「rienda」企画と「rienda girls」を両立…「すごく悩んだ時期はあった」それを乗り越えた今とは モデルプレスインタビュー

「rienda」企画と「rienda girls」を両立…「すごく悩んだ時期はあ…

【rienda/モデルプレス】株式会社バロックジャパンリミテッドのアパレルブランド「rienda(リエンダ)」の企画として働く入社8年目の石塚絵梨さん(26)にインタビューを実施。今年6月に企画に異動してきたばかりの彼女は、ファッションリーダーユニット「rienda girls(リエンダ ガールズ)」の3期生として加入、現在企画とrienda girlsを両立している。インタビューでは、そんな彼女の仕事内容のほか、両立の大変さとやりがいなどについて語ってもらいました。
モデルプレスのインタビューに応じた石塚絵梨さん(C)モデルプレス
モデルプレスのインタビューに応じた石塚絵梨さん(C)モデルプレス

rienda企画の仕事内容



― まずはrienda企画の仕事内容を教えてください。

石塚さん:お洋服やアクセサリー、靴をデザインして、生地やディテールなどを決めて形にしていくことが企画の仕事です。まずはどんな商品を作るのか、それぞれの企画書を持ちよりプレゼンして話し合うことから始まります。ほかの企業さんともコラボレーションしたりするので、商品の実現化に向けても話し合っています。あとは、カタログや雑誌、店舗で提案するコーディネートを考えるのも企画の仕事です。

― 企画に就いて2ヶ月が経過しますが、やりがいや苦労をしていることを教えてください。

石塚さん:少しずつ商品を作るとことに携わらせていただいているのですが、それが出来上がるのがすごく楽しみです!私が作るお洋服を待ってくださる方もいるので、そういった声を聞くと頑張らなくちゃと思います。今まで接客してきたお客様とまた違った形で接することができるのは楽しみですね。

逆に大変なことは、今までは接客をやっていたので、出来上がった商品を人と話して伝えることで仕事が成り立っていましたが、今は自分の頭の中にある商品化したいものを伝えなくてはいけないことです。今までとは全然違う仕事をしているので転職した気分です。

rienda girlsの活動内容



企画書を作成中(C)モデルプレス
企画書を作成中(C)モデルプレス
― rienda girlsではどういった活動をしていますか?

石塚さん:ブランドの広告塔として商品をお客様に伝えることが主な仕事です。ブログやInstagramなどのSNSを通じて商品や仕事風景、プライベートなことも紹介しています。rienda girls Channelでは、新作アイテムやフェアーの紹介、視聴者の方とトークしたり、恋愛や美容などについて動画でお話させていただき、riendaというブランドをまた違った方向から発信しています。

― rienda girlsのやりがいと苦労したことも教えてください。

石塚さん:rienda girlsのメンバーと一緒に撮影することや、イベント開催や新しくオープンする店舗にヘルプで行くと普段会えない地方のお客様にも会えることです。やっぱり勤務している店舗で接客するのとはまた違った楽しさがあります。SNSを通じてお話していたお客様と直接会うとすごく喜んでくださるので、すごく嬉しいです。

rienda girlsとして活動している分、私の顔が知れ渡っているので、店長として働いているとき、いろいろな方から期待されている以上、ミスは絶対にできないというプレッシャーがありました。どんなときでも見られているという環境がすごく大変で、ほかのスタッフとはまた違った責任感があるのかなと思いながら仕事をしていました。

rienda企画と「rienda girls」に就いた理由



新作のお洋服をチェック(C)モデルプレス
新作のお洋服をチェック(C)モデルプレス
― なぜ企画になったのでしょうか?

石塚さん:企画になる前は、販売員、そして店長という立ち位置で勤務していました。販売しか経験がなかったのと、販売はやりきったという思いがあり、また新しいことに挑戦してみようと思ったことがきっかけで社内公募を利用して企画職に応募し、採用していただきました。

― 次のステップで、なぜ企画を選んだのでしょうか?

石塚さん:販売員ということで出来上がった商品をお客様にご提案していましたが、rienda girlsでコラボ商品を作成するにあたり、本社と関わったり、企画から商品化まで携わらせいただいた経験があります。なので、次のステップとしてそれを本格的に学びたいと思いました。

― では、rienda girlsにはなぜなったのでしょうか?

石塚さん:今年で4年目になるのですが、3期生は投票という形で決定しました。販売員として、1期生、2期生のrienda girlsの先輩たちを同じ店舗で間近で見てきたので、チャレンジしてみようと思いました。

― rienda girlsに決まったときの心境は?

石塚さん:自分がなれるなんて思っていなかったので、驚きました。でも、目の前で見てきた先輩たちと一緒にrienda girlsになれると思うと嬉しかったです。

rienda企画と「rienda girls」の両立について



出来上がったお洋服をチェック(C)モデルプレス
出来上がったお洋服をチェック(C)モデルプレス
― 通常業務とrienda girlsの両立は大変そうです。

石塚さん:そうですね。帰宅してもSNSを更新して、寝落ちするまでブログの内容を考えて…と最初はすごく大変でした。さらに、店長という立場だったので、店舗のスタッフたちの状況も見ながら、売り上げも考えなくちゃいけない。ブランドの広告塔として商品を紹介することが役目なので、どう頑張ったらいいんだろうってすごく悩んだ時期はありました。ブログを更新しても、直接自分の店舗の売り上げには繋がらず、落ち込んでしまったときもありましたが、それを見て、欲しいと思い購入してくださるお客様がいます。両立していくうちに、見えないお客様のことも大切にしなくちゃいけないという考えになり、それからは自分なりに考え方を変えていくようにしました。

― 両立を4年間も続けられる秘訣はありますか?

