デパートの外商ってどんな仕事?百貨店の重要ポジションの魅力

デパートの外商ってどんな仕事?百貨店の重要ポジションの魅力

【アパレル/モデルプレス】「デパート外商」という言葉を耳にしたことのある人はあまり多くないかもしれません。デパート外商は特定のお客さまを相手に、お客さま1人ひとりに寄り添って接客をするお仕事です。このようにデパート外商は接客業でありながらも、他の接客業とは異なる特徴があります。それでは、デパート外商の仕事内容や向いている人の特徴についてご紹介します。

デパートの外商ってどんな仕事?百貨店の重要ポジションの魅力/Photo by Pressmaster

デパート外商とは?

聞き慣れない人も少なくない「デパート外商」って一体どんな仕事なのでしょうか?まずは、デパート外商の基礎知識についてご紹介します。

<デパート外商って何?>

デパート外商とは、デパートの売り場の外で商売をすることです。百貨店の営業部が担当しています。デパート内での接客とは異なり、「得意先営業部」などに配属されます。デパート外商と呼ばれるものには、法人外商と個人外商があります。

<法人外商>

法人外商は企業のセールスプロモーション品や記念品などを販売する仕事です。受注から生産、納品までを一貫して請け負います。

<個人外商>

個人外商はお得意様への店外販売を行います。お得意様とは、多額の購買をする有力顧客のことです。一般的に「外商」と聞いてイメージするのは、こちらの個人外商でしょう。

<デパート外商の目的>

デパート外商は、上顧客のお客さまに気持ちよく買い物をしてもらうためにあります。ここで言う上顧客のお客さまは「お客さま」というよりも、長くお付き合いする「パートナー」に近い存在です。このような上顧客のお客さまとの付き合いは家族ぐるみの場合もあり、子どもや孫の代まで何十年も続くこともあります。

デパートの個人外商の仕事内容

一般的な外商のイメージである個人外商は具体的にどのような仕事をしているのでしょうか。デパート外商の仕事内容についてご紹介します。

<得意先を定期的に訪問する>

お客さまに喜んでいただけそうな商品を自分で選び、お客さまに提案します。お客さまに合う商品は定期的に提案し、訪問しています。個人外商は1日に5件から10件程度のお得意先を回り、商品を提案しています。

<取り扱う商品>

お客さまに提案する商品は、基本的にデパートで扱っている商品はすべて対応することができます。洋服、鞄、靴などのファッション雑貨からアクセサリーや時計などの宝飾品まで、様々な商品からお客さまが喜んでいただけそうなものを選びます。それだけではなく、家具・家電などのサイズの大きい商品も提案することがあり、お客さまからの希望があれば掛け軸や絨毯なども扱っています。

デパート外商のやりがいと向いている人の特徴

デパート外商の仕事内容を紹介/Photo by racorn

デパート外商は特定のお客さまと長くお付き合いするお仕事です。このようなデパート外商のやりがいと向いている人の特徴についてご紹介します。

<お客さまと近い距離で接することができる>

デパート外商は、どの店舗での接客よりも1人ひとりのお客さまにじっくりと寄り添えるお仕事です。お客さまとの距離が近いので、信頼を失わないようなマナーや気配りが求められますが、その分お客さまから信頼されたことが分かった時にやりがいを感じるお仕事でもあります。特定のお客さまとの会話を楽しみながら、一緒に商品を選んだり、喜ぶような商品を提案したりできる関係性が求められます。

<マナーを身に付けていることが絶対>

特定のお客さまがいるため、店舗での接客で求められるセールストークはあまり必要ありません。しかし、上顧客であるお客さまに失礼のないようなマナーを身につけていることはデパート外商の絶対条件です。お客さまを不快にさせるような行動は、デパート外商との信頼関係を崩してしまうこともあります。デパート外商は1人ひとりのお客さまとの信頼関係がとても重要なので、そのような行動は絶対あってはいけません。より近い距離で、そして長い時間お客さまと接するからこそ、デパート外商は礼儀作法や振る舞い、丁寧な言葉遣いなどに気を付けて会話を楽しめる人におすすめの仕事でしょう。

<すばやい対応力と観察力が求められる>

デパート外商は1人ひとりのお客さまとお付き合いし、お客さまが1番喜ぶ商品を提案します。そのため、お客さまからの要望を聞き逃さず、欲しい商品の特徴や条件などを絞り込む対応力と行動力が必要になります。お客さまとの日常的な会話からも、お客さまの好きな物や買う時のポイントなどを覚えておき、商品を提案するときに活かせるようにします。このようにデパート外商には、お客さまと楽しく会話しながら、お客さまのニーズをいち早く察知し、商品の販売に繋げられるスキルが重要です。コミュニケーション能力はもちろん、相手の言動や行動を正しく把握する観察力がデパート外商になるためのポイントになります。

お客さま1人ひとりに寄り添った接客

いかがでしたでしょうか?デパート外商は、一般的に想像する接客とは異なり特定のお客さまと近い距離で長く付き合うお仕事です。信頼関係を築き上げるのは簡単なことではありませんが、その分のやりがいは感じられます。お客さまのために尽くしたいと言う人は、ぜひデパート外商の求人をチェックしてみて下さい。(modelpress編集部)

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