美容部員への転職に役立つ資格・検定19選 知識を身に付けて、憧れの仕事へ

美容部員への転職に役立つ資格・検定19選 知識を身に付けて、憧れの仕事へ

「美容部員になるために必要な資格・検定」には、どのようなものがあるのでしょうか。実は、美容部員への「転職に役立つおすすめスキル」が、いくつか存在しています。そこで、本稿では、美容部員への転職を目指す際に役立つ、おすすめのスキルについてご紹介していきます。

美容部員への転職に役立つ資格・検定19選 知識を身に付けて、憧れの仕事へ/Photo by Dean Drobot

美容部員は未経験から挑戦できる

あまり知られていないことかもしれませんが、実は、美容部員への転職は、たとえ未経験であったとしても挑戦することができます。まずは、美容部員になるための方法についてご紹介します。

<学歴や特殊な資格・検定は必要ない>

美容部員への転職を考える際に、まずその大前提として確認しておきたいことは、美容部員への転職には、「学歴や特殊な資格・検定は必要ない」ということです。美容部員になるために、必須となる資格・検定は、実は存在しません。ただし、当然のことではあるかもしれませんが、美容部員を目指す人向けの資格・検定は、存在します。したがって、あらかじめ取得することができていれば、面接の際に有利となるような資格・検定もあるということです。

<美容部員は未経験でも挑戦可能>

ただし、繰り返しになりますが、大前提として、「美容部員は未経験でも挑戦可能」な職業の一つです。例えば、メイクのスキルや専門的な知識に関しては、入社後の研修で学ぶことができるようになっています。そのため採用時には、専門的なメイクのスキルなどよりも、コミュニケーションの能力の高さなどの方が求められるというケースも、少なくないようです。

美容部員への転職で有利になる可能性のある資格・検定

それでは、「美容部員への転職で有利になる可能性のある資格・検定」には、どのようなものがあるのでしょうか。ここからは、美容部員への転職で有利になる可能性のある資格・検定についてご紹介していきます。

・メイク・スキンケア系

<コスメコンシェルジュ(日本化粧品検定)>

美容部員への転職で有利になる可能性のある資格・検定の1つ目は、「コスメコンシェルジュ(日本化粧品検定)」です。コスメコンシェルジュとは、「その人の肌質に応じて、最適な化粧品を選ぶことができるプロフェッショナル」のことを指します。コスメコンシェルジュの資格を取得すれば、化粧品の「成分表示」を読むことができるようになるため、それぞれのお客様に対して、より効果的な化粧品をお勧めすることができるようになると、考えられているようです。

<日本メイクアップ技術検定試験>

美容部員への転職で有利になる可能性のある資格・検定の2つ目は、「日本メイクアップ技術検定試験」です。日本メイクアップ技術検定試験では、「国際的に活躍することができる、メイクアップアーティストの育成」が、目的となっています。また、実際の検定試験においては、「スキンケアなどに対する基本的な知識」などを問う試験から、「お客様の希望通りにメイクを仕上げる接客試験など」までが、行われることになっています。

<メイクセラピー検定>

美容部員への転職で有利になる可能性のある資格・検定の3つ目は、「メイクセラピー検定」です。メイクセラピーとは簡単に定義すると、「メイクアップに、心理カウンセリングの手法を取り入れたもの」のことを指します。メイクセラピー検定を取得すると、「メイクを活用したカウンセリング」や「メイクを活用したメンタルサポート」などに関する知識を身に付けることができると言われています。

<日本メイクアップ知識検定試験>

美容部員への転職で有利になる可能性のある資格・検定の4つ目は、「日本メイクアップ知識検定試験」です。2020年4月、「メイクアップアドバイザー検定」から「日本メイクアップ知識検定試験」に名称が変更されました。日本メイクアップ知識検定試験では、1.メイクアップ、2.スキンケア、3.メイクアップの修正方法などについて、学んでいきます。なお、日本メイクアップ知識検定試験は、1.メイクに関する基礎知識を試す「ベーシック」、2.応用知識を試す「アドバンス」という2段階に分けられています。

<シュウ ウエムラ メイクアップ技術検定試験>

美容部員への転職で有利になる可能性のある資格・検定の5つ目は、「シュウ ウエムラ メイクアップ技術検定試験」です。シュウ ウエムラ メイクアップ技術検定試験は、日本ロレアル株式会社と一般社団法人JMA(日本メイクアップ技術検定協会)が協働して、2018年からスタートした検定試験です。シュウ ウエムラ メイクアップ技術検定試験では、シュウ ウエムラ独自のメイクスキルを学んでいきます。なお、実技試験では、ベースメイクからフルメイクを50分間で仕上げることが求められます。

<アイゾーン メイクアップ検定試験>

美容部員への転職で有利になる可能性のある資格・検定の6つ目は、「アイゾーン メイクアップ検定試験」です。アイゾーン メイクアップ検定試験では、1.まつ毛エクステンションの知識・技術力・デザイン力・カウンセリング力、2.アイブロウとアイシャドウのメイク知識・技術力・デザイン力について、学んでいきます。アイゾーン メイクアップ検定試験の1級を取得後には、「目元のデザインのプロフェッショナル」として、活躍することができるでしょう。

<IBF国際メイクアップアーティスト認定試験>

美容部員への転職で有利になる可能性のある資格・検定の7つ目は、「IBF国際メイクアップアーティスト認定試験」です。IBF国際メイクアップアーティスト認定試験を受験するためには、IBF国際美容連盟が指定する各スクール所定のカリキュラムを修了して、修了証書を有していなければなりません。

