【アパレル/モデルプレス】服の整理整頓のためやシーズンオフで収納するために無くてはならないのがハンガー。しかし、全ての人が正しいハンガーの選び方をしているわけではありません。なかには、型崩れを起こしてしまうようなハンガーを選んでしまっている人もいます。ハンガーから服を取り、気持ちよく着るためには服に合ったハンガーを選ぶことが重要です。それでは、服に合った正しいハンガーの選び方についてご紹介します。
サイズの合わないハンガーは型崩れの原因
どうしてサイズの合ったハンガーが必要なのでしょうか。まずは、サイズの合っていないハンガーを使ったときのデメリットについてご紹介します。
<服が自分の体にフィットしない>
ハンガーのサイズが服のサイズよりも大きすぎる場合、ハンガーを使用した後の服が自分の体にフィットしなくなることがあります。服よりもハンガーが大きいため、ハンガーに当たった部分が伸びてしまい、型崩れが起きてしまうのです。また、サイズが大きいハンガーによって袖の部分にハンガーの出っ張った跡が付いてしまうこともあります。
ハンガーのサイズが小さい場合、服が伸びることがないので型崩れは起きないと思っている人も少なくありませんが、それは間違いです。服よりもサイズの小さいハンガーを使っても、型崩れは起きてしまいます。ハンガーの長さが足りないため、肩の部分に出っ張った跡が付いてしまいます。
<シワができる>
このように服よりも大きかったり小さかったりなどサイズの合わないハンガーは使わないようにしましょう。せっかくハンガーを使って収納しても、服がきちんとかけられないため、身頃にシワができてしまいます。
<クリーニングのハンガーをそのまま使うのはNG>
クリーニングから返ってきた服を、その時一緒に返ってきたハンガーにそのままかけてしまってしまう人は少なくありません。「クリーニング店の人が選んだハンガーだから問題」と考えてはいけません。なぜなら、クリーニングから返ってきた服に使われているハンガーは保管用ではないからです。一時的にお客さまに返す時に使うためにハンガーを選んでいるため、シーズンオフのアイテムなど長期間の保管には適しません。保管前にクリーニングに出した場合でも、返ってきた服はそのまま収納せず、その服にきちんと合ったハンガーに替えてから収納しましょう。
ハンガーは「肩幅」と「厚み」を見る
それでは、状態を維持して服を収納するためにはどのようにハンガーを選んだら良いのでしょうか。続いては、正しいハンガーの見分け方についてご紹介します。
<ハンガーを見るポイント>
服に合ったハンガーを選ぶポイントは2つあります。肩幅と厚みです。ハンガーにかけたい服は、この2つをチェックしてみましょう。
まず、ハンガーにかける服の肩幅を確認しましょう。理想のハンガーの肩幅は服の両肩の縫い目から2cm~3cm短い長さのものです。一般的なハンガーのサイズはメンズで42cm~44cm、レディスで36cm~38cmになります。服の肩幅に合ったハンガーを選ぶことで、肩や袖の型崩れを防いで服を収納することができるのです。
続いて、服の厚みを確認しましょう。一般的なハンガーはジャケット用で3cm~5cm、シャツ用で1cm~3cmです。用途に合わせて適した厚みのハンガーを選ぶことが重要になります。
<おすすめは木製のハンガー>
収納用のハンガーでオススメなのが、木製のハンガーです。木製のハンガーは防湿効果があり、適度に湿度を吸収してくれるためカビが発生しにくくしてくれます。木の特性により静電気が起きにくいため、服の生地が傷むのを防いでくれます。また、木製のハンガーはプラスチック製のハンガーと比べて適度な厚みがあるため、厚みのあるハンガーを使用したいときに便利です。
<用途別>ハンガーの選び方
ハンガーの選び方は用途によって異なります。続いては、用途別のハンガーの選び方についてご紹介します。
<ジャケット>
ジャケットは立体的に縫製されているので、肩の部分にカーブが必要になります。ハンガーにかけたいジャケットの肩の部分に合う形のカーブをしたハンガーを選びましょう。また、首から肩までに高さのあるハンガーを選ぶのもポイントです。首から肩までにある程度高さがないと、襟にシワができる原因になってしまいます。
<コート・アウター>
コートやアウターは重さがあるので、洋服の重みで型崩れを起こしてしまうことがよくあります。そのため、コートやアウターに使うハンガーは、服の重みを支えられるものを選びましょう。十分厚みがあるかどうか、そして丈夫かどうか判断しましょう。また、重さがあるためハンガーから落ちてしまう場合もあります。ハンガーにゴムなどでできた落下防止の滑り止めがあるものを選ぶと、服の落下を防ぐことができます。
<シャツ・ブラウス>
シャツやブラウスのハンガーは、厚みが必要ないので、薄いハンガーで構いません。フェルトやラバーの付いたハンガーは、滑りにくくシャツやブラウスのハンガーとしてもオススメです。
服に合ったハンガーで気持ちよく収納する
いかがでしたでしょうか?「ハンガーは服がかかってさえいれば良い」と適当にハンガーを選んでしまっていると、いざ着ようとした時に型崩れが起きてしまっていることもあります。収納した後、また良い状態で服を着るために、正しいハンガーを選びましょう!(modelpress編集部)
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