アースミュージック&エコロジーが“新たなプレス職”を開拓「リアルな反響がすぐにわかる」 モデルプレスインタビュー

アースミュージック&エコロジーが“新たなプレス職”を開拓「リアルな反響がすぐにわ…

【アースミュージック&エコロジー/モデルプレス】株式会社ストライプインターナショナルのアパレルブランド「earth music&ecology(アースミュージック&エコロジー)」のプレスとして働く、入社4年目の仁八麻亜里さん(24)にインタビューを実施。1ヶ月前にプレスになったばかりの彼女は通常のプレス業務に加えてブランドのオフィシャルSNSをすべて担当。「自分から発信していきたいんです」と目を輝かせながら語ってくれた仁八さん。その両方を行っているからこそ、見える“新たなプレス”の在り方とは…。
モデルプレスのインタビューに応じたアースミュージック&エコロジーのプレス仁八麻亜里さん(C)モデルプレス
モデルプレスのインタビューに応じたアースミュージック&エコロジーのプレス仁八麻亜里さん(C)モデルプレス

アースミュージック&エコロジープレスの仕事内容



約1ヶ月前にプレスになったばかりという仁八麻亜里さん(C)モデルプレス
約1ヶ月前にプレスになったばかりという仁八麻亜里さん(C)モデルプレス
― まずは、アースミュージック&エコロジーのプレスはどのような仕事内容なのか教えてください。

仁八さん:業務の中心はサンプルの貸し出し(リース)で、主に雑誌媒体です。多い日は1日に7~8件ほどのアポイントがあるので、それだけで1日が終わってしまう日もあります。そのほかに、年に4回ある展示会の準備と、カタログ制作や撮影などもあります。あとは、ブランドのSNSも担当しています。Twitter、Instagram、LINE、Facebook、ブランドサイト全て更新しています。

― どの雑誌に掲載されることが多いのですか?

仁八さん:10代から30代まで幅広い方に着こなしてもらえるようにレーベルが4つに分かれています。なので、中学生向けの雑誌から、30代のきれいめ系、ママ誌など、幅広く掲載していただいております。

― プレスと聞くと、雑誌にも出演するイメージがあります。

仁八さん:実はプレスになってからまだ1ヶ月しか経っていないので、出演したことがないのですが、先日プレスのおすすめポイントのアンケートに答えたので、これから出演できるのかな(笑)。

プレスになったきっかけ



ボディスタンドを着せ替え中(C)モデルプレス
ボディスタンドを着せ替え中(C)モデルプレス
シューズも整頓中(C)モデルプレス
シューズも整頓中(C)モデルプレス
― 数あるブランドの中からアースミュージック&エコロジーを選んだ理由はなんですか?

仁八さん:客観的に見たときに、世代関係なくみんなから愛されていて好感を持たれているブランドって素敵だなと思いました。本当は就職活動をしていたときは、違うブランドを希望していたんですよ。人事の方がその人に合うブランドを判断して配属先が決まるのですが、こんなにも知名度のあるブランドって中々ないので、アースミュージック&エコロジーで働くことができてよかったなと思っています。

― 仁八さんはなぜプレスになったのでしょうか?

仁八さん:販売員を経てプレスになりました。入社当時から、SNSがすごく好きで、ブランドのブログを通じて商品を紹介して、お客様からの反応を楽しみにしていました。そしたら「ブログを見て来ました」と私が働く店舗まで足を運んでくださる方が多くて。そうやってSNSを通じて来店に繋げられるなんてすごいと思いました。そんな体験から、SNSに夢中になっていました。

店長を任されるようになったのち、昨年社内の公募制度を利用して応募しました。2014年12月に販促チームに所属され、SNSを担当していたのですが、その販促チーム内にプレス枠もあり、約1ヶ月前にSNSを担当しつつ、プレスも担当することになりました。

― そうだったんですね。では、プレスになりたくて入社したわけではないんですね。

仁八さん:そうですね。アパレル業界で働いているので、憧れはあったのですが、販売員をやっているときはプレスが実際になにをしているのかわかりませんでした。なので、プレスになりたいというよりかは、“発信する仕事がしたい”と思っていました。

スタイリストさんにおすすめアイテムを紹介中(C)モデルプレス
スタイリストさんにおすすめアイテムを紹介中(C)モデルプレス
― では、プレスとしてのやりがいや苦労したことを教えてください。

