アパレル業界で販売員をした経験がある場合には、誰しもハイブランドやラグジュアリーブランドの販売員に対して、あこがれを抱いたことがあるのではないでしょうか。ただ、一般的なアパレルブランドの販売員とハイブランドやラグジュアリーブランドの販売員の違いについては、あまり知られていないようです。それでは、ハイブランドやラグジュアリーブランドの販売員は、どのような仕事を担当するのでしょうか。また、どのような人がハイブランドやアパレルブランドの販売員に向いているのでしょうか。本稿では、1.ハイブランド・ラグジュアリーブランドの販売員の仕事内容、2.ハイブランド・ラグジュアリーブランドの販売員に向いている人の特徴、3.ハイブランド・ラグジュアリーブランドの販売員になるための方法について、ご紹介していきます。
ハイブランド・ラグジュアリーブランドの販売員の仕事内容
ハイブランドやラグジュアリーブランドの販売員は、どのような仕事を担当するのでしょうか。まずは、「ハイブランド・ラグジュアリーブランドの販売員の仕事内容」について、ご紹介していきます。
<ハイブランド・ラグジュアリーブランドの販売員の主な仕事>
ハイブランドやラグジュアリーブランドにおける販売員の仕事の大まかな流れについては、一般的なアパレルブランドの仕事の流れとほとんど変わりません。したがって、ハイブランドやラグジュアリーブランドにおける販売員の主な仕事は、一般的なアパレルブランドと同様に、1.売り場の演出、2.接客、3.商品の提案、4.商品の販売、5.在庫管理などになります。
<ハイブランド・ラグジュアリーブランドの販売員の仕事の特徴>
ハイブランドやラグジュアリーブランドにおける販売員の仕事の特徴としては、お客様への手厚いアプローチを挙げることができるでしょう。ハイブランドやラグジュアリーブランドでは、お客様一人に対して、一人の販売員が接客をすることが基本となります。したがって、一人の販売員ができるだけ多くのお客様を接客することが多いファストファッションとは、真逆であるということもできるでしょう。また、ハイブランドやラグジュアリーブランドでは、お客様に関する情報の細かな管理も行われます。お客様に関する情報の細かな管理によって、1.お客様の好み、2.お客様が過去に購入した商品、3.お客様の趣味などの十分な把握が可能になるのです。加えて、ハイブランドやラグジュアリーブランドでは、一般的なアパレルブランドよりもダイレクトメッセージを送ることが多いようです。中には、手書きのダイレクトメッセージを送るケースもあります。
ハイブランド・ラグジュアリーブランドの販売員に向いている人の特徴
ハイブランドやラグジュアリーブランドの販売員に向いている人には、どのような特徴があるのでしょうか。それでは、「ハイブランド・ラグジュアリーブランドの販売員に向いている人の特徴」について、ご紹介していきます。
<それぞれのお客様に合わせた対応ができる>
ハイブランド・ラグジュアリーブランドの販売員に向いている人の特徴の1つ目は、「それぞれのお客様に合わせた対応ができる」ことです。ハイブランドやラグジュアリーブランドの販売員は、マニュアルやルールに沿った対応に終始するのではなく、お客様の心をつかむトークや接し方ができることが求められます。なぜならば、ハイブランドやラグジュアリーブランドでは、高級品を販売することも多いため、一度の接客では、商品の購入までには至らないケースも多いからです。したがって、お客様との信頼関係の構築がとても大切になります。また、お客様からの指名を受けることができるような接客も求められるでしょう。ハイブランドやラグジュアリーブランドの販売員は、一般的なアパレルブランドの販売員よりも柔軟な判断が求められることが多いということです。
<マナーを重視できる>
ハイブランド・ラグジュアリーブランドの販売員に向いている人の特徴の2つ目は、「マナーを重視できる」ことです。ハイブランドやラグジュアリーブランドの接客では、一般的には、丁寧な所作や言葉遣いが求められます。具体的には、1.お客様との目線の合わせ方、2.指先の動き、3.歩き方など、様々な要素を挙げることができます。なお、これらは、面接の際にチェックされることもあるようです。
<ブランドに関する深い知識がある>
ハイブランド・ラグジュアリーブランドの販売員に向いている人の特徴の3つ目は、「ブランドに関する深い知識がある」ことです。ハイブランドやラグジュアリーブランドの販売員には、1.ブランドの歴史、2.過去の人気アイテム、3.デザイナーの遍歴などに関する深い知識が求められます。販売員は、ある意味では、ブランドを代表する存在としてお客様に接することになるため、常に専門的な知識をストックしておかなければなりません。
<語学力がある>
ハイブランド・ラグジュアリーブランドの販売員に向いている人の特徴の4つ目は、「語学力がある」ことです。ハイブランドやラグジュアリーブランドは、世界的に有名なブランドであることが多いため、海外からのお客様が訪れるケースも多くあります。したがって、語学力があれば、海外からのお客様の接客に役立つということになります。
ハイブランド・ラグジュアリーブランドの販売員になるためには?
