一人暮らしvs実家暮らし!アパレル女子20人に実態を聞いてみた

一人暮らしvs実家暮らし!アパレル女子20人に実態を聞いてみた

【アパレル/モデルプレス】ある程度の年齢になると一人暮らしに憧れる人も多いのではないでしょうか。働く女子にとって、一人暮らしの気ままさと、実家暮らしの居心地の良さはどちらも魅力的ですよね。アパレルで働いている人の中にも一人暮らしと実家暮らしの人がいますが、どのような暮らしぶりなのか気になるところです。そこで今回はアパレル業界で働いている20人の独身女性を対象としたアンケート調査の結果をもとに、一人暮らしと実家暮らしの実態をご紹介します。

一人暮らしvs実家暮らし!アパレル女子20人に実態を聞いてみた/Photo by racorn

アパレル女子は一人暮らしが多い?実家暮らしが多い?

ファッションにお金をかけたいアパレル女子は一人暮らしに憧れても、なかなか実行に移さないイメージがありますが、実際にはどうなのでしょうか。

アンケート調査の結果によると、アパレル業界で働いている20人の独身女性のうち、一人暮らしなのは16人(全員社会人)で、実家暮らしは4人(うち2人は大学生のアルバイト)ということがわかりました。4:1の比率で一人暮らしのほうが多く、さらに、一人暮らしは全員社会人であることからも一人暮らしには経済的な自立が重要であることが考えられます。

一人暮らしの人の実態

一人暮らしにはお金がかかる印象がありますが、現在、一人暮らしをしているアパレル女子たちはどのような経済状況なのでしょうか。その実態を紹介します。

<1カ月の支出と年収>
まずは年収と1ヶ月の支出をみてみましょう。ただし、制服代は支出には入れていません。

・年収800万円のスーパーバイザー
1カ月の支出:30万円程度 家賃:14万円 光熱費:2万5千円

・年収500万円以上の店長
1カ月の支出:15万円程度 家賃:8万円 光熱費:1万円

・年収400万円の店長代理
1カ月の支出:20万円弱 家賃:8万円 光熱費:1万円

・年収400万円の店長
1カ月の支出:15万円程度 家賃:7万円 光熱費:1万円

・年収350万円の店長
1カ月の支出:10万円程度 家賃負担:なし(会社が全額負担) 光熱費:1万円

・年収300万円の店舗スタッフ
1カ月の支出:6~7万円程度 家賃:6万8千円 光熱費:1万円

実際の数字を見てみると、給料(年収)が高いほど、1カ月の出費も高い傾向があることがわかります。中には、家賃を会社が全額負担してくれているケースもあるので、そうなると、経済的にかなり余裕が生まれますね。

<彼氏と同棲しているケース>

・年収280万円のアシスタントバイヤー
1カ月の支出:10万円程度 家賃:3万円(同棲中の彼氏が多くを負担) 光熱費:2万円

・年収350万円のプレス
1カ月の支出:10万円程度 家賃:2万円(同棲中の彼氏が多くを負担) 光熱費:2万円

アンケート結果をみると、彼氏を同棲しているケースでは一人暮らしよりもやや光熱費が高い印象がありますが、家賃の負担が少なくなるのは大きなメリットですね。

<一人暮らしのメリット>

「自由に生活できるのが最大のメリット。何時に帰ってきなさいだの、今日はどこで何をしているか報告しなさいだの、うるさい詮索がないのが楽です」(店舗スタッフ)

自由な生活時間があるのは一人暮らしの最大のメリットです。特に生活全般を人に干渉されたくないという人にとって、一人暮らしはまるで天国のような生活です。このようなタイプにとっては身の回りのことをこなすことが、苦でもなんでもないようですね。

「自炊するのが楽しくなった。実家のときは母親に任せきりだったのですが、一人暮らしを始めてから自分の料理の腕が上がりました。自炊は自分の健康管理につながるし、ストレス解消になります」(店長)

やってくれる人がいる間は家事能力が伸びない、というのは男女関係なくあることです。ただ、一人暮らしになったからといって、誰でも家事能力が身につくわけではありません。そこは生まれ持った素質と本人のやる気の部分が大きいようですね。自炊に限っては失敗しても食べるのは自分だと思うと、一人暮らしの方が気軽に挑戦できるという面があるかもしれません。

「彼氏(やいいかんじの男性)といつでもお家デートができる。ちなみに、私はここ2年彼氏がいません(涙)」(スーパーバイザー)

いつでもまったりとしたお家デートができるのも一人暮らしの醍醐味ですよね。ただ、お家デートのメリットを狙って寄ってくる男性もいるので、ある程度親密になるまでは一人暮らしであることは教えないことも、女性としては必要な配慮になります。

まとめてみると、一人暮らしのメリットはやはり自由に生活できることみたいですね。帰宅時間はもちろん、何を食べるのかをその日の気分で選択できたり、好きな時にデートできたりするのもとっても魅力的ですね。

<一人暮らしのデメリット>

「毎月カツカツでお金が貯まりません。私は正社員なので、会社から家賃手当が出ますが、それでもやっぱり毎月の家賃は痛い」(店舗スタッフ)

