「MK MICHEL KLEIN」FMDインタビュー 16年間同じブランド勤務でも「3年周期で必ず次の目標が見つかる」

「MK MICHEL KLEIN」FMDインタビュー 16年間同じブランド勤務で…

【MK MICHEL KLEIN/モデルプレス】イトキン株式会社のアパレルブランド「MK MICHEL KLEIN(エムケーミッシェルクラン)」のFMD(フィールドマーチャンダイザー)として働く入社16年目の小萩沢美雪さん(34)がモデルプレスのインタビューに応じた。

モデルプレスのインタビューに応じた小萩沢美雪さん(C)モデルプレス

「MK MICHEL KLEIN」FMDの仕事内容

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― 「MK MICHEL KLEIN」FMDの仕事内容を教えてください。

小萩沢さん:店舗VMD指示(企画の戦略を汲み取りながら、ブランド世界観を作り上げる)、店頭VMDに関わる販促物を商品企画と連動しデザイン作成、管理、ヴィジュアル(ブランドカタログ、ポスター、POPなど)撮影、WEB撮影立ち合いなどがあります。リニューアル、新店OPENの店装デザインにも関わることもあります。

ブランドによっては、FMDという職種がないところもあるため、すごくイメージが湧きにくいかもしれませんが、自ブランドではVMDの仕事を行いながら商品企画内部や他ブランドで言う、エリアマネージャーの仕事にも関わっているようなイメージです。仕事内容が幅広く、店舗を回って店舗の店長とのVMDを通したミーティングをしたりします。自分の店頭での経験やフィールドの観点を踏まえ商品企画の検討会に出席し意見を言います。新店、改装は全国の店舗に出向きますので出張もあります。

― これまで働いてきてやりがいや苦労したことを教えてください。

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小萩沢さん:ファッションを通してお客様にMKのお洋服を着ることで日頃の生活が楽しいものになったというお言葉をいただいた事がたくさんあり、潤う生活の一部として求めていただける事が嬉しく、やりがいを感じておりました。8年間店長としてスタッフとともにお店を全国1番店にすることができ、メンバーとともに力を合わせて達成する喜びは常に大きかったです。そのためにはお客様に何百枚ものお手紙を書くことやスタッフが一人前のFAに育つための指導など細かい努力はたくさんありました。今はブランドの絵を作り出す事に対し、自分の技術や知識含めたくさんの人と関わりながらプロとして形にしていく所を日々勉強中です。

店装、空間デザインはこれまで洋服以外の観点で関わったことも少なかったためイメージを作り上げることに苦労しました。リアルな等身大の女性の“可愛い、素敵”を大切にイメージを作るようにしています。たくさんの工程を踏んで作ったカタログや店頭リーフレットもお客様や店頭のメンバーにすごくいい!と言ってもらえた時は嬉しく、やりがいも感じます。

また、FMDとしては、2年前からこの職種に就いたのですが、これまで店舗での陳列方法を細く指示出ししている人がいませんでした。そのため、デザイナーやMD、企画のスタッフたちと話し合って、毎週打ち出し方を決めることにしました。全国に店舗があるので、全国統一するのは地域性の関係もあり、難しかったのですが、1年半程経過してやっとブランドイメージが統一できたかなと思えたとき、すごくやりがいを感じました。

苦労したことは、FMDに就いてから生活スタイルが一変したことです。転職したかのような気分でした。販売スタッフとして働いていたときは土日出勤していましたし、繁忙期も違っていたので、プライベートとの両立や、スケジュール管理が難しかったです。

「MK MICHEL KLEIN」FMDに就くまで

デスクワーク中(C)モデルプレス

― なぜ「MK MICHEL KLEIN」FMDをやろうと思ったのでしょうか?

