アパレルで働く女子の1カ月の洋服代は?自社ブランドはオフの日も着る?

アパレルで働く女子の1カ月の洋服代は?自社ブランドはオフの日も着る?

【アパレル/モデルプレス】いつもオシャレなアパレル女子たちの洋服事情はどうなっているのでしょうか。今回は、現在アパレル業界で働いている20代~30歳の女性20名へのアンケート調査をもとに、アパレル女子の1カ月のお洋服事情について公開します。1ヶ月にかかる洋服代やその購入方法、さらに、オフで着ている服は自社ブランドなのか、それ以外なのか、など彼女たちのリアルな洋服事情を紹介します。
アパレルで働く女子の1カ月の洋服代は?自社ブランドはオフの日も着る?/Photo by racorn
アパレルで働く女子の1カ月の洋服代は?自社ブランドはオフの日も着る?/Photo by racorn

アパレルで働くメリットの一つ「社販」



アパレルで働く女性たちはいつも最先端のファッションを着ていますが、それが可能なのは「社販」があるからです。まずは、社販制度についてご紹介します。

<社販とは>

「アパレルで働くメリットは?」と聞かれて、ほとんどの人が答えるのが「社販」です。これは、自社ブランドの商品を安く購入できる制度で、系列のブランドにも適用されるケースも少なくありません。好きなブランドで働いている場合には、好きな服を安く購入できるので、大きなメリットになります。

<どれくらい安くなる?>

社販での販売価格や割引率はブランドによって異なります。大体は10~30パーセントですが、中には50パーセントオフのところもあるようです。例えば、ハイブランドでは、商品の状態によってはそれ以上安くなることもあります。市販に出回らないアウトレット商品を購入するチャンスがあるのも、アパレル業界ならではの魅力です。

1カ月の洋服代と購入枚数



現役アパレル女子の1カ月の洋服代は、どのくらいなのか?また、毎月の何枚くらいの服を購入しているのでしょうか?リアルな洋服代と購入枚数をご紹介します。

<1カ月の洋服代の相場は?>

アパレル女子が洋服代にかけているのは、平均2万円前後です。この金額は、ハイブランドもファストファッションもそれほど大きな差はありません。むしろ、ブランドよりも役職(お給料の額)によって洋服代にかける金額は異なっています。それなりの役職や地位になると、人と会ったり、付き合いが増えたりする機会もあるので、洋服にかけるお金も自然と増えていきます。また、冬だけはアウターなどの単価が高いため、ひと月で10万円以上使うという人もいます。

<1カ月の平均的な購入枚数は?>

購入枚数としては平均3.5着という結果でした。内訳はボトムス1着、トップス2着、それ以外0.5着で、ボトムスがトップスよりも少ない購入枚数なのは、ボトムスがトップスよりも長持ちするし、着回しが利くためです。また、働いている店舗に制服貸与がある場合には、勤務用の服を買う必要がないブランドもあり、そのような場合では金額も購入枚数も少なくなる傾向があります。

自社ブランドの服はオフの日も活用する?



1カ月の洋服代っていくら?(Photo by Africa Studio/Fotolia)
1カ月の洋服代っていくら?(Photo by Africa Studio/Fotolia)
お店で常にオシャレな格好をしているアパレル女子は、オフの日でもオシャレに気を使っているのでしょうか?彼女たちがオフの日に着ている服事情をアンケート結果から紹介します。

<自社ブランドの服はオフの日も着ている?>

“着ている”派の意見としては、次のような声がありました。

「気に入っているものか、ベーシックで着回しが利くものしか買わない」
「他に服を買う余裕がない」
「自社ブランドのターゲット層が自分よりも上の年代なので、5着中2着程度」
「たくさんありすぎて、着ないともったいない」など

一方で、“着ない”派からは次のような意見でした。

「自社ブランドの洋服は毎日着るのでダメになるのが早い」
「オフの日くらいは違うブランドの服を着て仕事から解放されたい」など

アンケートの結果、なんと9割のもの人が休みの日に自社ブランドを着ていることがわかりました。必ずしも、好意的、積極的に着ているという人ばかりではありませんでしたが、やはりアパレル女子にとって、自社ブランドは身近な存在なんですね。

<他社ブランドの服を買うことはある?>

また、他社ブランドの服を購入することが“ある”派は全体の9割でした。彼女たちの意見として多かったものを以下にまとめました。

「自社ブランドにはない好きなデザインがあるので。1~2万円程度」
「そこまで自社ブランドの洋服が好きなわけではないから。1~2万円程度」
「好きなブランド、本当に着たい洋服は自社ブランドではないから。1着5万円以内の物を年2、3回くらい購入」
「自社製品ばかりだと飽きてしまう。ファッション感度の高い人が多いため、他社製品も混ぜないと完成度が低くなる。2~5万円程度」
「自社ブランドのものはワンシーズン用。長く着たいものは他社で買う。1万円程度」

他者ブランドでの購入が“あまりない”派の意見としては、目立ったものは以下の意見でした。
 
「買う余裕がない(金銭的に)」
「とにかく自社ブランドの服の数が多いので。他のブランドのものを買ってこれ以上増やさなくても良い」

もともとアパレル好きな人が多いだけに、いろいろな服を着てみたい、という欲求が強いことが、このアンケート結果からも、よくわかります。また、自社ブランドと他社ブランドを上手に使い分けている意見も目立ちました。

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いかがでしたか?アパレル女子というと、毎月、かなりの額を洋服代に使って、たくさんの服を購入しているイメージがあるようです。確かに一部には、そのようなアパレル女子がいることも事実です。しかしながら、大半のアパレル女子はアパレル業界以外の女性たちと変わらない洋服代や購入枚数となっています。ただ、社販があるため、お得に洋服を手にする機会が多いのも事実です。服が好きな人は、ぜひ、アパレル業界や好きなブランドで働くことを考えてみてはいかがでしょうか。(modelpress編集部)

実際に働いている人の声は?

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