【SHIPS/モデルプレス】アパレルブランド「SHIPS(シップス)」(株式会社シップス)の「Khaju(カージュ)」ルミネエスト新宿店店長として働く入社14年目の白岩香恋さん(35)にインタビューを実施。店長6年目となる白岩さんは子育てをしつつも、管理職として「SHIPS」の第一線で活躍しています。
― 店長としての仕事内容を教えてください。
白岩さん:店長といってもイチ販売員ですので接客がメイン業務です。それにプラスして売上管理や商品在庫管理、店舗限定商品を提案したり、スタッフ育成と多岐に渡ります。人のことから商品、数字と幅広い業務があります。
― これまで店長をやってきて、やりがいや苦労したことを教えてください。
白岩さん:やはり、売上面など数字に関することについてはいつも苦労します。もちろん売上が全てではありませんが、企業全体の業績に関わるとても大切なことですので達成できないときがあると、やはりスタッフのモチベーションなど、チームをまとめていく立場としてはいつも試行錯誤しています。
ですが、店長としてのやりがいは人一倍あると思います。店舗でのフェアなどやりたいと思った企画を本社に伝え、開催されることもしばしば。例えば、結婚式が多いシーズンにワンピースフェアをやりたい!などいつも想像を膨らませながらたくさんのことをやらせてもらっています。
― 14年間も販売一本で働き続けたのはすごいなと思いました。
白岩さん:働く環境に恵まれていると思います。正直、入社するきっかけは「SHIPSが好き」というよりも「販売職ってどういうものなのか」と思い、まずはアルバイトとして入社しました。その時、一緒に働いていた先輩達が厳しくもありますが、とても面倒見のいい方々ばかりでした。そんな先輩達のおかげで、自分も社会人のとしての自覚が沸いてきて、「この会社でずっと働きたい」と思うようになり、正社員登用試験を受けて正社員になりました。そして正社員になり、2年後に妊娠しました。このまま仕事が続けられるのか…と不安にもなりましたが、ちょうどその頃から世の中の流れやSHIPSでも育児制度を整えていたタイミングでしたので、長く働けるすごくいい会社だと思い、今も現場に立って販売職として働いています。
― 店長として忙しい日々を送っていますが、育児と両立されているんですよね。
白岩さん:そうですね。私達の会社では育休を経て復帰するスタッフがとても多く、今では各店舗に一人は仕事と育児を両立しているスタッフがいます。時間短縮勤務を利用している方が多いですが、私の場合は夫も同じ業界で働いているので、うまくお互いのシフトを調整しながらフルタイムで働くことができています。
― 女性がすごく働きやすい環境なんですね。
白岩さん:はい!経験やキャリアがあるのに子供がいるから働けない、という会社ではありません。確かに店長などの管理職になるにはたくさんの課題もありますが、そこはこれから私が先頭に立ってロールモデルになっていければ嬉しいです。
― 販売以外の職種を考えたことはなかったのでしょうか?
白岩さん:販売の経験を積んでいくうちに、プレスやバイヤーもやってみたいと思う時期もありました。ですが、実際プレスで何がやりたいのか?と聞かれても具体的に何も出てこなくて。現場で働くうちに自分には何が合っているのか、何が合っていないのか、わからなくなることもありましたが、根本に立ち返って私が一番楽しいと思うことはお客様とお話することだ!と思えたので店舗というチームの中で一致団結して仕事をしていくことにやりがいを感じて今に至ります。
― 販売員の魅力とはなんでしょうか?
