スウェット生地の特徴 混同しやすいアイテムとの違いとお手入れのコツ

スウェット生地の特徴 混同しやすいアイテムとの違いとお手入れのコツ

スウェット生地が使われているアパレルアイテムは、とても多く存在するため、だれもが一度は着用したことがあるでしょう。つまり、スウェット生地は、私たちにとって、とても身近な存在です。しかしながら、スウェット生地が使われているアパレルアイテムは、他のアパレルアイテムと混同されている場合も多くあります。それでは、スウェット生地が使われているアパレルアイテムには、どのような特徴や種類があるのでしょうか。本稿では、1.スウェット生地の特徴、2.スウェットシャツと混同しやすいアイテムとの違い、3.スウェット生地のお手入れのコツについて、ご紹介していきます。

スウェット生地の特徴 混同しやすいアイテムとの違いとお手入れのコツ/Photo by AlexandrBognat

スウェット生地の特徴

スウェット生地には、どのような特徴があるのでしょうか。まずは、「スウェット生地の特徴」について、ご紹介していきます。

<スウェットの意味>

英語のスウェット(sweat)は、「汗」という意味の言葉です。したがって、生地としてのスウェットは、汗を吸う生地であることが、名前の由来となっています。なお、スウェットシャツとトレーナーは、同じものです。英語圏では、sweatshirtsと呼ばれます。日本では、スウェット生地のアイテムの総称として、「スウェット」という言葉が使われることが多いようです。

<スウェット生地の特徴>

スウェット生地とは、一般的には、パイル状に編まれたメリヤス編みの生地のことを指します。なお、メリヤス編みは、「天竺編み」「平編み」「ジャージー織り」と呼ばれることもあります。スウェット生地の特徴としては、1.汗を吸収しやすい、2.伸縮性が高いなどを挙げることができるでしょう。スウェット生地の表面は、細かい編み目になっています。これに対して、スウェット生地の裏地は、起毛または裏毛になっています。

<スウェット生地が使われている主なアパレルアイテム>

・スウェットシャツ(トレーナー)
スウェットシャツ(トレーナー)は、スウェット生地が使われている最もオーソドックスなアパレルアイテムといえるでしょう。色や柄など、様々なデザインのスウェットシャツが存在します。その中には、人気のキャラクターやブランドのロゴなどがプリントされているものも多くあります。

・スウェットパーカー
スウェットパーカーは、スウェットシャツにフードがついているものです。スウェットパーカーには、1.フルジップ、2.ハーフジップ、3.ダブルジップ、4.オーバーサイズなど、様々な種類があります。

・スウェットパンツ
スウェットパンツは、スウェット生地が使われているパンツです。スウェットパンツには、足首の部分が絞られているタイプが多くなっています。スウェットパンツは、部屋着用やお出かけ用など、様々なシーンで着用されています。

・スウェットスカート
スウェットスカートは、スウェット生地が使われているスカートです。スウェットスカートの丈の長さは、1.ひざ丈、2.ミモレ丈、3.ロング丈など、様々です。トップスとスウェットスカートとの組み合わせ方やスウェットスカートの柄の選び方などを工夫することによって、カジュアルな印象からエレガントな印象まで、様々な印象を演出することができるでしょう。

・スウェットワンピース
スウェットワンピースは、スウェット生地が使われているワンピースです。スウェットワンピースの丈の長さは、比較的長いものが多いようです。ネック部分やウエスト部分には、様々な形状のものが存在します。スカートやボトムスなどとスウェットワンピースを組み合わせれば、コーディネートの幅も広がるでしょう。

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スウェットシャツと混同しやすいアイテムとの違い

スウェットシャツと混同しやすいアイテムは、スウェットシャツと何が違うのでしょうか。それでは、「スウェットシャツと混同しやすいアイテムとの違い」について、ご紹介していきます。

<パーカーとの違い>

パーカーとは、トップスにフードがついているアイテムのことを指します。かつては、スウェット生地が主流でしたが、近年は、ナイロンやフリースなど、様々な生地のパーカーが存在します。

<ジャージーとの違い>

ジャージーには、スポーツ用品によく使われるメリヤス編み(ジャージー織り)の生地が使われます。名前の由来は、イギリスのジャージー島です。ジャージーは、スウェットと同様の編み物であるため、高い伸縮性を持っています。ただし、ジャージーに使われる生地は、スウェットに使われる生地とは異なります。スウェットの生地には、主に綿が使われますが、ジャージーの生地には、主にポリエステルが使われます。

<セーターとの違い>

セーターも編み物ですが、使われる生地は、スウェットとは異なります。セーターの生地には、毛糸が使われます。例えば、1.ウール、2.モヘヤ、3.合成繊維の毛糸などです。

スウェット生地のお手入れのコツ

スウェット生地の特徴を紹介/Photo by racorn

スウェット生地のお手入れには、どのようなコツがあるのでしょうか。それでは、「スウェット生地のお手入れのコツ」について、ご紹介していきます。

<洗濯ネットに入れてやさしく洗う>

スウェット生地のお手入れのコツの1つ目は、「洗濯ネットに入れてやさしく洗う」ことです。洗濯の際の摩擦が大きい場合には、毛玉が発生しやすくなってしまいます。そのため、洗濯ネットに入れたうえでやさしく洗うことができるコースを選ぶようにしましょう。例えば、ドライコースや手洗いコースなどを選ぶとよいでしょう。なお、柔軟剤を使えば、柔らかく仕上がりやすくなります。

<ブラシで毛玉を取る>

スウェット生地のお手入れのコツの2つ目は、「ブラシで毛玉を取る」ことです。毛玉が発生してしまった場合には、ブラシを使って、毛玉を取り除くとよいでしょう。毛玉取り用のアイテムは、多く存在します。

スウェットの新たな魅力を発見しよう!

いかがでしたでしょうか。本稿では、1.スウェット生地の特徴、2.スウェットシャツと混同しやすいアイテムとの違い、3.スウェット生地のお手入れのコツについて、ご紹介しました。スウェットは、使われている生地の特徴や種類の豊富さなどから、気軽に楽しみやすいアパレルアイテムの一つであるといえそうです。本稿をきっかけにして、スウェットの新たな魅力を発見してみてください。(modelpress編集部)

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