アパレル業界だからこそ注意したい！転職の面接時に気をつけるポイントとは

2016.05.18 17:00

【面接・アパレル／モデルプレス】どんな転職活動でも面接がキーポイントとなるのはいうまでもありません。面接を大きく左右するのは第一印象ともいわれています。まず、好感を抱いてもらえるように身だしなみを整えることは非常に大切です。アパレル業界への転職を考えているならば、なおさら注意しなくてはいけない点も増えます。アパレル業界に転職する際に、面接を突破するコツを紹介します。

アパレル業界の面接でNGな服装とは？

アパレル業界での面接時の服装は、履歴書同様に個性や能力をアピールするひとつの手段といっても過言ではありません。しかし、やり過ぎはマイナス評価にもなるので要注意です。

アパレル業界の面接は必ずしもスーツ着用がマストではありません。アパレル業界のなかでもカジュアルブランドやセレクトショップなどへの転職のための面接ならば、カジュアルさを意識した服装の方がむしろ好印象を与える場合も多々あります。しかし、カジュアルブランドで人気だったとしても企業自体は硬めの組織であるケースもありますし、見極めには企業研究もかかせません。一方、ハイブランドやデザイナーズブランドならばジャケットは必須ですが、紺一色のリクルートスーツはいただけません。
　
いずれにせよ、アパレル業界への転職のための面接に臨む際には、コーディネートを熟考しなければいけません。ブランド側が求めている人材はどのようなものなのか研究が必要です。清潔感、明るい対応力、洗練された雰囲気など、ニーズにあわせたコーディネートを心がけましょう。
　
コーディネートに際してブランドの販売員の服装を参考にすることもある程度は必要ですが、面接に合わない服装は避けなければいけません。たとえばサンダルやスニーカーなどは、やはり面接時には避けた方が無難です。ダメージジーンズ、肩出しルックやショートパンツ等の露出が多い服装もNGです。

面接官への印象を良くするコツ

いくらコーディネートが完璧でも、受け答えに難点があっては台無しです。見た目である程度は評価をもらえるアパレル業界への転職のための面接ですが、やはり中身が伴っていなければ成功は難しいのです。

＜挨拶をしっかりとする＞
面接は第一印象で8割決まるともいわれています。第一印象を良くするには挨拶をしっかりとすることは欠かせません。きちんと相手の目を見て、適切な大きさの声で明瞭に挨拶をしましょう。両手をわきに添え、しっかりと腰を折って、相手への尊敬の念を表すおじぎをすることも大事です。

＜面接中も気を抜かない＞
面接中にふと気がゆるんで猫背気味になってしまうことのないように気をつけましょう。両膝をしっかり閉じ、両手はかるく合わせて足の付け根と膝の真ん中あたりの腿の上に置き、美しい姿勢をキープするようにしてください。かといってこわばりすぎもいけないので、肩の力は抜きましょう。

目線もキョロキョロとあちこちに泳がせすぎてはいけません。かといって相手の目を凝視し続けるというのも圧力を感じさてしまう場合もあります。相手の眉間のあたりに視線を置くようにしましょう。

＜口癖に注意＞
悪意はなくても、相手に悪い印象を与えてしまう口癖があります。若者言葉としてはポピュラーなものでも社会人としてはふさわしくない言葉もあります。たとえば「えっと」は甘えた印象をあたえてしまい、「まぁ」は生意気と取る人もいます。「なんか」もくだけすぎな印象をあたえがちです。「てゆうか」「逆に」等、相手を否定するような口癖はとくに厳禁です。

準備しておこう！面接でよく聞かれる質問の答え方

転職のための面接準備として、よく聞かれる質問事項にどう答えるか考えておくことは非常に重要です。アパレル業界ならではの質問もあるので、事前に十分シミュレーションしておきましょう。

＜「いつもどこで買い物していますか？」＞
これはアパレル業界独自の質問といっても過言ではありません。自社ブランドの名前をあげることだけが必ずしもプラス評価にはなりません。話題の新しい店、日本初上陸のブランドなどにも知識があることをアピールするチャンスと心得ましょう。普段からさまざまな店舗やブランドをチェックしてしっかりと情報を収集しておいてください。

＜「ファッションは何を参考にしていますか？」＞
これもアパレル業界以外では聞かれることのない質問です。最近ではインターネットで情報を集める人がほとんどかもしれませんが、だからこそ「実店舗にもよく足を運ぶ」「ファッション誌のチェックもかかさない」等で差別化することも可能です。

＜面接の最後に「何か質問はありますか？」＞
つい「とくにありません」と答えてしまう人も少なくないかもしれませんが、ここは遠慮するところではありません。やる気や姿勢を試されていると心得て、しっかりとアピールするようにしましょう。しかし、質問によっては一気に評価を落とすので注意が必要です。

・良い回答例
「入社前に勉強しておくべきことは何ですか」
「この仕事に一番求められていることは何ですか」

・悪い回答例
「残業はどのくらいありますか」
「残業手当は出ますか」