面接で「苦手な人」を聞かれたら?質問の意図とベストな回答法

面接で「苦手な人」を聞かれたら?質問の意図とベストな回答法

【アパレル/モデルプレス】「苦手な人は?」「苦手な人とはどのように接していますか?」このような苦手な人に関連する質問をする面接は少なくありません。多くの面接で苦手な人に関する質問があるのには、面接先の企業の意図があります。この意図を汲み取った回答をすることで、面接での印象をよくすることができます。それでは、面接で苦手な人を聞かれた時の質問の意図とベストな回答法をご紹介します。

面接で「苦手な人」を聞かれたら?質問の意図とベストな回答法/Photo by Photographee.eu

面接で「苦手な人」を聞かれる理由

なぜ多くの面接で「苦手な人」が質問されるのでしょうか?面接で「苦手な人」を聞かれる理由についてご紹介します。

<面接での質問パターン>

面接で「苦手な人」を聞かれる場合はいくつかの質問パターンがあります。「どんな人が苦手ですか?」や「嫌いなタイプはどんな人ですか?」など苦手な人の特徴を聞いてくるパターンがあります。また、「苦手な人とはどのように接しますか?」など苦手な人との関わり方について聞くこともあります。

<「苦手な人」を質問する面接官の意図>

それでは、なぜ面接で「苦手な人」と質問する面接官が多いのでしょうか。いくつかの意図があって聞いています。

理由の1つとして、応募者の性格や人間性を知るために聞いている場合があります。苦手な人を知ることで、その人の考え方や性格などを伺うことができるのです。例えば、「遅刻が多い、時間にルーズな人が苦手」という回答なら、几帳面で真面目な性格であることが分かります。

<職場でうまくやっていけるかを見極めるため>

特に接客業の場合は、苦手な人がいたとしても他の人と同じように対応しなければいけません。「苦手な人とはどのように接しますか?」と質問することで、自社に入社して価値観の合わない人がいたときにどう対処するかを確認しています。

「苦手な人」をうまく答えるためのポイント

質問されることが多い「苦手な人」についてどのように答えると良いのでしょうか。「苦手な人」をうまく答えるためのポイントについてご紹介します。

<理由も一緒に伝える>

面接では面接官の質問内容から質問した意図も汲み取る必要があります。質問に対して、ただ「◯◯な人が苦手です」だけ答えるのでは、質問の意図を理解できていないと思われてしまいます。面接の質問では相手が納得できるような理由を一緒に伝えましょう。「なんとなく受け付けない」「生理的に無理」など不明瞭な理由はNGです。面接官に伝わるような分かりやすい理由を伝える必要があります。

<体験談を盛り込む>

苦手な理由を面接官に伝える際に、体験談を盛り込むと理解してもらいやすいでしょう。どのような状況で苦手と感じたのか簡潔に伝えることがポイントです。

<苦手な人にどう対処しているかが重要>

面接官は苦手な人のタイプだけではなく、その人とどのように関わっているかということも知りたがっています。苦手なタイプやその理由を答えた後に「そのために私は◯◯のように接します」と加えるのがポイントです。職場やお客さまに苦手な人がいても避けずに向き合い、仕事に支障がないことをアピールすることができます。

「苦手な人」を聞かれたときの回答例

面接で「苦手な人」を聞かれたときは?/Photo by Antonio Guillem

それでは、面接で「苦手な人」を聞かれたときのNG回答例と参考にしたい解答例をご紹介します。

<NG回答例>

「苦手な人はいません」という回答は現実的ではないのでNGです。どのような人にも必ず性格や価値観が合わない人は必ずいます。それなのに「苦手な人はいません」と答えてしまうと、自己分析ができていないと思われてしまうこともあるので気を付けましょう。

また苦手な人との接し方を聞かれた場合に、「接しないようにする」、「できるだけ避ける」といった回答は絶対してはいけません。プライベートで苦手な人がいた場合は、そのように距離を取って接することで対処ができますが、仕事ではそうはいきません。職場の人やお客さまに対して、「接しないようにする」「出来るだけ避ける」などの対処をしていては仕事にならないので、このような回答は面接官からの印象を悪くさせるでしょう。また、人間付き合いだけではなく嫌なことからもすぐに逃げ出してしまう人というイメージも与えてしまいます。

<「苦手な人」を聞かれたときのベストな回答例>

それでは、面接で苦手な人を聞かれた時のベストな回答と苦手な理由、そして苦手な人への対処法をご紹介します。

「挨拶ができない人が苦手です。理由は、挨拶はコミュニケーションで重要なものであり、礼儀の基本だと思うからです。またそのような苦手な人に対しては、自分から積極的に挨拶をして、返事を返してもらえるように努力します」この回答は苦手な人に対して上手く接するようにしていること、そして自分自身は挨拶がしっかりとできることを面接官にアピールできるでしょう。

「自分の言動に責任を持てない人が苦手です。前職で作業を依頼したときに、返事はするものの期限通りにタスクが終わっていないという後輩に苦労しました。したがって、細かく進捗状況を確認し、正確に状況を把握するよう努めています」この回答は体験談を加えているので、面接官に伝わりやすいでしょう。また細かく進捗状況を確認するという解決策を添えていることもポイントです。

「苦手な人」の質問で好感度を上げる

いかがでしたでしょうか?「苦手な人」は面接でよく聞かれる質問です。しっかりと面接前に良い回答例を考えることによって、面接官に良い印象を与えることができます。面接対策をして希望の企業の内定を手に入れてください。(modelpress編集部)

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