【アパレル/モデルプレス】アパレル業界で働いているけれど、今よりもハイブランドへの転職を目指している人は少なくありません。せっかくアパレル業界での経験があるならば、アパレル業界で培った経験を活かせば転職の強みになります。自身の経験を転職先でアピールするためには、転職先のブランド選び、そしてそのブランドに合ったアピールが重要になります。今回は、転職先のブランド選びのコツと即戦力になると評価されるためのアピール方法をご紹介します。
転職活動で面接官が注目する点
まずは、転職活動の面接で面接官が応募者のどのような点に注目するかをご紹介します。
<面接官が即戦力として評価するポイント>
面接で重要視するポイントの1つとして、入社後に即戦力となるかどうかという点があります。応募者の即戦力を見極めるために、自社ブランドと同等以上のブランドで働いていた経験があることをポイントにしている面接官もいます。自社ブランドと同じレベル、またはそれ以上のレベルのブランドはコンセプトや客層などが似ているため、働いていた経験が即戦力に繋がるとして評価されやすいでしょう。
転職希望先のブランドと競合しているブランドで働いていた経験は、低評価になると考える人が少なくありませんが、実は競合ブランドでの経験は歓迎されやすいのです。競合ブランドは自社ブランドと販売方法や客層が似ているため、競合ブランドで培った経験は自社ブランドでの即戦力になると考えられ、高い評価を受けることが多いのです。
前職の経験をアピールするポイント
それでは、前職での経験を転職での強みにするにはどのようにしたら良いのでしょうか? 前職の経験をアピールするポイントについてご紹介します。
<ブランドの価格帯>
前職が同じアパレル業界であっても、ラグジュアリーブランドとファストファッションでは販売方法や客層、コンセプトが大きく異なり、必要となる販売ノウハウやスキルも全く異なります。したがって、前職が全く異なるブランドでは即戦力として評価されないので、転職で長所とするのは難しくなります。前職がアパレル業界であれば、前職のブランドの価格帯を応募ブランドに提示しましょう。価格帯が確認できることで、面接官は応募者の前職のスキルがどの程度自社ブランドに通用するかが判断しやすくなります。ただ、有名ブランドであれば価格帯は省いても構わないでしょう。
<店舗形態>
同じブランドでも路面店とインショップ店舗では品揃えや客層などの環境が異なります。前職の店舗形態は、応募者がどのような経験をしていたのかを判断する重要な手がかりになります。前職の店舗形態によっては、入社後に配属される店舗の検討材料になることもあります。
<実績>
前職での売上金額や予算の達成率などを記載することで、販売スキルを的確にアピールできます。ただし、具体的な売上金額まで記載してしまうと守秘義務違反になる恐れがあるため記載方法には注意してください。達成率◯%や昨年対比◯%と表現すると面接官にも伝わりやすく良いでしょう。
前職よりもハイブランドへ転職をする方法
続いては、前職よりもハイブランドへの転職をする方法についてご紹介します。
<販売員としての経験を積む>
ラグジュアリーブランドでは、「元店長」「販売経験豊富なベテラン」など前職の販売員としての経験が豊富な人が多いでしょう。応募先のブランドと同等以上のブランドでの勤務経験がなかったとしても、実績を積んでいると判断されれば評価されます。ハイブランドに転職するためにも、前職でしっかりと経験を積んでおきアピールポイントにしましょう。
<ブランドのターゲットに合った人材を目指す>
ハイブランドであってもターゲット層が若いブランドでは、年齢を重ねるとそのブランドの服が似合わなくなってしまうことがあります。前職よりハイブランドに転職するためには、自分の年齢に合ったハイブランドを選びましょう。そのハイブランドの服を着て販売員をしている自分をイメージしてみてください。また、働きたい特定のハイブランドがある場合は、そのブランドのターゲット層に近づくようにコーデやメイクを合わせましょう。
<求人サイトに登録する>
ハイブランドの求人は非公開求人がほとんどです。求人情報を知るためには、アパレルに特化した求人サイトで探すと効率的でしょう。
即戦力になるためには選び方とアピール方法が重要
いかがでしたでしょうか。アパレル業界での転職は、入社後に即戦力になれるかどうかが大きなカギになります。自分のスキルが活かせるブランドを選び、前職の経験をしっかりアピールし、転職を成功させてください。(modelpress編集部)
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