夏の冷房対策どうしてる?“売り場が寒い”…アパレル女子向け改善策

夏の冷房対策どうしてる?“売り場が寒い”…アパレル女子向け改善策

【アパレル/モデルプレス】夏の冷房は筋肉量の少ない女性にとっては、体を冷やしすぎてしまうことも少なくありません。中でも外から訪れるお客さまのために、店内の冷房温度を低めに設定しているお店も多くあります。そのような冷房の効いた店舗で一日中過ごすアパレル女子は自身の健康を守るためにしっかりとした冷房対策が必要です。今回は、今年の夏からすぐに役立つ、夏場の職場環境の改善策をご紹介します。

夏の冷房対策どうしてる?“売り場が寒い”…アパレル女子向け改善策/Photo by Monet

体を冷やすとよくない理由

暑い日が続くと、冷房の効いた室内で過ごしがちになるものです。ここでは、冷えが原因で起こる体調不良についてご紹介します。

<冷房が効きすぎると体はどうなる?>

夏に暑くて不快だと感じると、体を冷やしたくなるものですが、このとき、屋内と屋外の温度差が大きいと、自律神経のバランスが乱れやすくなります。自律神経は意識することなく、体の状態を適正に保ってくれるものですが、冷房が効きすぎている部屋に長時間滞在していると、自律神経の働きが悪くなってしまいます。

その結果、毛細血管が収縮し、血行が悪くなることで、自律神経はますます正常に働かなくなります。自律的な調節ができなくなると、体が冷えすぎてしまい冷え性になるリスクが高くなります。

<夏場の冷え性は体の不調を引き起こす>

冷え症になると、汗をかきにくくなるという症状が出ます。汗が出ないことはデオドラント対策としても好ましいことのように感じられるかもしれませんが、汗をかかないということは体内の水分代謝が悪くなることを意味します。そうなると、体の疲労が体内に蓄積して疲れやすくなったり、夏バテになりやすくなったりします。また、日中に体温が十分に上がらないと、自律神経の乱れだけでなく、ホルモンバランスが乱れて寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなったりするなど、睡眠の質の低下を引き起こします。このような質の悪い睡眠が続くと、慢性的に体調不良を引き起こす状態が続きます。

体を冷房から守るためには、冷房の風が直接体に当たらないようにするのが基本的な対策になりますが、アパレル店員は商品を着用しているため服装で調節するのが難しいケースがほとんどです。また、温度設定を上げることも対策としては有効ですが、ショッピングモールやデパートに入っている店舗などではエアコンの温度を調節するのが難しいことも珍しくありません。

そのため、アパレル店員にはこれら以外の方法での改善策、対策が必要になります。

売り場でもできる冷房対策

アパレル店員は売り場の顔です。そのため、冷房対策でできることが限られています。ここではアパレル店員が売り場でもできる冷房対策をご紹介します。

<お腹を冷やさないようにする>

冷房対策として、できるだけ体を冷やさないようにすることが大切ですが、体の一部分だけを効果的に温めることで、冷えから守ってくれる部位があります。それがお腹です。お腹を温かく保つことは、全身の温かい血液を送ることになり、温度が低い場所でも、体が過剰に冷えすぎてしまうことを防いでくれます。

有効なアイテムとしては薄手の腹巻きを身に着けることです。薄手ならアウターに響くことなく、ファション性を維持したまま体を冷房から守ることができます。薄手だと、あまり効果がないと思われるかもしれませんが、薄手であっても、ウールや絹、綿など保湿性の高い生地を使うことで十分な効果を得ることができます。腹巻の良いところはお腹だけでなく、腰も同時に温められることです。

<温熱シートで体を温める>

腹巻よりも、もっとしっかりと体を温める方法として温熱シートの利用もおすすめです。温熱シートには肌に直接貼るタイプ、下着に貼るタイプなどがあり、その時の服装や体調に合わせて選ぶことができます。シートの効果で体が温められると血行が良くなり、冷えを感じにくくなります。

<腹式呼吸をする>

アイテムが利用できない、あるいは、今すぐに冷房による体の冷えをなんとかしたい、という人には呼吸によって血液循環をよくする方法がおすすめです。中でも腹式呼吸と呼ばれる呼吸法はお腹をダイナミックに動かして、腹部から血流を良くする効果と、自律神経を整える効果が期待できます。いつでも、どこでも、お金をかけることなく実践できる方法ですが、きちんと行うことで高い効果が期待できます。腹式呼吸の方法は、息を吸うときにお腹を膨らませて、吐くときにお腹を引っ込ませるというものです。お腹を膨らませるときは最大限大きくなるように、引っ込ませるときには、ぺちゃんこになることを意識して行います。

冷えに負けない体をつくるコツ

売り場が寒いときって?/Photo by Kokulina

毎日売り場に立つアパレル店員にとって冷房対策は重要ですが、それ以外にも丈夫な体作りも大切です。ここでは冷えに負けない体をつくるコツをご紹介します。

<お風呂は湯船につかる>

夏に暑いからといって、シャワーだけの入浴で済ませていませんか?シャワーでも汚れは落ちますが、体の内部の冷えを改善することはできません。ただし、湯船に浸かるといっても熱い温度にする必要はなく、むしろ、リラックスできるくらいのぬるま湯にじっくり浸かって、汗をかくような入浴法が高い効果が望めます。どうしても、湯船に浸かるのが辛いという人は半身浴や足湯もおすすめです。特にサンダルなどの足首を冷やした日は足湯をするだけでも、睡眠の質がぐっと良くなります。

<食べ物に気をつける>

暑い時は冷たいものの飲食が知らず知らずのうちに増えてしまうものです。しかし、そのような冷たいものは体、とくにお腹を冷やすことになります。アイスや冷たい飲み物を避けるのは基本ですが、それ以外にもトマト、ナス、キュウリなどの夏野菜も体を冷やしてしまう食べ物です。これらの夏野菜を食べるときには、火を通して、体を冷やす効果を軽減させてから食べるようにしましょう。

体を冷やす食べ物を減らすだけでなく、体を温めてくれる食べ物を摂取することも冷えに負けない体作りにはとても有効です。例えば、トウガラシや生姜などは血行を良くして、体の中から温めてくれる食べ物なので、積極的に食べたい食材です。また、血流を良くする栄養としてビタミンEもおすすめです。かぼちゃ、アボカド、ナッツ類や卵などはビタミンEが多く含まれているので、普段から意識して食べましょう。

<運動をする>

体から冷えを守るためには体を動かして運動することも効果的です。運動することで血行が良くなると、血管が太く丈夫になり、運動していない時でも全身に血液を送ることができます。また、運動によって筋肉がつくと基礎代謝が上がります。その結果、熱産性の効率の良い体になり、基礎代謝を上げることができます。

日頃のちょっとした行動が冷えない体をつくる

Photo by g-stockstudio

いかがでしたでしょうか?一度、冷房で体が冷えてしまうと、体の芯から温まるまでには時間がかかります。そして、その体の冷えた状態が長く続くと、それだけ再び温かくすることが難しくなります。そのため、毎日入浴で体の芯から温めることや体を温かくする食べ物や生活習慣などの行動によって冷えない体つくりを目指しましょう。(modelpress編集部)

【Not Sponsored 記事】

実際に働いている人の声は?

関連記事

この記事の関連ブランド記事