アパレル業界の転職に年齢制限はある?長く販売員を続ける方法

アパレル業界の転職に年齢制限はある?長く販売員を続ける方法

【アパレル/モデルプレス】アパレル業界で働くには年齢を考えなければいけない、そんなイメージを持っている人は少なくありません。実はそれは間違いなのです。アパレル業界には幅広いお客様の年齢層に合わせたアパレル販売員を必要としています。アパレル業界に転職するならば、お客様のニーズや自分に合った働き方を知っておくことが重要です。それでは、年齢を気にせずアパレル業界で長く働き続けるコツをご紹介します。

アパレル業界の転職に年齢制限はある?長く販売員を続ける方法/Photo by Iakov Filimonov

アパレル業界には「年齢制限がある」と感じる理由

アパレル業界の転職で「年齢制限がある」と思い込んでいる人は少なくありません。まずは、そのように感じる理由についてご紹介します。

<若い人が多い>

アパレル業界は「高卒から応募可」という条件の求人が多くあります。高校を卒業したばかりの若い世代の人が働きやすい環境であるため、若い人が多く集まります。その結果アパレル業界で働く人の年齢が若いように感じ、年齢制限があるように感じるのです。

<シフト勤務>

アパレル業界はシフト勤務が多く、土日も出勤しなければいけない場合があります。そのため結婚して子どもができると土日が休めないアパレル業界は働きにくそうと感じてしまいます。また勤務時間に融通が利かないイメージもあり、年齢を重ねるとともに変化するライフスタイルとアパレル業界での働き方のズレが年齢制限のように感じる人もいます。

<キャリアアップがわかりにくい>

アパレル業界でのお仕事を始める上で悩むことの1つとして、キャリアアップのイメージが抱けないことが挙げられます。お仕事の経験年数に合わせてどのようにアパレル販売員のキャリアが変化するのか明確にイメージしづらいと感じる人もなかにはいます。また、店長より年上になってしまうとアパレル販売員として働きにくいのではないかという疑問も多く聞かれます。このようなアパレル業界でのキャリアアップの疑問も、年齢制限があると感じることへ繋がっています。

アパレル業界へ転職を目指す際に感じる年齢の壁

実際は、アパレル業界に年齢制限はあるのでしょうか?続いては、アパレル業界への転職に関する年齢制限についてご紹介します。

<現在、応募資格に年齢制限はない>

以前アパレル業界には、「20歳前後」「25歳まで」などの応募者の募集や採用で年齢の基準がありました。しかし、現在は雇用対策法の改正により応募者の募集や採用での年齢制限が禁止されたため、アパレル業界にも年齢制限はありません。

<服はすべての年代の人が着るもの>

ファッションは全ての世代の人が楽しむものです。そのため、幅広いお客様の年齢層に合わせたアパレル販売員が必要になります。どの年代のアパレル販売員も年代に合ったニーズがあります。

<未経験からの本社勤務は難しい>

アパレル業界に年齢制限はありませんが、本社勤務はアパレル業界の経験を積んでいないと入りづらいです。デザイナーやパタンナーなど専門職でもアパレル業界でのスキルを持っている人は、結婚や出産後に復職する人が多くいます。しかし、アパレル業界未経験の人は、アパレル業界以外の職業で経験を積んでいても本社に転職するのは簡単ではありません。また本社勤務は20代から50代の幅広い年齢の人が働いており、長く続けられる環境があります。したがって、本社での求人は少なく、さらに未経験の人へ募集をかけることはほとんどないかもしれません。

アパレル業界に長く勤めるための働き方

アパレル業界で長く働き続けるコツを紹介/Photo by racorn

それでは年齢を気にせずアパレル業界で長く働くためにはどうしたらよいでしょうか?アパレル業界で長く活躍するための働き方をご紹介します。

<アパレル業界でも幅広い世代で活躍できる>

アパレル業界には、幅広いお客様のニーズに合わせられるように様々なブランドや店舗があります。その中でも、比較的幅広い世代に利用されているブランドや店舗を選びましょう。幅広い世代に利用されているブランドや店舗であれば、年齢を重ねてもお客様からのニーズがあるアパレル販売員として働き続けることができます。また、自分のファッションセンスやアパレル販売員としてのスキルが長く使えるブランドや店舗を選びましょう。例えば、若い年齢層をターゲットにしたブランドや店舗では、最新のトレンドに合ったコーディネートやアドバイスを求められます。百貨店は比較的年齢層の高いお客様が利用するので、ベテランの販売員の対応が求められることがあります。また靴やバックを取り扱う店舗でも扱うアイテムによって求められる販売員は異なるでしょう。

<自分と顧客ターゲットが近いブランドを選ぶ>

若い年齢層向けのブランドでは、当然働く人も若い傾向があります。アパレル業界へ転職する際は、自分と顧客ターゲットが近いブランドや店舗を選びましょう。お客様も自分と同世代が多く、若いアパレル販売員より安心して利用してくれます。

<店長を目指す>

アパレル販売員としてのキャリアをアップさせて、店長を目指すのもアパレル業界で長く働くコツの1つです。努力すれば20代でも店長になることはできます。また、店長職はある程度の年齢からの転職でも挑戦することが可能です。

アパレル業界の働き方はお客様のニーズに合わせている

いかがでしたでしょうか?アパレル業界で働く際、年齢制限があるように感じますが決してそんなことはありません。アパレル業界には利用するお客様の幅広いニーズに合わせたアパレル販売員が求められています。ぜひ、自分が働きやすいブランドや店舗を見つけてアパレル業界に転職しましょう。(modelpress編集部)

実際に働いている人の声は?

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