ハイライトの基本的な入れ方 美容部員が提案するときのポイントも紹介

ハイライトの基本的な入れ方 美容部員が提案するときのポイントも紹介

ハイライトは、使い方によって、さまざまな効果を期待することができるとても便利なアイテムの一つです。しかしながら、ハイライトの種類や正しい使い方については、あまりよく知られていないようです。そこで、本稿では、「ハイライトの基本的な入れ方」及び「美容部員がハイライトをお客様にご提案するときのポイント」について、ご紹介していきます。

ハイライトの基本的な入れ方 美容部員がお客様に提案するときのポイントとは/Photo by puhhha

ハイライトに関する基礎的な知識

「ハイライトに関する基礎的な知識」には、どのようなものがあるのでしょうか。まずは、「ハイライトに期待できる効果」と「ハイライトの種類」について、ご紹介していきます。

<ハイライトに期待できる効果>

ハイライトには、顔に「立体感」や「ツヤ感」を与える効果を期待することができます。この効果から、顔の凹凸が強調されることによって、「小顔」に見えやすくなるでしょう。また、ハイライトを塗った箇所が、自然に光ることによって、「透明感」のある肌にも仕上がりやすいでしょう。

<ハイライトの種類>

ハイライトには、1.パウダー、2.クリーム、3.リキッドの3種類があります。まず、パウダー・タイプのハイライトは、広い範囲に塗りやすいという特徴を持っています。また、分量の調節についても簡単に行うことができるでしょう。次に、クリーム・タイプのハイライトは、肌に密着しやすいという特徴を持っています。「ツヤ感」のある仕上がりとすることができるでしょう。また、パウダー・タイプの下地としても使うことができます。そして、リキッド・タイプのハイライトは、伸びがよく、潤いのある自然な仕上がりとなることが特徴です。なお、リキッド・タイプには、ファンデーションと混ぜて使用するという方法もあります。

ハイライトの入れ方

ハイライトは、どのように入れていけばよいのでしょうか。それでは、「ハイライトの入れ方」について、ご紹介していきます。

<メイクの際、ハイライトを入れるタイミング>

メイクの際、基本的には、仕上げの段階でハイライトを入れていきます。少量のハイライトを、指、またはフェイス・ブラシを使ってつけていきます。ハイライトの量が多すぎるときには、仕上がりにムラができたり、メイクがヨレたりしやすくなるので、注意しましょう。なお、点状にして肌に乗せていき、指やブラシを使って、薄くのばすようにしていくとよいでしょう。

<ハイライトの入れ方(部位別)>

「おでこ」については、額の中央部にハイライトを入れていきます。なお、顔が膨張して見えてしまうことを防ぐために、広い範囲にハイライトを塗ることは、避けるようにしましょう。

「鼻筋」については、鼻の付け根から、鼻筋の小鼻に達しない位置まで、ハイライトを入れていきます。なお、鼻先までハイライトを入れてしまうと、メリハリがなくなりやすいので、注意しましょう。

「頬」については、頬骨の最も高い位置にハイライトを入れるようにしましょう。ほりが深く見えて、顔に「立体感」を生むことができます。

「あご」については、あご先の高い位置にハイライトを入れるようにしましょう。メリハリが生まれて、顔の全体が小さく見えるようになります。

「唇」については、唇の山の頂点や口角にハイライトを入れていきます。唇にボリュームを出すことによって、口角が上がっているように見えます。

お客様にハイライトをご提案するときのポイント

美容部員がハイライトをお客様に提案するときのポイントを紹介/Photo by nd3000

お客様にハイライトをご提案するときには、どのようなことがポイントになるのでしょうか。それでは、「お客様にハイライトをご提案するときのポイント」について、代表的なポイントを3つご紹介していきます。

<お客様の肌の特徴に合わせて選ぶ>

お客様にハイライトをご提案するときのポイントの1つ目は、「お客様の肌の特徴に合わせて選ぶ」ことです。ハイライトの明るさは、肌の色よりもワン・トーンほど明るいものを選ぶのが目安となります。なぜならば、ハイライトが明るすぎる場合には、肌から浮いているように見えてしまうからです。なお、ハイライトの色味については、お客様の肌の悩みに合わせてご提案するとよいでしょう。たとえば、1.血色を良く見せたい場合にはピンク系、2.赤みをカバーしたい場合にはイエロー系というようになります。

<仕上がりの質感の好みをお客様に伺う>

お客様にハイライトをご提案するときのポイントの2つ目は、「仕上がりの質感の好みをお客様に伺う」ことです。ハイライトのタイプごとに、仕上がりの質感は、異なります。ご提案の仕方の例としては、1.マットな仕上がりをご希望の場合には、パウダー・タイプのハイライト、2.しっとりとした仕上がりをご希望の場合には、クリーム・タイプやリキッド・タイプのハイライト、3.明るい仕上がりをご希望の場合には、パール入りのハイライトというようになります。

<タッチアップをするときには、お客様の顔の輪郭によって、入れ方を変える>

お客様にハイライトをご提案するときのポイントの3つ目は、「タッチアップをするときには、お客様の輪郭によって、入れ方を変える」ことです。顔の輪郭ごとに、似合うハイライトの入れ方は、異なります。ご提案の仕方の例としては、1.面長の場合には、おでこ・鼻筋・頬、2.丸顔の場合には、おでこ・鼻筋・あご、3.ベース型の場合には、おでこ・鼻筋、4.逆三角形型の場合には、おでこ・鼻筋・頬というようになります。

お客様の好みや特徴に合わせて、もっとも適切なハイライトをご提案する

いかがでしたでしょうか。ここまでご紹介させていただいたように、ハイライトは、使い方によって、さまざまな効果を期待することができます。お客様の好みや特徴に合わせて、もっとも適切なハイライトをご提案することができるようにしていきましょう。(modelpress編集部)

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