アパレル業界でECサイトの求人が増加中！Web運営スタッフとは？

2017.11.07 19:00

【アパレル／モデルプレス】ECサイトという言葉を耳にしたことはありますか？ECサイトとはWeb上で商品やサービスを売買できるサイトのことで、利用したことがある人も少なくないでしょう。そのECサイトでの求人がアパレル業界内で増えてきています。普段ECサイトをよく利用し馴染み深いという人でも、Web運営については詳しく知らないのではないでしょうか。そこで今回は、アパレル業界のWeb／ECサイト運営の求人についてご紹介します。

アパレル業界のECサイトとは？

まずは、「アパレル業界のECサイト」についてご紹介します。

ECとはElectronic Commerceの略称で、電子商取引という意味になります。電子商取引とはWeb上の情報通信によって商品やサービスを売買することを指します。今では多くの人が日常的に利用しているサービスでしょう。

＜アパレル業界のECサイト＞

ネットショッピングやSNSが普及したことで、アパレル業界でもECサイトが増加しています。お客様の多様な目的に合わせて様々な種類のECサイトがたくさん作られているため、ECサイトの運営サポートの求人数も多くみるようになっています。

アパレル業界のECサイトの種類

アパレル業界のECサイトには様々な種類があり、それぞれ特徴が異なります。では、その種類についてご紹介します。

<メーカーやブランド直販のECサイト>

実際に店舗での販売も行っているブランドが構えるオンラインストアです。このECサイトではメーカーやブランドのアイテムのみを取り扱っています。

<モール出店型ECサイト>

大手オンラインサイトに出品する形式のオンラインストアです。各ブランドでサイトを作る必要がないので、他のECサイトよりも手軽に始めることができます。また、サイト自体の顧客が多いのでお客様の目に付きやすい傾向があります。

<セレクトショップ型ECサイト>

こちらは個人経営で運営しているオンラインストアです。店舗が無いために、オンラインで販売されているアイテムの実物を手に取ることはできませんが、一点物や厳選されたアイテムを多く扱っているため、ファッションで差を付けたい人に人気があります。

<フリマアプリ>

スマホで簡単に出品することができるので、多くの人が参加しています。また、消費者同士が出品・購入するだけではなく、業者も出店しています。

Web運営スタッフの仕事内容とやりがい

アパレル業界のWeb／ECサイト運営の求人を紹介／Photo by nenetus

続いては、ECサイトのWeb運営を行っているスタッフの仕事内容とやりがいについてご紹介します。

Web運営スタッフの仕事内容は、大きく4つに分けられます。まずはサイトの管理・運営です。サイトの管理・運営はECサイトで販売するアイテムの登録、アイテムなどの情報更新などのECサイトの運営に関わる管理業務です。シーズンや流行を意識したアイテムを選び、お客様の購買意欲を高めるようなサイトにします。クリスマスやセールなどのイベントがあれば専用の特集ページを作り、常にお客様のニーズに応えられるようにサイトを管理していきます。また、どのような人がどのアイテムをチェックしているかなどのアクセス解析や、より多くの人にサイトを利用してもらうためのSEO対策といった集客に関わる業務も行います。

2つ目はアイテムのバイイングです。アパレル業界でECサイトが増加している中、他のECサイトと差をつけるためにはWeb運営スタッフがより良いアイテムをバイイングすることが重要になってきます。実際に足を運んで見て回るよりもWeb上だけで買い付けすることも多く、Web上で良いアイテムを見極める力が求められるでしょう。

3つ目はMD／バイヤー業務です。MDとはマーチャンダイジングの略称で、お客様の欲しいアイテムを適切な数量、価格、タイミングなどで販売するための業務です。

最後に4つ目は、問い合わせ対応です。実際に店舗で購入する際に店員に聞くような問い合わせから、オンラインストアならではの問い合わせまで様々な問い合わせに対応しなければなりません。通常はメールか電話で対応します。ECサイトのWeb運営の中で、唯一お客様と直接関わる非常に重要な業務です。アイテムに関する相談やクレームなどの問い合わせに対応するために、扱っているアイテムの深い知識が求められます。

アパレル業界のECサイトの運営スタッフは、先程もお伝えしたように問い合わせの電話やメールで直接お客様と話す機会があります。対応後に購入を決めてもらえると、実際の店舗での接客と同じように達成感があり、やりがいを感じるでしょう。また、このようにお客様と関わることもあるため、アパレル店員の経験を活かすこともできます。

アパレル関係の仕事、Web関連の仕事どちらにも興味があるという人にはおすすめの仕事になっています。お客様にアイテムの魅力をより伝えられるディスプレイを考えるなどWeb上でもショップ作りができます。実際のアパレル店舗とは異なり、お客様が実物を見て購入できないため、見やすさなどに工夫が必要です。このようにアパレル業界に関わりながらWebの仕事でもあるため、Web関連の仕事への転職もしやすいです。