【アパレル/モデルプレス】服を買うときに失敗しないためには、購入前に試着することをおすすめします。時間がないときや店員さんが近くにいないなどの理由で、きちんと試着せず、服を体に当てるだけで購入を決めてしまうと、実際に着てみてイメージと違った、ということにつながりかねません。そのため、服の購入前には、ぜひとも試着してください。ただし、服の試着にはマナーがあります。今回は、服選びのときに自分も店員も不快にならない正しい試着のマナーの3つのポイントをご紹介します。
試着前のマナー1「声をかける」
代金を支払うまで商品はお店のモノです。勝手に試着してはいけません。ここでは試着前のマナーについてご紹介します。
<試着前に店員に声をかける>
お店に入って気に入った服が見つかったら、黙って試着室に入るのではなく、店員に「試着してもいいですか?」と確認しましょう。店員と会話したら、服を購入しなくてはいけないプレッシャーを感じるからイヤという理由から店員と極力関わりたくないという人がいます。しかし、代金を払う前の服はお店の物です。人の物を触ったり、使ったりする前に持ち主に確認するは当たり前のことです。また、水着や下着など、直接肌に触れるアイテムの場合は試着自体をNGにしているケースもあります。知らずに試着して汚した場合は代金を請求されることもあるので、必ず店員に一言声をかけましょう。
<持ち込み可能点数を聞く>
試着することを許可しているお店でも、試着室に持ち込めるアイテムの数を制限していることがあります。多くの場合、このような処置は万引き防止のために行われています。気になる服を全部一度に試着室に持ち込んで試したい気持ちもわかりますが、面倒でも決められたアイテム数を守って試着しましょう。このように、一度の試着枚数を制限しているお店でも、試着室を利用する回数まで制限していることは稀です。
試着時のマナー2「商品は丁寧に扱う」
いくら気に入っても、まだ自分のモノではありません。そのため、商品は丁寧に扱いましょう。ここでは試着をする上で意識したいポイントをご紹介します。
<フェイスカバーを使う>
服のデザインによっては、着るときに頭から被るものがあります。その服を着脱するときにはフェイスカバーを使うようにします。フェイスカバーを使わないと、服にメイクや顔の皮脂が付着してしまいます。また、メイクが崩れる原因にもなるので、商品のためだけでなく、自分のためにもなります。しかし、試着のためにフェイスカバーを使うことが面倒だからと言って使わない人も少なくありません。もし、フェイスカバーを使用せずに試着した結果、服が汚れてしまうと、その汚れの程度によっては、そのまま買い取りをお願いされることもあります。
<写真撮影はNG>
試着した服のまま、自分の姿をカメラで撮影することも試着マナーとしてはNG行為です。家族や友人、恋人に見せて感想を聞きたい、など購入のアドバイスが欲しい等の場合には、撮影前に店員に許可を得て撮影しましょう。勝手に撮影していると、店内にいる他のお客さんに盗撮を疑われたり、不快に思われたりすることがあります。納得いく買い物をしたい気持ちもわかりますが、そのために他のお客さんが迷惑だと感じる行為はやめておきましょう。
<店員に返事をする>
試着室で試着することはお店側がお客さんに服の購入で失敗することがないように、というサービスの1つです。つまり、お店の好意です。そのため、試着したときに「いかがですか?」と声をかけられて無視するのは、あまり良いマナーとは言えません。無言のままでいるのではなく、「大丈夫です」「良さそうですね」など一言で良いので返事をしましょう。また、購入を迷っているとき、サイズ感を見て欲しいとき、またはコーディネートのアドバイスが欲しいときなど、店員に実際に試着した様子を見せることも失敗しない購入につながります。ただし、試着後に店員に試着姿を見せることは必ずしも必要なことではありません。見せたくない場合には、見せなくてもマナー違反ではないので、気になったアイテムは積極的に試着してみましょう。
試着後のマナー3「お礼を伝える」
試着する前だけでなく試着後にもマナーがあります。ここでは、気持ち良く試着を終えるために必要なことをご紹介します。
<試着させてもらったお礼を伝える>
試着することは、服の購入で失敗しないために大切なプロセスです。そのため、試着した結果、「買わない」ことを決めることもあります。そのようなとき、試着までしたのに服を買わないのが気まずいと感じて、試着室やお店から無言で出ていく人も少なくありません。しかし、試着させてもらったことには、きちんとお礼を言うのはマナーです。買わないときでも「ありがとうございました」と店員に声をかけるようにしましょう。
<きれいに戻す>
試着した服を買わない場合にはできるだけ整えてからお店に返すようにしましょう。このとき、元通りにたためる、たためない、ということが問題ではありません。お店の物を雑に扱っていないことが伝わることがポイントです。例えば、脱ぎっぱなしにして試着室に放置する、脱いで裏返しにしたまま店員に渡す、などはNGです。また、もし試着後に店員が他の人の接客などで、近くにいない場合は元あった場所に戻すようにすればOKです。
試着はサービス!お金を支払うまではお店のモノという意識を忘れずに
いかがでしたでしょうか?友達から物を借りるときに「貸してくれる?」と言って、返す時に「ありがとう」と言うことを自然にできても、お店だと言いにくい、言わなくても良いと思っている人がいます。しかし、お店に並べられているものはお店の物です。そのため、お金を支払って購入するまでは自分の物ではない、という意識をもって商品を大切に扱うようにしましょう。マナー良く試着することで、購入する・しないに関わらず、店員と良い関係を築くことができるようになります。そうなると、似合う服を向こうから提案してくれるなど、嬉しいメリットもあるかもしれません。ぜひ良い試着マナーを身に付けて、ショッピングを楽しんでくださいね。(modelpress編集部)
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