仁八さん:人と話すことが好きなのですが、販促チームに配属されたときは黙々と施策を考える作業が多く、販売員をやっていたときと比べて話す機会が減ってしまいました。でも、プレスになって、社外の方、特にスタイリストさんと話す機会が増えるようになりました。中には学生時代からよく雑誌などで目にしていた有名な方とも接する機会があるので、すごい方と仕事ができ、やりがいに繋がります。

苦労している点は、華やかな職種に見えて、実はサンプル整理などの雑務が意外と多くて。多数貸し出して、戻ってきたら元の位置に戻す…これが毎日のルーティンなんですよね。だから永遠に整理整頓しているような気分です。販売員のときは店舗内に4人ほどいたので、みんなで美化していたのですが、プレスは私1人なので、プレスルームを1人で把握しなくてはなりません。また、たくさん貸し出しても、掲載されていないときもあるので、もっと上手くすすめることができたかもしれないと思ったり、企画にはまらないものを貸してしまったのかなと考えたり、そういうときは残念な気持ちになります。

― プレスって華やかに見えて、地味な作業が多いという話しをよく聞きます。

仁八さん:そうですね。アイテムを貸し出して、戻ってきたものすべてをチェック。そして、どのアイテムが掲載されたのかもチェックするので、入力作業が意外と多いんです。

プレスがSNSを担当



アースミュージック&エコロジーのプレスルームでインタビューを実施(C)モデルプレス
アースミュージック&エコロジーのプレスルームでインタビューを実施(C)モデルプレス
― 先ほど「発信したい」とおっしゃっていましたが、具体的にどのようなことを考えていますか?

仁八さん:もともとアースミュージック&エコロジーではSNS担当とプレスが別々でした。スタイリストさんが注目しているシーズンごとに人気のアイテムってプレスしか知らないのに、SNSを担当していたときは別のアイテムを推していたりと違いがありました。サンプルをプレスが管理しているので、推したいアイテムを紹介することもできますし、カタログで使用した写真なども計画通りSNSでも発信できます。SNS担当とプレスを分けるより、合体することでリアルに人気なものをSNSで紹介していけるので、そうやって発信していきたいと思っています。

― これまでは雑誌や店頭を通して新作をチェックしていましたが、これからはSNSでリアルタイムに情報をキャッチできるんですね。

仁八さん:そうですね。弊社でもSNSに力を入れているので、チェックしていただきたいです。

ブランドSNSも担当している仁八麻亜里さん(C)モデルプレス
ブランドSNSも担当している仁八麻亜里さん(C)モデルプレス
― すぐに反響とかもありそうですね。

仁八さん:そうなんですよ。投稿した瞬間に反応があって、リアルタイムで“これが人気”とわかるので、スタイリストさんに貸し出しするときに反響があるというところも推せます。この年代にはこれがウケるんだとか、意外な結果もわかるので、それもSNSのいいところです。

― 新たなプレスの在り方という感じがします!

仁八さん:雑誌自体もWEBを活用している媒体さんが多いので、どの業界もSNSに力を入れているんだなと思います。雑誌とWEBの両方を活用してブランドアピールに繋げていきたいです。

― 今後の仁八さんの目標を教えてください。

仁八さん:アースミュージック&エコロジーは多くの方に認知されているブランドですが、レーベルが別々になっていてどの年代の方も着こなせるブランドというところがまだまだ知られていないので、年代別に考えて発信できるようになりたいです。学生さんにはTwitter、OLさんにはFacebook、さらに雑誌も棲み分けして掲載していただけるようにし、年代別の発信方法を考え、どの年代にも対応できるようになりたいです。

アースミュージック&エコロジープレスのライフスタイルにも迫る



仁八麻亜里さん(C)モデルプレス
仁八麻亜里さん(C)モデルプレス
― プレスは土日休みだと思うのですが、休日はなにをしていることが多いですか?

仁八さん:大好きな映画を観たり、美術展に行ったりします。あとは好きなアーティストさんのライブにも行きます。飛び跳ねて汗だくになってリフレッシュしています。

― 休日もやはりアースミュージック&エコロジーのお洋服を着ることが多いんですか?

仁八さん:そうですね。雑誌をよく読み情報を得るので、ほかのブランドさんのお洋服も着てみたいなと思っていた時期も正直あったのですが、今はアースのお洋服を着て、SNS用の撮影もします。やっぱりアースのお洋服を見てほしいですからね!

