パタンナーになるには?仕事、やりがい、必要なスキルを一挙公開

【パタンナー/モデルプレス】アパレル業界の中でもパタンナーは一般の人が出会うチャンスが少ない職業かもしれません。しかし、あるデザインの服を広く世の中に流通させるためには、なくてはならない重要な存在です。それだけにやりがいも大きく、長くファッションの仕事をしたい人にも向いています。パタンナーの仕事内容と魅力、パタンナーになる方法などを紹介します。
パタンナーになるには?仕事、やりがい、必要なスキルを一挙公開/Photo by Ugorenkov Aleksandr
パタンナーになるには?仕事、やりがい、必要なスキルを一挙公開/Photo by Ugorenkov Aleksandr

パタンナーの仕事内容



デザイナーが紙の上でデザインした洋服を立体化するのがパタンナーです。パタンナーの仕事内容について詳しく解説しましょう。

<紙面上のデザインを実際に形にする仕事>

パタンナーは洋服の型=パターンを作るのが主な仕事です。基本的にデザイナーと二人三脚で仕事をすすめ、デザイナーが描いたデザイン画をもとに、それを立体化するための型紙を起こすのです。平面のデザインをデザイナーのイメージ通りの形にするには、高い専門知識と技術が必要とされます。アパレル業界では「パタンナーの腕次第で製品のクオリティが決まる」と言われるほど、非常に重要な役割を担っています。

<パタンナーの仕事の流れ>

まず、デザイナーのデザイン画からファーストパターンを起こします。ファーストパターンを基に作成された展示会用サンプルをさらにチェックするのもパタンナーの仕事です。展示会で新企画が通ったら、製品はいよいよ量産段階に入りますが、パタンナーによる工業パターンが欠かせません。工業パターンでは各種サイズをグレーディングすることが必要ですが、最近ではコンピューターでアパレルCADを使用したグレーディングが主流になっています。

<パタンナーの職場>

パタンナーはアパレルメーカー、ファッション関連のデザイン会社、製法工場などで働いていることがほとんどです。最近のアパレルメーカーは、デザインは外部委託としているところも多いのですが、パタンナーは自社社員というところがほとんどです。東南アジアや中国に工場があるアパレルメーカーでは、パタンナーが海外勤務になることもあります。いずれにせよ、アパレルメーカーの正社員として働きたいならば、パタンナーは有利な職業と言えるのではないでしょうか。

パタンナーの魅力ややりがい



パタンナーの仕事は平面のデザイン画を現実化するという非常にやりがいのあるものです。その魅力について紹介しましょう。

<服のデザインから製造までのすべての工程に関われる>

パタンナーは洋服作りの様々な工程に携わることができます。デザインから工場での量産まで、一つの服の誕生を間近に見守る喜びは、モノづくりが好きな人にとっては得難いものと言えるでしょう。

<自分が実際に手がけた服が流行になる>

パタンナーの仕事をしていると、自分が手がけた服が流行になるという体験をするチャンスもあります。製品が店頭に並び、メディアで取り上げられ、多くの人が買って着ている姿を見ることができるというのは、忘れ難い経験となることでしょう。さらにスキルアップしたいとモチベーションを上げるきっかけにもなりそうです。

<多くの人と関わる>

パタンナーの仕事は一人ではできません。デザイナー、製法工場、服のパーツの専門メーカーなど、様々なプロと出会うことができる仕事でもあります。チームで力を合わせて一つのモノを作り上げる達成感を味わうこともできるでしょう。

<ファッションに関わることで食べていける>

ファッションに関わる仕事をしたいけれどクリエイティブなひらめき、接客などに自信がないという人も少なくありません。しかし、パタンナーは職人気質の人ならば誰でもチャンスがある仕事です。ファッションが好きな人にとっては、好きなことで稼げるという大きなメリットがあるとも言えるでしょう。

パタンナーになるには



パタンナーというのは高度な専門知識やスキルが必要とされる仕事です。パタンナーになるための方法を紹介します。

<パタンナーの求人情報>

パタンナーの求人情報を見てみると「未経験可」という募集はほとんどありません。まず、しっかりとした専門知識を持っていることが大前提となっているのです。もちろん、知識だけでもダメです。書類選考の後には必ず実技試験もあり、確かなスキルがあるかどうかもチェックされます。

<パタンナーに必要なスキル・資格・経験>

パタンナーになるために必須の資格はありません。しかし、それ相応の専門知識は当然必要です。アパレル業界での何らかの実務経験があり、手先が器用で、コミュニケーションスキルも兼ね備えていれば理想的と言えるでしょう。さらに、ファッションへの情熱があれば申し分ありません。
 
<パタンナーになる方法>

アパレルメーカーのパタンナーの求人数はけっして多くはありません。比較的求人が多い店頭販売員として入社して経験を積みながら、パタンナーへとキャリアアップするのも一つの方法です。働きながらCAD利用技術者検定などの資格を取得するのも良いでしょう。

もちろん、専門学校などでパターン作製をしっかりと学び、アパレルメーカーのパタンナーの求人に応募するという正攻法も悪くはありません。しかし、どうしてもそれは狭き門です。新卒では別業種の内定しかもらえなかったとしても、ファッションに関する生きた知識や業界での経験は無駄にはなりません。いつかパタンナーになる日を夢見て、とりあえずアパレル業界に飛び込んでみることをおすすめします。 

ヒットのカギを握るパタンナー!



いかがでしたでしょうか。アパレル業界の中でもパタンナーは非常に職人的な仕事で、ヒットのカギを握る重要な存在です。パタンナーになる道はけっして平坦ではないかもしれませんが、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。(modelpress編集部)