苦手な人との付き合い方　いつも接客上手なアパレル店員でいるためには？

【アパレル／モデルプレス】「苦手な人」がいないことが理想であるかもしれませんが、「苦手な人」はいるものです。そのような人とは、どのように付き合っていけばよいのでしょうか。本稿では、まず、苦手な人と付き合うときの基本について、確認していきます。そして、アパレル店員が苦手だと感じてしまいやすいお客様との接し方や、苦手な同僚との付き合い方についても、ご紹介していきます。

苦手な人との付き合い方の基本

苦手な人との付き合い方には、5つの基本があるといわれています。まずは、「苦手な人との付き合い方の基本」について、ご紹介していきます。

＜相手の発言を受け流す＞

苦手な人との付き合い方の基本の1つ目は、「相手の発言を受け流す」ことです。たとえ、相手の意見に納得することができていなかったとしても、笑顔のままで会話をするようにしましょう。相手の発言や行動に違和感を覚えたときにも、感情をむき出しにしてはいけません。相手への苦手意識があることを受け入れることができれば、割り切って対応しやすくなるのではないでしょうか。

＜相手を変えようとしない＞

苦手な人との付き合い方の基本の2つ目は、「相手を変えようとしない」ことです。相手が持っている自分との違いは、相手の「個性」として受け止めるようにしましょう。基本的には、「相手の行動を変えさせることはできない」と認識することが大切になります。加えて、自分の考えを相手に押し付けないように心掛けることも、忘れないようにしたいものです。

＜必要最低限の接点に抑える＞

苦手な人との付き合い方の基本の3つ目は、「必要最低限の接点に抑える」ことです。相手に深入りすることはせず、無理に付き合うことはしないようにしましょう。そして、相手と接するときには、必要最低限の礼儀を重視してコミュニケーションをとることが、とても大切になります。相手に対して、嫌悪感を示すようなことは、避けることをおすすめします。

＜社交辞令を重視する＞

苦手な人との付き合い方の基本の4つ目は、「社交辞令を重視する」ことです。もし、苦手な相手が同僚である場合には、自分が担う仕事については、しっかりとこなすように心掛けましょう。相手から責められるような理由を作らないことが、とても大切になります。また、苦手な相手には、敬語を用いて話すようにすると、一定の距離感を保ちやすいのではないでしょうか。

＜ポジティブに転換する＞

苦手な相手との付き合い方の5つ目は、「ポジティブに転換する」ことです。相手の嫌な部分や苦手な部分を、相手の「長所」としてとらえることはできないかなど、自分の「見方」を変えることができるとよいでしょう。たとえば、「何事に対しても、はっきりと、きつい言い方をする人」に対しては、「裏表がない人」であるととらえることができるのではないでしょうか。

アパレル店員が苦手と感じやすいお客様への接し方

アパレル店員が苦手と感じてしまいやすいお客様には、いくつかのタイプがあるといわれています。それでは、「アパレル店員が苦手と感じやすいお客様への接し方」について、ご紹介していきます。

＜声かけに対して無反応なお客様＞

アパレル店員からの「声かけに対して無反応なお客様」に対しては、無理には声かけをしないようにしましょう。このようなお客さまに対しては、お客様から少し離れた所から、見守るようにするとよいでしょう。

＜必要以上にフレンドリーなお客様＞

アパレル店員に対して「必要以上にフレンドリーなお客様」は、アパレル店員に何かを伝えたいという意図をお持ちである場合があります。お客様との会話の中から、お客様が伝えたい内容をくみ取るように心掛けるとよいでしょう。具体的には、お客様は「どのような対応を望んでいるのか」「どのようなアイテムを探されているのか」などを意識するとよいでしょう。

＜上から目線のお客様＞

アパレル店員に対して「上から目線のお客様」の厳しい口調や大きな声には、ひるむことなく、冷静に落ち着いて対応をするように心がけましょう。アパレル店員が、へりくだって、丁寧に対応をすると、機嫌を良くされるお客さまも少なくありません。もし、不当なクレームを受けている場合には、毅然とした態度で、事実を説明するようにしましょう。なお、反抗的な態度は、お客様の怒りを助長させてしまう恐れがあるので、控えるようにしましょう。

苦手な同僚との付き合い方

それでは、苦手な同僚とは、どのように付き合っていけばよいのでしょうか。ここからは、「苦手な同僚との付き合い方」について、ご紹介していきます。

＜悪口を言う人＞

同僚から、誰かに対しての悪口を聞かされたとしても、同調はせずに、受け流すようにしましょう。これは、同調をしてしまったことで、誤解を招いてしまうと、後からその誤解を解くことが難しくなってしまうからです。

＜「マウンティング」をしてくる人＞

同僚が、自分よりも優位に立とうとしている場合には、その同僚をそのまま立てておくようにするとよいでしょう。このような人は、その人のファッションやメイクなどをほめると、気を良くすることが多いようです。このような人とは、決して張り合わないようにしましょう。

＜相手によって態度を変える人＞

同僚が、相手によって態度を変える人であるときには、その同僚は、その同僚が思う通りに物事を進めたいと考えている場合が多いようです。これは、その同僚の「個性」であると、割り切るようにするとよいでしょう。ここでも、相手に深入りしないことが、とても大切になります。このような同僚と接するときには、相槌を打つなどして、なるべく同僚の発言を受容する姿勢を見せるようにするとよいでしょう。

＜ネガティブな人＞

ネガティブな同僚に対しては、思いやりを持って、笑顔で接するようにするとよいでしょう。このように接することによって、心を開き、前向きな発言などをしてくれる可能性もあります。ただし、心配しすぎてしまったり、親切にしすぎてしまったりすることも、禁物となります。心配されすぎたり、親切にされすぎたりすることを、負担に感じてしまう人も少なくないからです。

職場において、少しでもストレスなく過ごす

いかがでしたでしょうか？職場では、どうしても「苦手な人」と付き合わなければならない場面が出てきます。このような場合には、多くのストレスが伴うことでしょう。ただし、ここまでご紹介させていただいたように、「苦手な人との付き合い方」は、確実に存在しているように思われます。本稿でご紹介させていただいた内容を参考にして、職場において、少しでもストレスなく過ごしていただければと思います。（modelpress編集部）