石塚さん:大変な分、みんなと働ける楽しさを覚えたからだと思います。あとは人間関係。そこが辛かったら続かないし、自分だけが辛いわけではないと思える環境だからだと思います。

― 今後の目標を教えてください。

石塚さん:本社勤務に就いたばかりなので、1から学んでいるところです。今はデザイナーという職業を自分が納得のいくまでやることです。

rienda企画のライフスタイル



石塚絵梨さん(C)モデルプレス
石塚絵梨さん(C)モデルプレス
― 美容面で気をつけていることはありますか?

石塚さん:お肌ってすごく大事だと思っているので、毎日ちゃんとケアするように心掛けています。でも特別なことはやっていなくて、きちんとメイクを落とす、基本的なスキンケア、お風呂は湯船に浸かるなど当たり前のことを毎日やるようにしています。

― スタイルキープのために気をつけていることは?

石塚さん:筋肉質のため運動はやり過ぎないようにしています。休日に買い物ついでにひと駅歩いたり、市民プールで泳いだり。水泳はどちらかというと気分転換で、本気でやるとスッキリします(笑)。

― 休日はどのように過ごすことが多いのでしょうか?

石塚さん:どこか遠くに行くか、家族、友人と食事に行ったり、買い物をしたり、映画を観たりと近くでのんびり過ごしています。遠くと行っても、海か温泉に行ったり。でも家でのんびりすることも好きです。そのときは料理を作ったりしていますね。

― 普段ファッションの情報はどのように取り入れていますか?

石塚さん:実際にいろんなお店に見に行っています。SNSや雑誌をチェックしたりもしますが、1番はお店に出向くことがわかりやすいのかなと思っています。

riendaで働くためには



石塚絵梨さん(C)モデルプレス
石塚絵梨さん(C)モデルプレス
― riendaにはどのような人が相応しいですか?

石塚さん:ブランドのコンセプトとして“女性らしさ”を掲げているので、女性らしいモノやコトが好きな方がいいと思います。もちろんカジュアルが好きなスタッフもたくさんいますが、その中でも女性らしさを忘れていない人たちなので、そういう女性らしさが分かり合える人が向いていると思います。

― 企画に向いていると思う人は?

石塚さん:ファッションが好きな方ももちろんですが、いろんなことに細かい人が向いているのかなと思います。例えばお洋服のサンプルが出来上がって修正していくという細かい直しがあるんですが、それも1cm、0.5mmの世界です。本当に細かいところを直していくということに気付ける人がいいと思います。なので、隅々まで目を向けて考えられる人が向いていると思います。

― では、rienda girlsに向いている人は?

石塚さん:rienda girlsは販売員であることが大前提で、店舗に立っているrienda girlsとお話できる、直接接客を受けられるのがrienda girlsのいいところです。お話することが好きな方なら向いていると思います。あとは、やりたいと思うやる気です。

― 書類、面接…と選考を通過できるポイントはありますか?

石塚さん:ビジュアルにすごくこだわっているブランドです。ビジュアルって元々の顔立ちではなく、ファッションに対する姿勢です。そのほかに、ヘアや肌などの美容面もきちんとケアできているのか、清潔感はあるのか、そういったところを見ていると思います。あとは話しているときの表情など、気合いを入れてくるだけでもだいぶ違うと思うので、面接には万全の状態で臨んでもらいたいです。

― 面接ではどのような服装だと好印象ですか?

石塚さん:riendaっぽいものを着て来てくれると嬉しいですね。面接を受けるために、直接店舗で購入してくださる方もいるんですよ。スタッフに聞くと今のおすすめや、人気商品がわかります。気軽に相談してもらえればと思います。

夢を叶える秘訣を語る



「rienda」入社8年目の石塚絵梨さん(C)モデルプレス
「rienda」入社8年目の石塚絵梨さん(C)モデルプレス
― 夢を追いかけている女の子に向けて夢を叶える秘訣を教えてください。

石塚さん:まず夢を持っているところが素晴らしいことだと思います。挫折しそうになったり傷ついたりと、最初から全てがうまくいくとは限りません。何度も壁を乗り越え、達成できるからこそ楽しいと思えるんだと思います。すぐに達成を求めないで、その過程の苦しいことも楽しみながら頑張ってもらいたいです。コツコツとどんなときもプラスになるように意識しながらやっていけば叶うのかなと思います。

― ありがとうございました。

全国の女の子の憧れ“rienda girls”は狭き門。「全国からやりたいという声をいただくのですが、やりたくてもやれるわけではないのかもしれません」とそう話してくれた石塚さんはとても輝いていた。思わず「華やかなステージにいるんですね」と声を掛けてみるも、「でも実際はクレーム処理をしたりと、地味な作業もいっぱいあるんです」と真剣な表情となった。

そう真摯に働いているからこそ、rienda girlsという表舞台でより一層輝いている。石塚さんはこれからもその2つの顔を使い分け、一人前の企画になり、riendaというブランドにとってかけがえのない存在となるのだろう。(modelpress編集部)

ある日の1日の流れ



「rienda」企画の石塚絵梨さん(C)モデルプレス
「rienda」企画の石塚絵梨さん(C)モデルプレス
AM10時~ 出社
メールチェック、スケジュール確認

AM11時~
MDとの企画ミーティング

PM12時~ ランチ

PM1時~
サンプルチェック、修正

PM3時~
リサーチ、プレゼン準備

PM7時~ 退社

石塚絵梨(いしづかえり)プロフィール



石塚絵梨さん(C)モデルプレス
石塚絵梨さん(C)モデルプレス
ブランド:rienda(リエンダ)
職種:企画
アパレル業界で働き始めた年月:2009年2月
経歴:販売員2009年2月~、企画2016年6月~

実際に働いている人の声は?

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