ハイブランドやラグジュアリーブランドの販売員になるためには、どうすればよいのでしょうか。それでは、ハイブランド・ラグジュアリーブランドの販売員になるための方法について、ご紹介していきます。
<アパレル業界や志望先のブランドについて、よくリサーチする>
まずは、アパレル業界や志望先のブランドについて、リサーチをする必要があるでしょう。ハイブランドやラグジュアリーブランドの選考では、アパレル業界や志望先のブランドに関して、正しく深い知識があるか否かのチェックが行われます。したがって、選考が始まる前に、アパレル業界や志望先のブランドについて、十分なリサーチをしておくようにしましょう。その際、他人に説明できるレベルを目指すようにするとよいでしょう。なお、アパレル業界や志望先のブランドに加えて、競合ブランドについてもリサーチしておくとよいでしょう。
<転職サイト・転職エージェントを利用して、求人に応募する>
転職サイトや転職エージェントなどを利用して、志望先のブランドの求人情報を探してみましょう。昨今では、アパレル業界に特化したサービスも多くあるようです。ハイブランドやラグジュアリーブランドからの求人の数は、決して多くはないため、こまめにチェックするようにしましょう。なお、未経験であっても応募することができる求人もあります。ただし、アルバイトや派遣など、雇用形態については、限られることが多いようです。
<カジュアルブランドの販売員から転職する>
ハイブランドやラグジュアリーブランドからの求人には、経験者が求められているケースが多くあります。したがって、カジュアルブランドの販売員であっても実績を残すことなどができていれば、即戦力として、ハイブランドやラグジュアリーブランドに採用されることも決して夢ではありません。そのためには、長期的なキャリアデザインをすることが必要になるでしょう。なお、求人に応募することができる年齢については、限られていることもあるので、注意しましょう。
ハイブランド・ラグジュアリーブランドの販売員という夢を実現するためには?
いかがでしたでしょうか。ここまでご紹介させていただいたように、ハイブランドやラグジュアリーブランドの販売員には、様々な知識やスキルが求められます。そして、アパレル業界における経験も求められるといえるでしょう。ハイブランドやラグジュアリーブランドの販売員を目指されている場合には、本稿を参考にしながら、必要な知識やスキルを身につけ、経験を重ねていくことによって、夢の実現に向けて進んでいってください。(modelpress編集部)
実際に働いている人の声は?
-
「THE NORTH FACE」店長インタビュー 育休復帰後もキャリアを目指す理由「ひとつの指針になれたら…」
THE NORTH FACE
-
「studio CLIP」インタビュー 販売スタッフからEC担当に…やりがい&苦労は?
studio CLIP
-
「apart by lowrys」EC担当インタビュー 店舗スタッフから本社勤務までの道のり…接客ロープレ大会で受賞も
apart by lowrys
-
<伊藤千晃インタビュー>「KIKI AND DAYS」立ち上げのきっかけとは?ディレクター業に迫る
KIKI AND DAYS
-
「ボタニスト」店長インタビュー 仕事内容・やりがい&苦労を語る
BOTANIST