一人暮らしをしている人は実家暮らしの人に比べて貯金額が少ない傾向にあるのは事実です。家賃や光熱費などの生活費を1人でまかなうのは、やはり大変なことです。

「家事が億劫。遅番で疲れて帰ると、そこから何もしたくない」(店舗スタッフ)

1人で気ままな生活ができる分、身の回りのことはすべて1人でしなければいけないのが一人暮らしです。元気な時には良いですが、疲れている時、病気になった時の大変さは相当なものです。

「彼氏や友人が遊びに来てくれるときはいいのですが、基本的に一人でいる時間が長いので寂しいです(笑)。おかえりって誰か言ってほしい!」(店長)

1人でいることが寂しいと感じてしまう寂しがりやの女性にとっては、1人の時間を持て余してしまうこともあるようです。寂しさを埋めるために、好きでもない男性と付き合ってしまうという女性も少なくないようですね。

一人暮らしでは、家のお金、家事などを全て1人で賄わなければなりません。大変な時、疲れている時にも頼れる人がいないので、相当の自立心が必要になりそうです。また、寂しがりやの人にとっては、寂しい時間が増えるため、一人暮らしの良さを堪能できない人もいるようです。

実家暮らしの人の実態

一人暮らし&実家暮らしの実態は?/Photo by Monet

実家暮らしでは家賃がかからず、家事もやってもらえる印象がありますよね。実際にはどうなのか、アンケート結果をみてみましょう。

<1カ月の支出と年収>実家暮らしの1カ月の支出と年収をみてみましょう。こちらも、制服代は含まれていません。

・年収220万円のスタイリストアシスタント
1カ月の支出:4万円程度

・年収280万円の店舗スタッフ
1カ月の支出:5万円以内

アンケート結果をみてみると、一人暮らしのケースと比べて支出額が少ないことがわかります。やはり、実家暮らしの方が経済的なようですね。

<実家暮らしのメリット>

「家賃や光熱費、夕食代などの出費を抑えられる。来年から一人暮らしをしようと思っていますが、それまでに頑張って貯金します」(店舗スタッフ)

「それほど頑張って節約をしなくても自然とお金が貯まること。あとは、帰ったときにおいしい夕飯が出てきたり、あたたかいお風呂が沸いていたりすると、実家暮らしをしていてよかったと思います。お母さん、ありがとう!」(店舗スタッフ)

実家暮らしではお金が貯まりやすいことが大きなメリットのようですね。また、生活面では家族にサポートしてもらえるので、仕事で疲れて帰ってきても快適に過ごせることも実家暮らしならではの魅力です。

<実家暮らしのデメリット>

「あまり遅い時間まで仕事の仲間と飲んで帰れない。親が夕食を準備してくれているので、突然の誘いは断らなきゃいけないことも」(店舗スタッフ)

「彼氏が会社の寮に住んでいるので、泊まりがけのデートでゆっくりできないのが嫌です。どちらかが一人暮らしであれば、もっと自由にデートできるのかなと思います。あとは、1日中接客して疲れて帰っても、また弟たちの相手をしないといけないので、ときどき一人の時間がほしくなります」(スタイリストアシスタント)

家族と暮していると便利な面もありますが、それぞれの行動に気を使ったり、相手をしなければいけなかったりと、自分のペースで生活できないことがデメリットとして挙げられます。また、相手も一人暮らしでない場合は気軽にデートできないこともあるようですね。

アパレルで働きながら一人暮らしをしたいなら…

ここまで一人暮らしと実家暮らしの実態とメリットとデメリットをみてきましたが、アパレル業界で働きながら一人暮らしをする際に気をつけるべきポイントを紹介します。

<家賃補助(家賃手当)制度がある会社を選ぶ>

大手のブランドや企業の中には家賃補助制度を設けているところがあります。一人暮らしにとって家賃は大きな支出となるので、生活費を抑えるためには家賃補助がある会社を選ぶことをおすすめします。ただ、この制度は正社員のみが対象の場合があるのでチェックが必要です。また、家賃補助制度がある会社は転勤の可能性があるケースもあります。

<正社員になる>

正社員になることで経済的に安定すると、一人暮らしがしやすくなります。現在、正社員でない場合は正社員登用制度を利用して正社員になる道を切り開いていきましょう。また、最初からアルバイトではなく正社員として求人に応募するのも有効です。最初から高いお給料は望めなくとも、スーパーバイザーなどに昇格すれば給料もアップします。

一人暮らしには経済的、精神的自立が不可欠

いかがでしたでしょうか?一人暮らしにも実家暮らしにも、それぞれメリット・デメリットがあります。それらを踏まえ、自分のライフスタイルに合う方を選びましょう。結局のところ、私生活で何を最優先にするかが最大のポイントになります。仕事ですか?プライベートですか?いずれにせよ、無理のない日々を過ごすことが大切ではないでしょうか。普段の自分を見つめ直すきっかけになれば良いですね。(modelpress編集部)

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