アウトレットで働くアパレル販売員の仕事とは?直営店舗との違い

アウトレットで働くアパレル販売員の仕事とは?直営店舗との違い

【アパレル/モデルプレス】同じアパレル販売員でも、店舗形態が異なれば働き方は違います。販売員を目指す人は、どのような働き方をしたいかによって働きたい店舗を選ぶ必要があります。では、アウトレットで働くアパレル販売員はどのように他の店舗と異なるのでしょうか?今回は、アウトレットで働くアパレル販売員の働き方やメリット、デメリットについてご紹介します。

アウトレットで働くアパレル販売員の仕事とは?直営店舗との違い/Photo by Zoriana Zaitseva

アウトレットと直営店舗の違い

アウトレットと直営店舗の具体的な違いは何なのでしょうか?まずは、アウトレットと直営店舗の違いについてご紹介します。

<アウトレットで取り扱うアイテム>

アウトレットで扱っているアイテムは、いわゆるB級品と言われるものです。型落ちしたアイテムや生産過多による売れ残りアイテム、サンプル品などがB級品と言われています。

<アウトレットの価格>

アウトレットでは、直営店とは異なりB級品も扱っているためセール時以外でも、正規のアイテムと比べて30~50%オフの場合が少なくありません。

<アウトレットの客層>

直営店では馴染みのお客様やブランドがターゲットとしている客層が多く利用します。しかしアウトレットの客層は子どもから大人まで男女問わず幅広い層がターゲットにしているのです。他のアウトレットの店舗を利用したついでに来店するお客様も多く、家族連れも多く来店するでしょう。また、観光ツアーにアウトレットでの買い物が組み込まれていることもあり、団体で訪れるお客様や、外国人観光客も多く利用します。つまり、直営店よりも幅広い客層のお客様が来店するということです。

アウトレットで働くメリット・デメリット

このように直営店とは異なる点があるアウトレットでの働き方はどのような感じなのでしょうか?続いては、アウトレットで働くメリット・デメリットについてご紹介します。

<メリット>

アウトレットは店舗数も多く、同じようなアパレル店舗も多数あります。そのため、アウトレットの他店舗のスタッフとつながりができます。交流を持つことで情報交換も可能です。また、お仕事の前後でアウトレットを利用することができるのもメリットの1つです。

アウトレットには様々なジャンルの店舗が揃っており、全くターゲットの異なるブランドが集まっています。そのため直営店には来店されないようなお客様も来店するので、客層が幅広いでしょう。したがって、様々なお客様に対応するための接客スキルを身につけることができます。

アウトレットで働くとスタッフ特典がある場合があります。この特典は自社ブランドだけでなく、アウトレット内で使えることもあり、アウトレット内のアパレル店舗だけではなく、飲食店やフードコートなどもお得に楽しむことができます。普段は利用しない店舗もスタッフ特典があると、気軽に利用しやすいなどのメリットがあります。

<デメリット>

アウトレットは郊外に立地していることがほとんどです。路面店のように都市部や駅に近い場所に集中して立地していないため、通勤しにくいのがデメリットです。最寄り駅が遠いため、車やバイク通勤をする人も少なくありません。アウトレットによっては駅から無料のシャトルバスも用意されていることもあります。アウトレットで働こうと思っている人は、まず通勤方法を確かめておきましょう。

アウトレットで働くのに向いている人

アウトレットで働くアパレル販売員の働き方を紹介/Photo by Pressmaster

アウトレットは直営店や路面店と働き方が少し異なります。それでは、アウトレットで働くのに向いている人の特徴についてご紹介します。

<販売職が未経験の人>

アウトレットには幅広い層のお客様が来店し、幅広い客層に対応できる接客スキルが求められます。そのため、新人スタッフ研修や接客スキルアップ研修が無料で受けられるなどの接客のサポートが充実しています。また各ブランドの研修以外にも、アウトレット施設で開催する研修も受けることができます。しっかりと研修で学んだ接客スキルは、勤務中に幅広い客層に対応することでますます磨かれるでしょう。

ブランドがターゲットとしている客層以外のお客様も利用するため、アパレル販売員未経験でブランドを決めかねている人や、まずは販売職を経験したいという人にもアウトレットでの勤務はおすすめです。アウトレットでの販売員を経験することで、自分が働きたいブランドを明確にすることができるでしょう。

<遅番ができる人>

アウトレットは郊外にあるため、車やバイクを持っていない人は働きづらい環境です。このような交通機関の関係上、遅くまで勤務できるスタッフの確保が難しいです。そのため、車やバイクで通勤でき、遅番ができる人は働きやすいです。また、アウトレットから家が近く自転車で通えるという人も歓迎されます。

アウトレットで自分に合った働き方をする

いかがでしたでしょうか?アウトレットは扱うアイテムから来店するお客様の層まで、直営店などの他の店舗とは異なるところがあります。そのため、販売員として働くスタイルも異なるでしょう。販売員として働きたい場合、このようなアウトレットでの働き方も考慮に入れてみてください。(modelpress編集部)

実際に働いている人の声は?

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