― トレンドを意識しながら、コーディネートを考えていますか?

仁八さん:それももちろんですが、みんながすぐに真似できるというコーディネートを意識しています。

― なるほど。SNSを担当しているからこそわかる視点ですね!仁八さん自身はファッション情報をどのようにチェックしていますか?

仁八さん:やはりInstagramが多いです!ブランドのアカウント以外にも、個人でもやっているんですよ。雑誌ももちろんですが、最近はインスタでチェックすることが増えました。

― プレスはブランドの顔だと思うのですが、美容面で気を付けていることはありますか?

仁八さん:そこまでは意識したことがないのですが、我慢はしないことです。あとは、睡眠をたくさんとります。毎日7時間くらいは寝ているかな。それくらい睡眠が大事です!

アースミュージック&エコロジーで働くためには



仁八麻亜里さん(C)モデルプレス
仁八麻亜里さん(C)モデルプレス
― アースミュージック&エコロジーに相応しい人はどのような人ですか?

仁八さん:やる気がある人!主体性を持ってやってくださる方が多いので、自分からやろうという気持ちがある人がいいと思います。あとは、服が好きで、話すことが好きで…、体力仕事も多いので、やる気と元気があれば大丈夫です。

― プレスに向いているのは?

仁八さん:話すことが好きな人!あとは自分の考えをきちんと伝えられることも大切です。お貸し出しするとき、スタイリストさんも目的のお洋服があるのですが、「これもアースのおすすめです!」と、きちんと伝えなくてはいけません。

― アースミュージック&エコロジーで働くためには面接を通過しなくてはならないと思います。どのような服装だと好印象ですか?

仁八さん:一概には言えないのですが、その人に似合っていないといけません。その日だけアースの服を着ても、結局着せられている感が出てしまうので、好きな服でいいと思います。好きなコーディネートをきちんと確立していれば、わかってくれると思います。

夢を叶える秘訣を語る



仁八麻亜里さん(C)モデルプレス
仁八麻亜里さん(C)モデルプレス
― 最後に夢を追いかけている女の子に向けて夢を叶える秘訣を教えてください。

仁八さん:私もまさかプレスになれるなんて思っていませんでした。販売員を経てプレスになれる会社って多いと思うのですが、本当にやりたいと思っているなら口に出して周りに言っておくことが大切です。販売員のときはエリアマネージャーに相談したり、本社の方と会う機会に伝えたり。「将来こういうことをやりたいのですが、今はなにをしたらいいと思いますか?」って言うだけで印象や、自分の取り組み方が変わっていくと思います。

― ありがとうございました。

仁八麻亜里さん(C)モデルプレス
仁八麻亜里さん(C)モデルプレス
「SNSって面白いですよね。リアルな反響がすぐにわかるので」と自ら投稿したSNSを通じてのお客様の反応を楽しんでいる仁八さん。SNSが普及している現代だからこそ、プレス職の仕事の幅が広がっています。そんな最先端を走っている仁八さんは、プレス職の新たな在り方を開拓しているようでした。(modelpress編集部)

1日の流れ



仁八麻亜里さんが働くプレスルーム(C)モデルプレス
仁八麻亜里さんが働くプレスルーム(C)モデルプレス
8時45分~ 出社

9時~ ミーティング、メールチェック

10時~ 撮影打ち合わせ

11時~ リース対応

12時~ プレスチームでランチ

アースミュージック&エコロジーのプレスルーム(C)モデルプレス
アースミュージック&エコロジーのプレスルーム(C)モデルプレス
アースミュージック&エコロジーのプレスルーム(C)モデルプレス
アースミュージック&エコロジーのプレスルーム(C)モデルプレス
13時~ リース対応

14時~ SNS用アイテム撮影

15時~ 雑誌チェック

16時~ TV取材対応

17時~ プレスルーム整理

18時~ 退社

仁八麻亜里(にはちまあり)さんプロフィール



仁八麻亜里さん(C)モデルプレス
仁八麻亜里さん(C)モデルプレス
ブランド:earth music&ecology(アースミュージック&エコロジー)
職種:プレス
経歴:販売員3年間、プレス1年目
生年月日:1991年10月23日
アパレル業界で働き始めた年月:2011年10月

仁八麻亜里さん(C)モデルプレス
仁八麻亜里さん(C)モデルプレス
仁八麻亜里さん(C)モデルプレス
仁八麻亜里さん(C)モデルプレス

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