「モード系」って何?いまさら聞けないアパレル用語の基礎知識

「モード系」って何?いまさら聞けないアパレル用語の基礎知識

「モード系」という言葉は、多くの場面で使われています。ただ、意味をよく理解しないまま、「モード系」という言葉を使ってしまっているという場合も少なくないようです。そこで、本稿では、「モード系」について、ご紹介していきます。まずは、「モード系」という言葉に関する基礎知識について、確認していきます。次に、「モード系のファッションの特徴」について、ご紹介していきます。そして、「モード系のファッションを提案するときのポイント」について、ご紹介していきます。

「モード系」って何?いまさら聞けないアパレル用語の基礎知識/Photo by MaxFrost

「モード系」とは?

「モード系」とは、どのような意味を持つ言葉なのでしょうか。まずは、「モード系」という言葉に関する基礎知識について、ご紹介していきます。

<「モード系」の意味>

「モード」は、フランス語を語源としており、「流行」という意味があります。もともと、フランス語では、「方法」「様式」という意味合いを持っている言葉です。なお、特定のファッションを指す場合より、精神性やスタイルを指す場合のほうが多いようです。近年は、「モード系」の意味が、あいまいになってきているといわれています。たとえば、全身をハイブランドのアイテムによって統一することを指すような場合もあるようです。これは、最新の流行を押さえているという意味合いから発生していると考えられています。また、モノトーン、無機質な色や柄などによって統一されたファッションを指す場合も多いようです。この場合には、洗練されたファッションであると認識されることが多くなっているようです。

<「モード系」が、使用される分野>

「モード系」という言葉は、さまざまな分野において、使用されています。たとえば、服装、髪型、メイクなどの分野を挙げることができるでしょう。最先端の新しさがあり、洗練された印象のスタイルが多くなっているようです。

モード系のファッションの特徴

モード系のファッションには、どのような特徴があるのでしょうか。それでは、「モード系のファッションの特徴」について、代表的な特徴を3つご紹介していきます。

<モノトーン>

モード系のファッションの特徴の1つ目は、「モノトーン」です。モノトーンは、モード系のファッションの定番であるといってもよいでしょう。たとえば、1.黒ジャケット、黒シャツ、黒パンツなど、全身を黒によって統一したファッション、2.ワイドな白シャツに黒のスキニーパンツ、3.黒地に黒い刺繍が施されたワンピースなどを挙げることができるでしょう。

<存在感のあるフォルム>

モード系ファッションの特徴の2つ目は、「存在感のあるフォルム」です。たとえば、1.ハイウエストで切り替えのあるワンピース、2.幾重にも折り重なったスカートなどを挙げることができるでしょう。

<個性的な柄>

モード系のファッションの特徴の3つ目は、「個性的な柄」です。たとえば、1.ビビッドカラーの花柄、2.存在感の強いドット柄などを挙げることができるでしょう。

モード系のファッションを提案するときのポイント

モード系を紹介/Photo by Svitlana Sokolova

モード系のファッションを提案するときには、どのようなことがポイントになるのでしょうか。それでは、「モード系のファッションを提案するときのポイント」について、代表的なポイントを3つご紹介していきます。

<モノトーンのアイテムを提案する>

モード系のファッションを提案するときのポイントの1つ目は、「モノトーンのアイテムを提案する」ことです。たとえば、黒、白、グレーなどのアイテムがよいでしょう。色を統一するだけでも、洗練されたモード系のファッションに仕上げやすくなります。なお、モノトーンのコーディネートに対して、物足りなさを感じるお客様には、ポイントを一つ作ることを提案してもよいでしょう。ポイントとしては、存在感のあるアクセサリーやビビッドカラーの靴などがよいでしょう。

<トレンドを反映したアイテムを取り入れる>

モード系のファッションを提案するときのポイントの2つ目は、「トレンドを反映したアイテムを取り入れる」ことです。トレンドを反映したアイテムとしては、たとえば、裾の丈がアシンメトリーになっている存在感のあるスカート、魅力的な柄の布がパッチワークされているアイテムなどを挙げることができるでしょう。トレンドを反映したアイテムは、コーディネートの主役に位置づけることができます。

<新鮮な色使いを提案する>

モード系のファッションを提案するときのポイントの3つ目は、「新鮮な色使いを提案する」ことです。その際、存在感のあるカラーを合わせたコーディネートを提案するとよいでしょう。たとえば、1.蛍光色のパーカーとデニム、2.鮮やかなブルーのニットと落ち着いたブラウンのパンツなどを挙げることができるでしょう。なお、モード系のファッションに慣れていないお客様の場合には、モノトーンに指し色を入れるという提案からはじめてもよいでしょう。たとえば、1.黒に赤やピンク、2.白にキャメルカラーや紺などが考えられるでしょう。

「モード系」に関する知識は、必須

いかがでしたでしょうか?「モード系」に関する知識は、ファッションにかかわる仕事をしている場合には、必須の知識の一つであるといっても過言ではないでしょう。もし、「モード系」に関する知識が怪しい場合には、本稿でご紹介させていただいた内容を参考にして、「モード系」のファッションについて、もう一度学びなおされてみてはいかがでしょうか。(modelpress編集部)

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