境や肌に優しい成分が含まれる洗剤を活用することから、「ナチュラルクリーニング」と呼ばれています。

<ナチュラルクリーニングに使うアイテム>

●重曹
重曹は、弱アルカリ性です。そのため、酸性の汚れを落としやすいという特徴があります。酸性の汚れの例としては、1.油汚れ、2.焦げ付きなどを挙げることができるでしょう。したがって、重曹は、キッチン周りの掃除に適したアイテムです。

●クエン酸
クエン酸は、酸性です。そのため、アルカリ性の汚れを落としやすいという特徴があります。アルカリ性の汚れの例としては、1.水垢、2.トイレの黄ばみなどを挙げることができるでしょう。したがって、クエン酸は、1.洗面所、2.風呂・トイレなどの掃除に適したアイテムです。

●セスキ炭酸ソーダ
セスキ炭酸ソーダは、アルカリ性です。アルカリ濃度が高いため、洗浄力は、重曹よりも強くなっています。水に溶けやすいため、衣類の洗濯にも使うことができるという特徴があります。したがって、重曹とセスキ炭酸ソーダについては、それぞれの特徴を理解して、使い分けることをお勧めします。

●過炭酸ナトリウム
過炭酸ナトリウムは、炭酸ナトリウムと過酸化水素の混合物です。洗浄力がとても強いため、洗濯槽の掃除などに威力を発揮します。

ナチュラルクリーニングの方法(衣類編)

衣類のナチュラルクリーニングは、どのように行うのでしょうか。それでは、衣類をナチュラルクリーニングする方法について、ご紹介していきます。

<ステップ1:予洗いをする>

まずは、選択する衣類を水に浸して、もみ洗いをします。これによって、大まかな衣類の汚れを落とすことができます。

<ステップ2:つけ置き洗いをする>

次に、40度ほどのお湯に大さじ2杯ほどの過炭酸ナトリウムを入れます。これに予洗いをした衣類を入れて、1~2時間ほどつけ置きをします。

<ステップ3:洗い流して、乾かす>

最後に、つけ置きをした衣類を取り出して、水ですすぎます。その際、液体に素手で触れてしまうと肌が荒れてしまう可能性があるため、ゴム手袋などを着用するようにするとよいでしょう。その後、屋外で干す、もしくは乾燥機にかけるなどして、衣類を乾かします。

ナチュラルクリーニングの方法(キッチン編)

ナチュラルクリーニングを紹介(Photo by Africa Studio/Fotolia)

キッチンのナチュラルクリーニングは、どのように行うのでしょうか。それでは、キッチンをナチュラルクリーニングする方法について、ご紹介していきます。

●重曹を活用したキッチン掃除の手順

<ステップ1:重曹を振りかける>

まずは、油汚れや焦げ付きが気になる場所に重曹を直接振りかけます。ちなみに、重曹水をスプレーして、汚れを浮かせるという方法もあります。

<ステップ2:重曹で汚れを落とす>

次に、布やキッチンペーパーなどを使って、汚れをこすり取ります。なお、重曹水をスプレーした場合には、30~60分ほど待ってから、汚れを落としたほうがよいでしょう。

<ステップ3:水拭きをする>

重曹で掃除をした後には、白い跡が残ってしまう場合もあります。このような場合には、水で再度ふき取る、もしくはクエン酸を含んだ水で再度ふき取ると白い跡を消しやすいでしょう。

●セスキ炭酸ソーダを活用したキッチン掃除の方法

<ステップ1:セスキ炭酸ソーダを水で薄める>

まずは、セスキ炭酸ソーダを水で薄めます。水500mlに対して、セスキ炭酸ソーダは、小さじ1杯ほどがよいでしょう。水で薄めたセスキ炭酸ソーダは、スプレーボトルに入れます。

<ステップ2:水で薄めたセスキ炭酸ソーダをスプレーする>

次に、水で薄めたセスキ炭酸ソーダを油汚れが気になる場所にスプレーします。

<ステップ3:汚れをふき取る>

最後に、布やスポンジなどを使って、汚れをふき取ります。なお、汚れがひどい場合には、数分待ってから、汚れをふき取るようにしましょう。

ナチュラルクリーニングの方法(風呂・トイレ編)

風呂・トイレのナチュラルクリーニングは、どのように行うのでしょうか。それでは、風呂・トイレを落とすことナチュラルクリーニングする方法について、ご紹介していきます。

<ステップ1:クエン酸水を用意する>

まずは、クエン酸と水を混ぜて、クエン酸水を作ります。水200mlに対して、クエン酸は、小さじ1杯ほどがよいでしょう。クエン酸水は、スプレーボトルに入れます。

<ステップ2:クエン酸水をスプレーする>

次に、クエン酸水を水垢や黄ばみが気になる場所にスプレーします。

<ステップ3:汚れをふき取る>

最後は、乾いた布で汚れをふき取ります。なお、残ったクエン酸には、菌の繁殖を抑える効果を期待することができます。

ナチュラルクリーニングの効果を最大限に引き出す!

いかがでしたでしょうか。ここまでご紹介させていただいたように、ナチュラルクリーニングには、様々な方法があります。それぞれの方法の特徴を正しく理解して、ナチュラルクリーニングの効果を最大限に引き出すことができるようにしましょう。(modelpress編集部)

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