白岩さん:今はネットで購入する人が多くなり、店舗に足を運ばずとも物が買える時代なので、店舗や接客というものはだんだんなくなってしまうのではないか、と思われがちですが、やはり販売員の魅力は、商品をその人から買うという付加価値をつけられること。自分がご提案したものから何か新しい発見をして頂いたり、満足頂けると本当に嬉しいですね。
― 今後の目標を教えてください。
白岩さん:私が店長を任せてもらっている「Khaju」というブランドはSHIPS複合店で商品展開されていることが多いので新宿ルミネエスト店のように「Khaju」単独店を増やしていき、ブランドの認知度を高めていきたいというのが今のところの目標です。
― 美容面で気を付けていることを教えてください。
白岩さん:食生活に気を付けています。朝はヨーグルトや野菜を食べたり、肌ストレスを溜めないように、予定のない休日は化粧をしないようにしています。
― 休日はどのように過ごしていますか?
白岩さん:掃除や買い物など家のことをすることが多いですが、夜は友達と会って健康ランドに行ったりもします(笑)。
― 普段ファッション情報はどのように取り入れていますか?
白岩さん:雑誌も見ますが、InstagramなどのSNSを見ることが多いです。インスタで興味がある人を見つけて、その人がどんな写真を投稿しているのか、誰をフォローしているのか、チェックしていきます。時間が限られているので、空いた時間にサッとみれるSNSは欠かせません。あとは、実際に来店してくださるお客様のコーディネートも参考にしています。今はこういうコートを着ている人が多いな、足元は意外とヒールが多いんだなとか、お客様のコーディネートを見て、リアルに流行っているものをキャッチしています。
― 「SHIPS」にはどのような人が相応しいのでしょうか?
白岩さん:いろんなことに挑戦させてもらえる会社なので、興味がある人はもちろん、今はまだ自分のやりたいことが見えていないけど何かしらファッションに携わって仕事をしていきたい、という方も向いていると思います。未経験の方や自分に自信がない方でも温かく迎えてくれる会社ですので、ぜひ一歩踏み出してみてください。
さらに店長職に向いていると思う人は、自分だけが正しいと思うのではなく、いつもアンテナを張って他人の意見を聞ける人。自分の意思を持ちながらも、人の意見に興味を持つことがとても大切で、自ら動くことができて、スタッフの相談にのったり、協力できる姿勢を自然にできる人が向いていると思います。
― 入社するまでには、書類・面接…とあると思いますが、通過できるポイントを教えてください。
白岩さん:正直な人です。例えば過去の職歴が短期間だったとしても、その理由を素直に言ってくれる人がいいです。自分を盛りすぎないことが大事なのかな、と思います。面接時の服装は、もちろん「面接のために買いました」やSHIPSの洋服を着て頂けたのなら嬉しいですが、無理して着てくるよりも自分なりの洋服が好きという思いが伝わるようなスタイリングがいいと思います。普段の話を聞いてこういうテイストが好き、こんなことに興味がある、などそんなことを伝えてもらえると逆に興味がわいて一緒にお仕事したいなと思います。
― 夢を追いかけている女の子に向けて、夢を叶える秘訣を教えてください。
白岩さん:自分だけで頑張るのではなく、時には人に頼ることも必要で、この2つをバランス良くできることが大事だと思います。夢は小さくてもいいので何か一つだけでも叶えることができるようにあれこれ考えるより、まずは行動してみてください。
― ありがとうございました。
「お客様と話している時間が好きなんです」と販売員の魅力をたっぷりと語ってくれた白岩さん。店長としてのみならず、母親としても多忙な日々を送っているにも関わらず、“販売が好き”という姿勢は今も昔も変わらないようでした。(modelpress編集部)
AM10時30分~ 出社
朝礼、掃除、前日の売上確認
AM11時~ 開店
入荷検品、接客
PM1時~ お昼休憩(1時間)
PM2時~
本社との打ち合わせ、接客
PM5時~ 夕方休憩(30分)
PM5時30分~
接客
PM8時~ 退勤
遅番への引き継ぎ
ブランド:「Khaju(カージュ)」
職種:ルミネエスト新宿店 店長
アパレル業界で働き始めた年月:2002年8月~
経歴:産休・育休2007年9月~、店長2012年9月~、ルミネエスト新宿店店長2015年10月~
