【アパレル/モデルプレス】アパレルというと店頭に立っている販売スタッフを真っ先にイメージする人も多いのではないでしょうか。しかし、販売スタッフ以外にもアパレル業界には多くの仕事があります。その中から今回は営業の仕事について解説します。一般的にどの業界でも営業の仕事は大変だと言われていますが、果たしてその実態はどのようなものなのでしょうか?具体的な仕事内容と向いている人の特徴をご紹介します。
アパレル営業職の勤務先と営業先
営業というと、一般的には外回りが多いイメージが定着しています。ここではアパレル営業職の勤務形態などについてご紹介します。
アパレルの営業職の人が働いているのは、一般的にアパレルの製造会社や卸問屋などです。実際に服を作っている、または、多くの服を販売する企業が勤務先になるケースがほとんどです。
勤務先から営業をかけるのは、百貨店、量販店、アパレル専門店など、主に服飾の販売を行っている企業やお店です。営業先に、自社の製品や自社と取引のある会社の製品をより多く置いてもらうことが、営業の主な役割になります。
営業職は終日忙しいイメージがありますが、勤務形態としては一般的な企業と同じ(週5勤務)です。ただし、展示会や販促イベントなど、個人のお客さんをターゲットとするイベントがある場合には、土日出勤があることも珍しくありません。
普段の営業先周りやイベントでの活動はアパレルメーカーの販売したいアイテムを販売店に届けるという、アパレルメーカーと販売スタッフの架け橋のような仕事です。
アパレル営業職の仕事内容
ここからは、アパレルの営業職が行う具体的な仕事内容についてご紹介します。普段、私たちが目にすることのない販売店に服が並ぶまでが営業職の仕事です。
<自社商品のPR>
アパレル営業職の中で、もっとも重要な仕事の1つは営業先に商品を買ってもらう、もしくは店舗で取り扱ってもらうことです。そのために、様々な角度から商品のアピールをしたり、営業先が求めるようなアイテムを紹介する必要があります。特に来客数の多い店舗は、他社からの営業職も訪れるため、ライバルに負けないようPRしなければいけません。
<販促イベントの企画>
アパレル営業職は、一から営業先を開拓する他にも、販売後に販売をサポートする仕事もあります。販促イベントは、多くの人の関心を買って、注目を集める効果はありますが、実際に購入に至るためには営業職の一押しが決め手になるケースも少なくありません。すでに、商品の魅力を知ってもらっている後なので、営業する側にとって頑張りがいのある仕事です。また、営業職はシーズンごとのセールイベントなど、販促イベントを企画することも大切な仕事の1つです。
<展示会での商談>
アパレル営業職は勤務先の規模や業態によって、仕事内容が異なることは珍しくありません。どのような規模であれ、バイヤーや百貨店の担当者などを相手に商談を行うのも営業職の役割です。営業が担当するのは、内部の担当者につなぐまでというケースが一般的です。しかし、企業によっては、営業先の窓口として営業職がずっと連絡役を担当することも珍しくありません。
アパレルの営業職に向いている人
ここまで営業職の仕事内容について紹介してきました。ここからはアパレル営業職に向いている人についてご紹介します。
<やっぱり大事!コミュニケーション能力>
アパレルに限らず営業職はやはりコミュニケーション能力が非常に大切です。けれど、必ずしも上手に話せることを要求されているわけではありません。口下手でも、相手の要求に気がつく力やアパレル業界のこれからの空気感を読む力があり、それを伝えることができれば問題ありません。また、口数が少なくとも、上手に質問できる人も営業職に向いています。その他に、アパレルに興味関心があること、ファッションが好きなことも営業職に求められる特性です。広くファッションが好きでなくとも、「志望している会社のブランドが好き」でもOKです。
<アパレル知識や営業経験も有利>
アパレル営業職にはアパレルが好きということだけでなく、アパレルの知識も必要になってきます。特に商品について、業界内の営業先のポジショニングなどの知識があると、より効果的なPRができます。また、アパレル業界以外で営業経験がある人も有利です。他業種、他業界であっても、何からの営業経験があれば、アパレル業界での経験がなくとも採用されるケースがあります。
アパレル営業職に求められる心身のタフさとアパレル愛
いかがでしたでしょうか?アパレル業界の営業職は、他の営業職に比べて、とても大変というわけではありませんが、それなりに心身ともにタフであることが求められます。しかし、それ以上に求められるのはアパレルへの愛情です。アパレルの営業職で成功する人は、アパレルが好きで、その魅力をみんなに知ってもらいたい、ファッションで幸せな気持ちになってもらいたい、という情熱を持っているものです。これからアパレルの営業職を目指すという人は、ぜひ、自分なりにアパレルの魅力や思いをきちんと言葉にできるようにしてみてください。その言葉は、営業職への大きな一歩になるでしょう。(modelpress編集部)
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