【アパレル/モデルプレス】夏の暑い日だけでなく、冬の暖房の時期も気をつけたいのが汗対策でしょう。接客する際のマナーとして、汗の臭いに気をつけるのはもちろんですが、服を扱う仕事だけに汗ジミにも気を使いたいものです。汗をかくのは生理現象だから、ある程度は仕方ないかもしれませんが、今回は、汗対策に困っているアパレル店員のために、汗ジミやにおいの対策方法についてご紹介します。
接客業で汗ジミやにおいは致命的
一生懸命働いていると、汗をかいてしまうものです。ここでは、アパレル店員の汗の悩みついてご紹介します。
お客さんと実際に接するとき、アパレル店員から汗のにおいがしたり、手をあげたときに汗ジミがみえたりすると、お客さんを不快にさせてしまうこともあります。夏は暑いですが、店舗は冷房をきかせているため、それほど汗対策をしなくても良いと考える店舗スタッフがいます。しかし、夏は冷房が効いた店内でも、商品の入れ替え、ディスプレイ変更などで動いていると意外と汗をかいているものです。ただ、そのために「におうかも?」と不安になり、満足のいく接客や販売促進ができないのではアパレル店員として致命的です。また、ワキ汗だけたくさんかいてしまう人もいるので、自分は汗をかかないと思っている人も今一度チェックしてみてください。
アパレル店員におすすめの汗ジミ対策
服を扱うプロとして、汗ジミを作らないのは最低限のマナーです。ここでは、汗ジミ対策についてご紹介します。
汗ジミを作らないよう対策するのは基本ですが、それでも、できてしまうことがあります。もしも、汗ジミができそうな時、あるいは汗ジミができてしまったことに気がついた時にできることは、重ね着をすることです。重ね着アイテムとしておすすめなのはカーディガンやショールです。汗ジミが気になった時に、さっと羽織って隠しましょう。
汗ジミを作らない方法として、速乾素材のアイテムを選ぶのもおすすめです。速乾素材は汗をかいても素早く乾くので、汗の臭いがしにくい特徴があります。そのような衣類の素材として、サテンやポリエステルなどがあります。これらの素材は軽くて、肌触りが良いので、夏向きのアイテムです。
また、汗が目立たない色を選ぶこともおすすめです。明るすぎず、少し暗めの色、もしくは黒、紺など、汗をかいても目立ちにくいカラーを選ぶことも有効です。一方、グレーは汗ジミがわかりやすいカラーなので、汗ジミが気になる人は避けたほうが無難でしょう。アパレル店員として働く以上、服の素材を選ぶことが難しいこともあります。そのような時には、ワキ汗パットを利用しましょう。もともとワキ汗パットがついているインナーもありますが、後から衣類に貼るタイプもあります。貼るタイプはどのようなものでも合わせることができるので、いざという時のために、一組は常備しておきたいものです。
接客にタブーなにおい対策
汗ジミよりも、接客においてタブーとされているのが汗の臭いです。ここでは、汗の臭い対策についてご紹介します。
汗をかくのは生理現象なので仕方ありません。しかし、汗のにおいがしないように対策するのがアパレル店員に求められることです。その方法として、もっとも簡単で有効なのは、汗をこまめに拭き取ること、もしくは着替えることです。実は、汗そのものにほとんど臭いはありません。しかし、汗の水分から、皮膚や服で雑菌が繁殖し、臭いが発生するようになるのです。そのため、汗をかいたらこまめに拭き取るようにすると、においを防ぐことができます。
それでも、臭いが気になるときや、汗をかいたときにすぐに着替えたり、汗を拭いたりすることが難しいときには、制汗剤を使うようにしましょう。このとき、注意したいのは、香り付きの制汗剤はお客さんが苦手な場合があるので、無香料のものを選びます。プライベートはともかく、仕事中に使用するものは制汗剤以外でも無香料のものを選ぶのが基本であることも、合わせて覚えておきましょう。
また、野外作業が多い時や、体を動かすことが多い時には事前に冷感スプレーを使うのもおすすめです。冷感スプレーは体感温度を下げて、過ごしやすくする効果があるので、汗をかきにくくします。最近では、殺菌・消臭効果もある冷感スプレーも販売されています。このようなアイテムを選ぶことによって、臭い予防をすることができます。
汗ジミやにおいは事前の対策で十分に防ぐことができる
いかがでしたでしょうか?アパレル店員は、店頭に立っているだけでなく、商品の入れ替えや売り場の整理整頓など、体を動かすことも少なくありません。そのため、店舗の空調がきいていたとしても、汗をかくことは珍しくありません。しかし、それでも、アパレル店員は汗ジミや汗の臭いをさせないようにするのが接客としての基本姿勢です。今回紹介したように、事前の対策で汗ジミも汗の臭いも十分に防ぐことができます。ぜひ、出勤前の一手間を惜しむことなく、汗対策を習慣にしましょう。(modelpress編集部)
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