「SHIPS」店長の仕事内容
― 店長としての仕事内容を教えてください。
白岩さん:店長といってもイチ販売員ですので接客がメイン業務です。それにプラスして売上管理や商品在庫管理、店舗限定商品を提案したり、スタッフ育成と多岐に渡ります。人のことから商品、数字と幅広い業務があります。
― これまで店長をやってきて、やりがいや苦労したことを教えてください。
白岩さん:やはり、売上面など数字に関することについてはいつも苦労します。もちろん売上が全てではありませんが、企業全体の業績に関わるとても大切なことですので達成できないときがあると、やはりスタッフのモチベーションなど、チームをまとめていく立場としてはいつも試行錯誤しています。
ですが、店長としてのやりがいは人一倍あると思います。店舗でのフェアなどやりたいと思った企画を本社に伝え、開催されることもしばしば。例えば、結婚式が多いシーズンにワンピースフェアをやりたい!などいつも想像を膨らませながらたくさんのことをやらせてもらっています。
販売歴14年目&育児と両立中
― 14年間も販売一本で働き続けたのはすごいなと思いました。
白岩さん:働く環境に恵まれていると思います。正直、入社するきっかけは「SHIPSが好き」というよりも「販売職ってどういうものなのか」と思い、まずはアルバイトとして入社しました。その時、一緒に働いていた先輩達が厳しくもありますが、とても面倒見のいい方々ばかりでした。そんな先輩達のおかげで、自分も社会人のとしての自覚が沸いてきて、「この会社でずっと働きたい」と思うようになり、正社員登用試験を受けて正社員になりました。そして正社員になり、2年後に妊娠しました。このまま仕事が続けられるのか…と不安にもなりましたが、ちょうどその頃から世の中の流れやSHIPSでも育児制度を整えていたタイミングでしたので、長く働けるすごくいい会社だと思い、今も現場に立って販売職として働いています。
― 店長として忙しい日々を送っていますが、育児と両立されているんですよね。
白岩さん:そうですね。私達の会社では育休を経て復帰するスタッフがとても多く、今では各店舗に一人は仕事と育児を両立しているスタッフがいます。時間短縮勤務を利用している方が多いですが、私の場合は夫も同じ業界で働いているので、うまくお互いのシフトを調整しながらフルタイムで働くことができています。
― 女性がすごく働きやすい環境なんですね。
白岩さん:はい!経験やキャリアがあるのに子供がいるから働けない、という会社ではありません。確かに店長などの管理職になるにはたくさんの課題もありますが、そこはこれから私が先頭に立ってロールモデルになっていければ嬉しいです。
― 販売以外の職種を考えたことはなかったのでしょうか?
白岩さん:販売の経験を積んでいくうちに、プレスやバイヤーもやってみたいと思う時期もありました。ですが、実際プレスで何がやりたいのか?と聞かれても具体的に何も出てこなくて。現場で働くうちに自分には何が合っているのか、何が合っていないのか、わからなくなることもありましたが、根本に立ち返って私が一番楽しいと思うことはお客様とお話することだ!と思えたので店舗というチームの中で一致団結して仕事をしていくことにやりがいを感じて今に至ります。
― 販売員の魅力とはなんでしょうか?
白岩さん:今はネットで購入する人が多くなり、店舗に足を運ばずとも物が買える時代なので、店舗や接客というものはだんだんなくなってしまうのではないか、と思われがちですが、やはり販売員の魅力は、商品をその人から買うという付加価値をつけられること。自分がご提案したものから何か新しい発見をして頂いたり、満足頂けると本当に嬉しいですね。
― 今後の目標を教えてください。
白岩さん:私が店長を任せてもらっている「Khaju」というブランドはSHIPS複合店で商品展開されていることが多いので新宿ルミネエスト店のように「Khaju」単独店を増やしていき、ブランドの認知度を高めていきたいというのが今のところの目標です。
「SHIPS」店長のライフスタイル
― 美容面で気を付けていることを教えてください。
白岩さん:食生活に気を付けています。朝はヨーグルトや野菜を食べたり、肌ストレスを溜めないように、予定のない休日は化粧をしないようにしています。
― 休日はどのように過ごしていますか?
