立ち仕事が多いアパレル店員が教える「疲れない靴」の選び方

立ち仕事が多いアパレル店員が教える「疲れない靴」の選び方

【アパレル/モデルプレス】靴を履いていて足が痛くなってきたり、むくんできてしまったりすることはありませんか?見た目重視で購入したけれど、足がすぐ疲れてしまって履かなくなってしまった靴を持っている人も少なくないでしょう。アパレル店員の仕事の大半は立ち仕事です。そんなアパレル店員は一日中立っていても足の疲れが気にならず、尚且つファッション性の高い靴を履いています。今回は、アパレル店員が教える疲れない靴の選び方をご紹介します。

立ち仕事が多いアパレル店員が教える「疲れない靴」の選び方/Photo by g-stockstudio

立ち仕事は足に負担がかかる

立ち仕事はなぜ足を疲れさせるのでしょうか。まずは、立ち仕事がどのように足に負担をかけているかご紹介します。

<立ち仕事が多いと足が痛くなる>

むくみや足の裏の痛みなど足の疲れの原因は様々です。自分の足の疲れがどこからくるのかを知ることは、疲れを軽減するのに重要なことです。足の裏が痛くなるのは、自分の足に合わない靴によって神経が刺激されていることが原因の1つと考えられます。また、むくみも足にフィットしない靴が身体から出た老廃物などの流れを止めているため起こります。そして特に歩き回らずに立ちっぱなしでいると、血液の循環が悪くなったり悪い姿勢のまま足に負担がかかってしまったりするので、ふくらはぎが張ってしまうこともあります。

<立ちっぱなしが多い人は靴を選ぶのに悩みがち>

日常生活で立ちっぱなしが多い人は、足の疲れを気にしてしまいなかなか靴を決められないことが多いです。立っているだけでも足に負担があるのに、靴が合っていないとさらに痛みが増してしまいます。スニーカーなどは足の負担を軽くしてくれますが、アパレル店員など職種によっては仕事中には履くことができません。

<合わない靴を無理やり履く場合>

見た目に一目惚れして購入した、自分の足に合わない靴を無理やり履いていませんか。このように、履き心地を無視して靴を選んでしまうと内出血や外反母趾を引き起こす原因になるので注意しましょう。

<長く履いても疲れない靴の選び方>

それでは、長時間立ち仕事をしているアパレル店員が教える、「長く履いても疲れない靴」の選び方についてご紹介します。

<ヒールの太さ>

ヒールの太さ(提供写真)
ヒールの太さ(提供写真)
ヒールの太さ(提供写真)

安定して体重を支えられる方が足の負担を軽減できるため、ヒールはなるべく太い方が良いでしょう。ピンヒールは細いため疲れやすいのでオススメできません。また、ウェッジソールは靴全体で体重を支えるため、比較的疲れにくい靴でしょう。

<ヒールの高さ>

ヒールの高さ(提供写真)

ヒールは足をすらっと長く見せてくれる効果がありますが、アパレル店員は見た目だけではなくて気持ちの良い接客も大事になってきます。アパレル店員は足の疲れを気にせずに接客ができるように、ヒールの高さも靴選びのポイントの1つにしています。実は、ヒールは高いほど足が疲れやすいイメージを持っている人も少なくないのですが、実は低すぎても足に負担をかけてしまうのです。重要なのは、足の前の部分とかかとの高さの差が小さいことです。この差が3cm~8cm程度の靴かフラットパンプスがおすすめです。

<つま先の形>

つま先の形(提供写真)

つま先は幅が狭すぎないものを選びましょう。幅が狭く尖っているものは日本人の足の形には合っていません。指の部分が狭いため足が痛くなりやすいからです。

<軽い>

疲れにくい靴は靴自体が軽いです。靴が重いものを選んでしまうと、ふくらはぎなどに負担がかかってしまいます。

今ある靴をインソールで疲れにくくするコツ

疲れにくい靴をご紹介してきましたが、わざわざ新しい靴を買いに行かなくてもインソールを使えば解決することができます。続いて、今ある靴をインソールで疲れにくくするコツについてご紹介します。

<靴が指定されている場合>

ブランドで出している靴を履かなければならないなど、靴が指定されている仕事もあります。その場合は、インソールで疲れにくい工夫をすることができます。それでは、インソールの選び方についてご紹介します。

<インソールの選び方>

インソールの選び方(提供写真)

まずは、クッション性に優れたものを選びましょう。クッション性が高いと足にかかる衝撃を吸収し、負担を軽くしてくれます。中には低反発のクッションを底としている靴もあるので購入する時は確認してみましょう。

次に、足の形に合ったものを選びましょう。インソールは足の形に合わせて様々な種類があります。自分に合ったインソールを使うことでつま先にかかる負担を全体に分散させることができます。また、かかとにサポートがあるものや土踏まずにアーチ状のクッションがあるものなど、足の痛み予防に特化したインソールもあります。X脚やO脚矯正用のインソールを使用することで、足の形を矯正しながら足の負担を減らすこともできるでしょう。

ファッション性の高い靴でも疲れにくい靴に変えられる

いかがでしょうか。靴を購入する時に疲れにくい靴の条件を満たしているか確認することで、足の負担を軽減してくれる靴を見つけることができます。また、今手持ちのアイテムもインソールなどで工夫することで、疲れることなく履くことができるでしょう。(modelpress編集部)

実際に働いている人の声は?

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