小萩沢さん:販売員、店長を経て2015年10月よりFMDになりました。MKの店長を8年経験し、後輩スタッフも大きく育ったタイミングで、自分の今後を考えていた際に本社よりFMDをやらないかと声をかけてもらいました。自分がこれまでの現場店長としての経験を活かせ、MKブランドに役立てる事はないかと、自身のステップアップにもなると思い、今の職種にチャレンジしました。また、店頭レイアウトなど絵を作るのが特に好きだったこともあります。

― 16年という長い間「MK MICHEL KLEIN」で働き続けられた理由はありますか?

小萩沢さん:3年周期ぐらいで必ず次の目標が見つかるんですよね。もちろん、転職したいと思ったこともありますが、チーフをやったり、店長をやったりと、3年周期でなにかしらのタイミングが訪れるので、そうやっているうちに今に至ったという感じです。

― 今後の目標を教えてください。

小萩沢さん:歴史あるブランドですが、そこに携わってきた自分だからこそできることをやっていきたいです。MKミッシェルクランを知っていただくため、MKミッシェルクランの良さをお客様に届ける方法を直接的にも間接的にも考えてチャレンジしていきたいです。

「MK MICHEL KLEIN」FMDのライフスタイル

打ち合わせ中(C)モデルプレス

― ファッションを参考にしている人や、ファッションの情報源を教えてください。

小萩沢さん:基本のSNSは日頃チェック、あとはひたすら歩いて見ることです。新しい施設は必ず行くようにしています。ファッションだけでなく、インテリアショップ、雑貨ショップ、花などから発想エッセンスをもらうこともあります。

― 美容面で気を付けていることを教えてください。

小萩沢さん:日本人にあう、毎日お味噌汁を推奨しています。好きなのもありますが日頃から和食を中心に食べます。食べ物もスキンケアも自分の身体に合うものを探します。

― 休日はどのように過ごしていますか?

小萩沢さん:料理が好きでいろいろなものを作っています。美味しいものを食べに行くこともあります。

「MK MICHEL KLEIN」で働くためには

小萩沢美雪さん(C)モデルプレス

― 「MK MICHEL KLEIN」にはどのような人が相応しいのでしょうか?

小萩沢さん:ファッションが好きで、明るく前向きであること。またFMDには、誰とでも気兼ねなく話せて、アンテナを常に張って、ファッションだけでなく、様々なジャンルのトレンドに興味がある人が向いていると思います。

― 書類・面接…と通過できるポイントを教えてください。

小萩沢さん:笑顔と明るさ、前向きな姿勢。なにをやりたい、チャレンジしたいのか、想いを伝えてください。また、面接の服装は、MKミッシェルクランの洋服であれば好印象ですが、清潔感があり、自分に似合っているもので選べばよいかと思います。

夢を叶える秘訣を語る

小萩沢美雪さん(C)モデルプレス

― 最後に夢を追いかけている女の子に向けて、夢を叶える秘訣を教えてください。

小萩沢さん:どんな仕事も躓きや失敗はあり、理想と違っていることなんてたくさんあります。どんな時も、いくつになっても学ぶという姿勢を忘れずに取り組めるか、無駄だと思うようなことも意味をもって行動し、糧にできるかが大切だと思います。向上心や周りの人への感謝を忘れずに何事もチャレンジしていってほしいです!

「MK MICHEL KLEIN」FMDの小萩沢美雪さん(C)モデルプレス

― ありがとうございました。

(modelpress編集部)

ある日の1日の流れ

「MK MICHEL KLEIN」プレスルームで取材を実施(C)モデルプレス

AM9時30分~ 出社

AM10時~
会議

AM11時~
スケジュール、メールチェック

AM12時~ 昼食

PM1時~
社内打ち合わせや、販促物デザイン作成、店舗ラウンド等

PM7時~ 帰社

小萩沢美雪(こはぎさわみゆき)

小萩沢美雪さん(C)モデルプレス

ブランド:MK MICHEL KLEIN(エムケーミッシェルクラン)
職種:FMD(フィールドマーチャンダイザー)
アパレル業界で働き始めた年月:2001年4月~
経歴:販売スタッフ2001年4月~、チーフ2004年3月~、店長2007年2月~、FMD2015年10月~

実際に働いている人の声は?

MK MICHEL KLEIN

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