【HYSTERIC GLAMOUR/モデルプレス】株式会社オゾンコミュニティのアパレルブランド「HYSTERIC GLAMOUR(ヒステリックグラマー)」青山店&渋谷店の店長として働く入社11年目の福田梨恵さん(36)がモデルプレスのインタビューに応じた。
「HYSTERIC GLAMOUR」店長の仕事内容
― 「HYSTERIC GLAMOUR」店長の仕事内容を教えてください。
福田さん:お客様に合う商品などをお勧めし、コーディネートを組んだり、接客業を主としています。また、店長として本社へ現場の意見を発信したりしています。
― これまで働いてきてやりがいや苦労したことを教えてください。
福田さん:自分の提案したコーディネートがお客様にはまった時はとても達成感を感じます。あまり苦労とは思ったことはないですが、頭で思い描いたことが実現化できなかったり、思い通りに自分が動けなかったりすることがあり、日々反省しています。
「HYSTERIC GLAMOUR」店長を掛け持ち
― なぜ店長をやるようになったのでしょうか?
福田さん:これまで青山店というHYSTERIC GLAMOURの中でも商品ラインナップが違う店舗で販売員として働いてきました。ある日、マネージャーの方から青山店が店長不在のため、やってみないかと声を掛けていただきました。そのとき、私はやりたくないですと断ってしまったのですが、夜寝ながら考えたときにもったいないことしたなと思い、翌朝メールでやっぱり店長がやりたいですと送り、やらせていただくことになりました。
― それから渋谷店も掛け持ちするようになり、すごく大変そうです。
福田さん:仕事量は増えますが、渋谷店は渋谷店でサブ店長がいるので、そこまで問題はないです。むしろ、路面店が関東で2店舗しかなく、そこをやらせていただいているので、やり取りがスムーズで仕事がしやすくなりました。あとは、個人としてですが、個人の売り上げを上げることができると思いました。なので、最初はラッキーだなと思ったのですが、ゆくゆく考えると、大変だなと思いました。ですが、私のタイプとしては、個人の売り上げでお店を引っ張っていければいいなと思いました。
― 最初はあまり興味がなかった店長職ですが、7年も続けられた理由はありますか?
福田さん:店長をやっていて感じたことは、意見が本社に通りやすいということです。店舗にいると本社に比べて人数も少ないため、小さな考えになってしまいますが、店長だと本社の情報を得られたりするので、大きなプラスも得られることができ、楽しくなってきたため、続けられているんだと思います。
― そもそも数あるブランドの中から「HYSTERIC GLAMOUR」を選んだ理由も教えてください。
福田さん:美容師になりたくて、美容学校に通っていたのですが、アパレル業界にも興味がありました。未経験で雇ってもらえるアパレルブランドが応募条件24歳までのところが多く、アパレル業界で働こうと決めたとき、当時流行っていた占い師さんのところに行って占ってもらいました。受けてみようと思っていたブランドを書き出して、HYSTERIC GLAMOURは高校生のときに流行っていたので、とりあえず書いてみたら、占い師さんに絶対にここがいいよって言われました。失礼な話なのですが、別に落ちてもいいから受けてみようと思ったら受かってしまいました。結果、よかったなと思っています。入社してからブランドの魅力を感じ好きになり、今に繋がっています。
― 今後の目標を教えてください。
福田さん:今までやっていないことへの挑戦はもちろん目指していきたいと思います。情報を吸収できるスポンジ精神でこれからもいろんな方と関わっていき自分の引き出しを増やしていきたいです。また、現在渋谷店と青山店を掛け持ちして、渋谷店と青山店は共通意識ができていることを、ほかの店舗にも広げたいので、本社と連携して、HYSTERIC GLAMOURが一体化できるようにしたいです。
「HYSTERIC GLAMOUR」店長のライフスタイル
― 普段のファッションの情報源を教えてください。
福田さん:青山、渋谷、原宿の方や、SNSなどから情報を得て参考にしています。海外の方のファッションも参考にしています。
― 美容面で気を付けていることを教えてください。
福田さん:太ってしまった時は、食事で調整したりしています。ダイエットは永遠の課題です。肌の乾燥も気にしてはいますが、あまり時間をかけてお手入れはできていません。運動不足も課題です。
― 休日はどのように過ごしていますか?
福田さん:ショッピングが一番のリフレッシュ法です。最近では、学生時代にやっていたバスケットボールに参加してリフレッシュしています。月に1度は家でゆっくり全力で寝てしまっていることもあります。
「HYSTERIC GLAMOUR」で働くためには
― どのような人が「HYSTERIC GLAMOUR」には相応しいのでしょうか?
福田さん:音楽やアメリカンカルチャーに興味があり、会話が好きで明るく積極的な方。周りに流されず、自分の色を持っている人はブランドイメージとリンクする部分があると思います。
また、店長には部下の1番得意とすることを見つけられる人。例えば、私が苦手なところはそれを得意としている人がやって…のように、チーム一丸となってやっていきたいので、いいところを伸ばしてあげられる人が向いていると思います。
― 書類・面接…と通過できるポイントを教えてください。
福田さん:書類はHYSTERIC GLAMOURで働きたい!!!という熱意を感じられるようにしてください。ブランドのどのような部分に興味があるのか具体的に記入していただきたいです。面接では、とにかく会話力を見ます。限られた時間でどれだけ初対面の相手に物が伝えられるかが重要だと思います。物事に対して楽しめるかどうかは、見ています。一番のチェックポイントは笑顔です。
また、面接の服装は清潔感のあるスタイルが望ましいです。HYSTERIC GLAMOURの商品をお持ちの方はそちらを取り入れたコーディネートをして自分を表現してきていただきたいです。自分の一番テンションの上がるスタイルで面接にいらしていただきたいです。自分らしさを取り入れてきてほしいです。
夢を叶える秘訣を語る
― 夢を追いかけている人に向けて夢を叶える秘訣を教えてください。
福田さん:とにかく楽しむことだと思います。自身で楽しさを見つけられる人は前向きに物事を考えられますし、どんどん色々なことを吸収していけると思います。新しいことにもチャレンジしていける可能性も広がります。とにかく楽しんでいないとどんなにいいチャンスが目の前にあっても掴むことができません。自分が楽しいと思えることを見つけることが夢を叶える秘訣だと思っています。
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)
ある日の1日の流れ
11時半~ 出勤
オープン準備、納品作業
12時~ 開店
指示出し、接客
12時半~ お昼休憩
13時半~
売場確認、スタッフからの作業報告
17時~ 休憩
20時~ 閉店
閉店作業、終礼
福田梨恵(ふくだりえ)プロフィール
ブランド:HYSTERIC GLAMOUR(ヒステリックグラマー)
職種:店長
アパレル業界で働き始めた年月:2006年8月~
経歴:販売員2006年8月~、青山店店長2012年8月~、青山店&渋谷店店長2016年9月~
実際に働いている人の声は?
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