クレンジングオイルの正しい使い方　肌への負担を最小限に抑えるためには？

2020.06.23 19:00

多くの女性にとって、クレンジングオイルは、「必需品」であるといっても過言ではないのではないでしょうか。しかしながら、使い方を間違えれば、肌にダメージを与えてしまう恐れもあります。クレンジングオイルは、どのように使うことが正しい使い方であるとされているのでしょうか。そこで、本稿では、1.クレンジングオイルの基礎知識、2.クレンジングオイルの使い方、3.クレンジングオイルの使い方のNG例について、ご紹介していきます。

クレンジングオイルの基礎知識

そもそも、クレンジングオイルとは、どのようなものなのでしょうか。まずは、「クレンジングオイルの基礎知識」について、ご紹介していきます。

＜クレンジングオイルとは？＞

クレンジングオイルとは、オイルタイプのクレンジング材のことです。クレンジングオイルを使うことによって、メイクや毛穴に詰まった角栓などを洗い流すことができます。なお、クレンジングオイルは、油分と水分、また界面活性剤などからできています。界面活性剤は、油分と水分をつなぐ役目を果たしています。

＜クレンジングオイルを使ってメイクを落とすメリット・デメリット＞

・メリット
クレンジングオイルを使ってメイクを落とすメリットとしては、濃いメイクを落としやすいということを挙げることができます。例えば、アイメイクや落ちにくいティントップなども落とすことができるでしょう。また、クレンジングオイルを使えば、メイクを落とす際の摩擦を抑えることもできます。なぜならば、クレンジングオイルによって、メイクや皮脂の汚れが浮き上がりやすいからです。

・デメリット
クレンジングオイルを使ってメイクを落とすことのデメリットとしては、洗浄力が高いため、肌の乾燥を招くということを挙げることができます。クレンジングオイルは、メイクだけではなく皮脂まで落とし過ぎてしまう場合もあるのです。

クレンジングオイルの使い方

クレンジングオイルは、どのように使えばよいのでしょうか。それでは、「クレンジングオイルの使い方」について、3つのステップに分けてご紹介していきます。

＜ステップ1：クレンジングオイルを手に取る＞

まずは、清潔な掌の上にクレンジングオイルを取ります。その際、それぞれの化粧品メーカーによって推奨されている適量を守るようにしましょう。

＜ステップ2：クレンジングオイルを顔に乗せる＞

次に、クレンジングオイルを「Tゾーン」に乗せて、おでこや頬など、顔の全体にやさしくなじませていきます。目元や口元など、デリケートな部分については、最後になじませるようにしましょう。なお、クレンジングオイルを顔になじませる際には、指の腹を使ってくるくると動かしながら、メイクを浮き上がらせることがポイントになります。

＜ステップ3：クレンジングオイルを洗い流す＞

最後に、クレンジングオイルをぬるま湯で丁寧に洗い流します。その際、髪の毛の生え際やあごの周りなど、流し残してしまうことがないように注意しましょう。クレンジングオイルを流し終えた後には、タオルをポンポンと当てるようにして、水分をふき取ります。なお、肌が乾燥しやすい状態になっているため、クレンジング後には、十分に保湿するようにしましょう。

クレンジングオイルの使い方のNG例

クレンジングオイルの使い方を紹介（photo by Voyagerix／Fotolia）

クレンジングオイルは、どのように使うとNGなのでしょうか。それでは、「クレンジングオイルの使い方のNG例」について、ご紹介していきます。

＜NG例1：クレンジングオイルを使って長時間マッサージする＞

クレンジングオイルの使い方のNG例の1つ目は、「クレンジングオイルを使って長時間マッサージする」ことです。クレンジングオイルは、洗浄力が高いため、長時間使うと肌への負担となってしまう恐れがあります。したがって、できるだけ短時間でメイクを落とすように心がけましょう。一般的には、1分以内を目安にするとよいとされています。

＜NG例2：ノーメイクの日にクレンジングオイルを使う＞

クレンジングオイルの使い方のNG例の2つ目は、「ノーメイクの日にクレンジングオイルを使う」ことです。ノーメイクの場合には、クレンジングオイルを使うことによって、肌にダメージを与えてしまう恐れがあります。なぜならば、皮脂を落とし過ぎてしまうことなどがあるからです。したがって、皮脂の除去や角栓の洗浄を目的として、クレンジングオイルを使うことはしないようにしましょう。クレンジングオイルは、基本的には、油性のメイクアイテムを使ってメイクをした日に使うようにするとよいでしょう。

＜NG例3：冷たい水や熱いお湯でクレンジングオイルを洗い流す＞

クレンジングオイルの使い方のNG例の3つ目は、「冷たい水や熱いお湯でクレンジングオイルを洗い流す」ことです。冷たい水の場合には、クレンジングオイルが肌の上で固まってしまうため、洗い流しにくくなります。これに対して、熱いお湯の場合には、肌の潤いを奪ってしまう恐れがあります。したがって、クレンジングオイルを洗い流す際には、必ずぬるま湯で洗い流すようにしましょう。