白岩さん:掃除や買い物など家のことをすることが多いですが、夜は友達と会って健康ランドに行ったりもします(笑)。
― 普段ファッション情報はどのように取り入れていますか?
白岩さん:雑誌も見ますが、InstagramなどのSNSを見ることが多いです。インスタで興味がある人を見つけて、その人がどんな写真を投稿しているのか、誰をフォローしているのか、チェックしていきます。時間が限られているので、空いた時間にサッとみれるSNSは欠かせません。あとは、実際に来店してくださるお客様のコーディネートも参考にしています。今はこういうコートを着ている人が多いな、足元は意外とヒールが多いんだなとか、お客様のコーディネートを見て、リアルに流行っているものをキャッチしています。
「SHIPS」で働くためには
― 「SHIPS」にはどのような人が相応しいのでしょうか?
白岩さん:いろんなことに挑戦させてもらえる会社なので、興味がある人はもちろん、今はまだ自分のやりたいことが見えていないけど何かしらファッションに携わって仕事をしていきたい、という方も向いていると思います。未経験の方や自分に自信がない方でも温かく迎えてくれる会社ですので、ぜひ一歩踏み出してみてください。
さらに店長職に向いていると思う人は、自分だけが正しいと思うのではなく、いつもアンテナを張って他人の意見を聞ける人。自分の意思を持ちながらも、人の意見に興味を持つことがとても大切で、自ら動くことができて、スタッフの相談にのったり、協力できる姿勢を自然にできる人が向いていると思います。
― 入社するまでには、書類・面接…とあると思いますが、通過できるポイントを教えてください。
白岩さん:正直な人です。例えば過去の職歴が短期間だったとしても、その理由を素直に言ってくれる人がいいです。自分を盛りすぎないことが大事なのかな、と思います。面接時の服装は、もちろん「面接のために買いました」やSHIPSの洋服を着て頂けたのなら嬉しいですが、無理して着てくるよりも自分なりの洋服が好きという思いが伝わるようなスタイリングがいいと思います。普段の話を聞いてこういうテイストが好き、こんなことに興味がある、などそんなことを伝えてもらえると逆に興味がわいて一緒にお仕事したいなと思います。
夢を叶える秘訣を語る
― 夢を追いかけている女の子に向けて、夢を叶える秘訣を教えてください。
白岩さん:自分だけで頑張るのではなく、時には人に頼ることも必要で、この2つをバランス良くできることが大事だと思います。夢は小さくてもいいので何か一つだけでも叶えることができるようにあれこれ考えるより、まずは行動してみてください。
― ありがとうございました。
「お客様と話している時間が好きなんです」と販売員の魅力をたっぷりと語ってくれた白岩さん。店長としてのみならず、母親としても多忙な日々を送っているにも関わらず、“販売が好き”という姿勢は今も昔も変わらないようでした。(modelpress編集部)
ある日の1日の流れ
AM10時30分~ 出社
朝礼、掃除、前日の売上確認
AM11時~ 開店
入荷検品、接客
PM1時~ お昼休憩(1時間)
PM2時~
本社との打ち合わせ、接客
PM5時~ 夕方休憩(30分)
PM5時30分~
接客
PM8時~ 退勤
遅番への引き継ぎ
白岩香恋(しらいわかれん)プロフィール
ブランド:「Khaju(カージュ)」
職種:ルミネエスト新宿店 店長
アパレル業界で働き始めた年月:2002年8月~
経歴:産休・育休2007年9月~、店長2012年9月~、ルミネエスト新宿店店長2015年10月~
実際に働いている人の声は?
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