アパレル業界は、就職先として、人気が高い業界の一つであるといっても過言ではないでしょう。そこで、本稿では、アパレル業界に関する基礎的な知識について、ご紹介していきます。まずは、「アパレルに関する基礎知識」について、確認していきます。次に、「アパレル店員の仕事内容」について、ご紹介していきます。そして、「アパレル店員に向いている人の特徴」について、ご紹介していきます。
アパレルに関する基礎知識
アパレルに関しては、どのようなことが基礎的な知識であると考えられているのでしょうか。まずは、「アパレルに関する基礎知識」について、ご紹介していきます。
<アパレルとは?>
アパレル(apparel)とは、「衣類」を意味する言葉です。また、衣料品メーカーの全般を総称して、「アパレル業界」と呼びます。「ファッション」という言葉とは、混同しないようにしましょう。ファッションとは、もともとは「流行」という意味合いを持つ言葉です。アパレルは、布からできている衣服や服飾を指すことが多いのに対して、ファッションは、衣類や服飾だけではなく、ほかの分野も含まれたスタイルの全般を指すことが多くなっています。
<アパレル業界の主な仕事>
「アパレル業界の主な仕事」として、代表的な仕事を5つご紹介していきます。1つ目は、「アパレル店員」です。アパレル店員とは、アパレルショップの店頭に立つ販売員のことです。アパレル店員として、経験を積んでいき、キャリアアップをしていくことができれば、店長やマネージャーとして、店舗の運営業務に携わることもできるでしょう。2つ目は、「ファッションデザイナー」です。ファッションデザイナーは、洋服や靴、バッグなどのデザインを手掛けます。昨今では、ファッションデザイナーに対して、芸術的なセンスだけではなく、マーケティングに関する知識も要求されるようになってきているようです。3つ目は、「パタンナー」です。パタンナーは、ファッションデザイナーが作成したデザイン画を基にして、型紙(パターン)を作成します。パタンナーは、デザイナーとともに作業を進めていき、デザイナーの考えていることを具現化していきます。4つ目は、「バイヤー」です。バイヤーは、商品の買い付けを行います。昨今では、商品の買い付けだけではなく、商品開発からプロモーションまで手掛けることもあるようです。5つ目は、「マーチャンダイザー(MD)」です。マーチャンダイザーは(MD)は、製品や顧客動向、トレンドなど、様々な調査分析を行うことによって、商品開発から販売計画立案まで、一括して管理をします。アパレル企業の「ブレーン」といっても過言ではないでしょう。
アパレル店員の仕事内容
アパレル店員の仕事とは、どのような内容になっているのでしょうか。それでは、「アパレル店員の仕事内容」について、主なものを3つご紹介していきます。
<接客・レジ対応>
アパレル店員の仕事内容の1つ目は、「接客・レジ対応」です。ご来店されたお客様に対して、商品やブランドの紹介、コーディネートの提案などを行っていきます。お客様の満足度を高めるために、接客後のレジへの案内、会計、見送りまで、同じ店員が担当するケースもあります。
<商品の陳列・管理>
アパレル店員の仕事内容の2つ目は、「商品の陳列・管理」です。商品のメンテナンスを行い、在庫を適正に管理します。ほかにも、売り場のレイアウトの変更、品出しや商品の補充、商品の発注、入荷した商品の検品などを行います。
<店内の美化・清掃>
アパレル店員の仕事内容の3つ目は、「店内の美化・清掃」です。開店前や閉店後などに、売り場の清掃や商品の整理などを行います。フロアの全体、商品棚、フィッティングルームなどのチェックをします。具体的には、「ほこりやごみは、落ちていないか」「商品やディスプレイは、しっかりと整えられているか」などについて、チェックをします。
アパレル店員に向いている人の特徴
アパレル店員には、どのような人が向いていると考えられるのでしょうか。それでは、「アパレル店員に向いている人の特徴」について、代表的な特徴を3つご紹介していきます。
<ファッションに関心がある>
アパレル店員に向いている人の特徴の1つ目は、「ファッションに関心がある」ことです。日ごろから、ファッションについて、研究熱心な人が、アパレル業界には求められやすいといえるでしょう。たとえば、「ファッションに関する専門的な用語や最新のトレンドについて、学ぶ意欲が高い人」「商品やブランドについての知識を豊富に持っている人」などを挙げることができるでしょう。
<接客の経験がある>
アパレル店員に向いている人の特徴の2つ目は、「接客の経験がある」ことです。これには、飲食店やコンビニエンスストア、スーパーマーケットにおいて、接客やレジ対応の経験がある人などが、あてはまるでしょう。このような経験は、アパレル業界においても、活かすことができる可能性が高いと考えられます。面接の際などにも、アピールになりやすいでしょう。
<コミュニケーション能力にたけている>
アパレル店員に向いている人の特徴の3つ目は、「コミュニケーション能力にたけている」ことです。アパレル店員には、「明るく、人当たりの良い接客」が求められることがほとんどであるといってよいでしょう。お客様一人一人に合わせた接客が、大切になるのです。「声のかけ方」や「相槌の打ち方」についても、気を使う必要があるでしょう。
アパレル業界には、様々な仕事・業務がある
いかがでしたでしょうか?ここまでご紹介させていただいたように、アパレル業界には、様々な仕事が存在しています。そして、様々な業務が存在しています。就職先として、アパレル業界を志望されている方は、本稿を参考にしながら、アパレル業界に関する知識をより深めていってください。(modelpress編集部)
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