【アパレル/モデルプレス】アパレル業界では、アルバイトから正社員にキャリアアップすることができる社員登用制度を用意している企業が少なくありません。やはりアパレル業界に長く関わっていたいと思ったら正社員として雇用されるのが理想ですよね。そこで今回は、アパレル業界でアルバイトから正社員にキャリアアップするための方法についてご紹介します。
アパレル業界のアルバイトと正社員の違い
ここでは、アルバイトと正社員の違いについてご紹介します。自分に合った働き方はどちらなのか見極めることが肝心です。
◆アルバイト
<シフト制で働きやすい>
アルバイトは日にちや時間や出勤日数など、働き方にある程度の融通が効きます。なので、現在の自分の生活環境に合った働き方をすることができます。
ただ、アルバイトだとしてもアパレル業界特有のバーゲンセールの時期や年末年始などの繁忙期にはできるだけ出勤することが求められるというのが実情です。
<未経験OKが多い>
また、アパレルについての専門知識や資格を持っていなかったとしてもOK、未経験者でもOKという求人が多いのもメリットの一つです。一言にアルバイトと言っても、多種多様な仕事をすることになり、働きながらアパレル業界の基礎知識を身につけることができます。働く中で企業に求められる能力を身に付けることができるので、正社員へキャリアアップすることができるのです。
◆正社員
<給与が安定している>
アルバイトは時給制であり、賃金も低めに設定されている企業が少なくありませんが、正社員は一般的には月給制で、昇給やボーナスが期待できるので生活を安定させることができます。もちろん、長く勤めれば勤めただけ、給料が上がっていくので将来設計を立てやすくなります。
また、アルバイトでは適用される保険は少ないですが、正社員には社会保険や各種手当てなどもつくので生活への不安も少なくなるでしょう。福利厚生を用意している企業も多く、エステ、スポーツジム、レストランやテーマパーク、旅行などの割引を受けられるのもメリットの一つとして無視できるものではありません。
<雇用期間がなく、安定して働ける>
アルバイトは、企業の経営状況によっては、真っ先に解雇されてしまうことが少なくありません。また、来年度の契約更新があるのか不安になる必要もありません。そのため一つの所にじっくりと腰を据えて働くことができます。
正社員を目指せるアルバイトを探す
社員登用制度とはいったいどのような制度なのかご存知でしょうか。ここでは、正社員を目指せるアルバイトについてご紹介します。
◆社員登用ありのアルバイト
<社員登用とは?>
社員登用とは、アルバイトやパートなどの雇用形態から、契約社員や正社員へと転換する制度のことです。もし、この制度を使って正社員になることを目標にしているならば、必ず面接時に「社員登用の実績はどれくらいなのか」と質問することを忘れないようにしてください。「社員登用あり」と書かれていても実際には社員として雇用された実績が無い場合もあり、その難易度は企業によって異なるからです。昨今の経済状況から社員登用は基本的に狭き門であることには間違いありませんが、できるだけ実績の多い企業で働いたほうがそれだけ正社員になれる確率も上がります。
<働き方>
正社員登用制度があるからと言って、働く環境や条件が他のアルバイトやパートなどと変わるわけではありません。
<必ず契約社員・正社員になれるわけではない>
勤続年数によって誰でも必ず正社員になれると求人に明記されていない限り、誰でも契約社員・正社員になれるわけではありません。これまでの経験や積み重ねた実績に応じて判断されることになります。
アルバイト・パートとして優秀な実績を積み重ねることができれば、企業の方から正社員になることを薦められることもあります。そのために、正社員登用を目指す人は、働き方が変わらずとも、一日も早く仕事を覚え、知識や能力を身につけるような働き方を心掛けましょう。
◆社員登用がない場合
求人で社員登用制度について触れられていなくても、ポストに空きが出た際に、実績が伴っていれば企業の方から正社員に薦められるケースもあります。そのため、どんな仕事であっても手抜きをせずに、一生懸命働くことがチャンスを掴む鍵になります。あなたの働きぶりは誰かが必ず見てくれていることでしょう。
正社員を目指すための心得
いったい正社員になるためにはどのようなことを努力し、何をしたら良いのでしょうか。ここでは、正社員を目指すための心得についてご紹介します。
<正社員を目指していることを伝える>
面接の段階で、正社員を目指しているということを担当者に伝えましょう。そうすることによって積極的に仕事を任せてもらえるようになり、正社員としてふさわしい人材が判断してもらえるようになります。また、折を見て店長などの上司に社員登用を目指していると伝えることも重要です。何度も伝えることによって、真剣味が伝わりさらに上の役職の人にも伝わるでしょう。
<実績を積む>
伝えることも重要ですが、それだけでは不十分と言わざるを得ません。正社員になるためには、アルバイトでの働きぶりが評価対象になってきます。他のアルバイトやパートよりも売上を上げることはもちろんのこと、正社員に負けず劣らない接客スキルを身につけましょう。また、仕事が無く暇な時は「なにか仕事はありませんか?」など社員に聞き、接客以外の雑務も一生懸命こなすことも大切です。
<他社でも通用するスキルを身に付ける>
積極的に仕事をする姿勢は、人事決定権を持つ上司に対するアピールにもなりますが、それ以上に積極的に仕事をこなすことによって他社に転職できる能力を身につけられるというメリットにもなります。たとえアルバイトであっても、基本的な接客のスキルやアパレル業務の流れを身に付けておけば、転職活動での強力なアピールポイントになります。そうすることによって選択肢が大きく広がることになります。
日々の積み重ねで半年後、一年後が変わってきます
いかがでしたでしょうか。未経験者OKの求人が多いアパレル業界は、アルバイトで基礎的な能力を身に付けてから社員になるというケースが少なくありません。しかし、一方で社員登用制度はハードルの高い制度でもあります。面接の時に採用実績を確認し、きちんと実績のある企業を探すことが重要です。また社員を目指すならば、日々真剣に仕事に取り組み、一日も早く仕事を覚え、実績を積む努力が必要です。その努力で身に付けた能力は、あなたの価値を高めてくれるでしょう。もし希望の会社で正社員になれなかったとしても、そこで身に付けたスキルは転職の際に有利になります。様々な方法を模索しながら希望の職種を目指してください。(modelpress編集部)
実際に働いている人の声は?
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