<コスメマイスター(化粧品検定)>

美容部員への転職で有利になる可能性のある資格・検定の8つ目は、「コスメマイスター(化粧品検定)」です。コスメマイスター(化粧品検定)では、「化粧品に関する基本的知識から化粧品関連の仕事に従事できる専門知識の習得」が目指されています。

<スキンケアマイスター(美容総合検定)>

美容部員への転職で有利になる可能性のある資格・検定の9つ目は、「スキンケアマイスター(美容総合検定)」です。スキンケアマイスター(美容総合検定)では、「化粧品のほか、サプリメント、エステティック、美容医療、スキンケア、関連法規に至る美容の総合的な習得」が目指されています。

<スキンケアアドバイザー資格>

美容部員への転職で有利になる可能性のある資格・検定の10つ目は、「スキンケアアドバイザー資格」です。スキンケアアドバイザー資格を取得すれば、1.肌についてのアドバイス、2.正しいスキンケア、3.化粧品成分による肌への影響の理解、4.お客様に愛される会話・接客術ができるようになるとされています。

<スキンケアカウンセラー資格>

美容部員への転職で有利になる可能性のある資格・検定の11つ目は、「スキンケアカウンセラー資格」です。スキンケアアドバイザー資格を取得すれば、1.お客様に120%の満足の提供、2.10年通うお客様の獲得、3.お客様に寄り添った接客、4.悩みの本質の掘り起こしができるようになるとされています。

<美肌検定>

美容部員への転職で有利になる可能性のある資格・検定の12つ目は、「美肌検定」です。美肌検定では、「肌と体のしくみ、栄養や化粧品、セルフケアのしかたなどの正しい知識を習得し、毎日の生活の中で実践していくことで、真の美肌を実現すること」が目指されています。

<美容師免許>

美容部員への転職で有利になる可能性のある資格・検定の13つ目は、「美容師免許」です。美容師免許の受験資格は、「厚生労働省の認可を受けた美容学校を卒業していること」となっています。

<色彩検定>

美容部員への転職で有利になる可能性のある資格・検定の14つ目は、「色彩検定」です。色彩検定では、1.色の基礎、2.配色技術(色の組み合わせ方)、3.専門分野における利用などについて、幅広く学んでいきます。

<カラーコーディネーター検定試験>

美容部員への転職で有利になる可能性のある資格・検定の15つ目は、「カラーコーディネーター検定試験」です。カラーコーディネーター検定試験では、色の性質・特性など、色彩に関する知識について、学んでいきます。

<パーソナルカラリスト検定>

美容部員への転職で有利になる可能性のある資格・検定の16つ目は、「パーソナルカラリスト検定」です。パーソナルカラリスト検定では、CUS(カラーアンダートーンシステム)色彩理論について、学んでいきます。

・接客・マナー系

<接客心理検定>

美容部員への転職で有利になる可能性のある資格・検定の17つ目は、「接客心理検定」です。接客心理検定では、心理学だけではなく、色彩学や行動分析の理論を通して、お客様が「本当に求めているもの・サービス」を提供するためのテクニックについて、学んでいきます。

<マナー・プロトコール検定>

美容部員への転職で有利になる可能性のある資格・検定の18つ目は、「マナー・プロトコール検定」です。マナー・プロトコール検定では、社会人として必須のマナーやプロトコール(国際儀礼)に関わる知識と技能について、学んでいきます。

<接客サービスマナー検定>

美容部員への転職で有利になる可能性のある資格・検定の19つ目は、「接客サービスマナー検定」です。接客サービスマナー検定では、1.接客サービスの基本、2.ビジネスマナー、3.クレーム応対などについて、学んでいきます。

美容部員に向いている人

美容部員に向いている人は?/Photo by ERainbow

それでは、そもそも「美容部員に向いている人」とは、どのような人なのでしょうか。ここからは、美容部員に向いている人が持つ特徴についてご紹介していきます。

<美への興味が強い>

美容部員に向いている人が持つ特徴の1つ目は、「美への興味が強い」ということです。言うまでもないことであるかもしれませんが、美容部員は、時代や流行に合ったメイクを、常にチェックし続けることが、とても大切になります。なぜならば、メイクに関する幅広い知識を持っていることで、お客様に対して、より良いアドバイスが可能になると考えられるからです。

<人にアドバイスをするのが得意>

美容部員に向いている人が持つ特徴の2つ目は、「人にアドバイスをするのが得意」ということです。これも、あえて確認するまでもないことかもしれませんが、美容部員は、メイクに関する知識を、お客様にわかりやすく、そして丁寧に説明を行うことがとても重要になります。つまり、メイクに関する知識や技術を有しているというだけではなく、それらをお客様に対して、上手に、わかりやすく伝えることができる、コミュニケーション能力が求められるのです。

<語学力があれば尚可>

美容部員に向いている人が持つ特徴の3つ目は、意外に思われる方も多いかもしれませんが、「語学力」があることです。最近では、日本製品の人気の高まりで、百貨店や専門店には、多くの海外からのお客様が訪れるようになってきています。例えば、英語や中国語に関するスキルを持っていれば、美容部員であっても、それらのスキルを活かすことができるチャンスがあると、考えられるのです。

資格・検定の学習で専門知識を身に付け、憧れの美容部員へ

いかがでしたでしょうか?繰り返しになりますが、美容部員への転職は、たとえ未経験であっても、チャレンジすることができます。ただし、ここまで確認してきたように、「美容部員への転職に役立つスキル」というものも、当然のことながら、多数存在しています。もし、あなたが美容部員への転職を考えており、まだ本稿で紹介したスキルを身に付けていないのであれば、それらを身に付けない手はありません。美容部員への転職に役立つスキルを身に付け、実際の面接試験などが始まる前から、他の転職希望者に差をつけることができるようにしていきましょう。(modelpress編集部)

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