ミレニアル世代って？ファッション意識の違いとは

【アパレル／モデルプレス】ミレニアル世代とはどの世代を指しているかご存知でしょうか？ミレニアル世代は現代のファッションに大きな影響を与えている世代の1つです。ミレニアル世代のファッション意識やファッションのお金の使い方を知ることで、現代のファッションの傾向も知ることができます。今回は、ミレニアル世代についての基本的な情報、そしてミレニアル世代のファッション意識についてご紹介します。

ミレニアル世代とは？

この言葉を聞き慣れない人も少なくありませんが、いったいどのような意味なのでしょうか？まずは、ミレニアル世代の特徴についてご紹介します。

＜1980年代後半～2000年代前半に生まれた人をミレニアル世代という＞

このミレニアル世代と呼ばれるなかでも、1990年代後半以降に生まれた人はヤングミレニアル世代と言われています。ミレニアル世代の特徴を3つご紹介します。

まずは、デジタルネイティブであること。つまりデジタル機器に慣れ親しんでいることがミレニアル世代の特徴の1つ目です。ミレニアル世代の人は生まれた時からインターネットが普及しているため、パソコンを使いインターネットを利用することが当たり前、という感覚があります。さらにヤングミレニアル世代にもなると、スマートフォンが普及している時代に生まれているためスマートフォンも当然のように使いこなすことができます。

２つ目の特徴は、よりコストパフォーマンスが良いものを好むことです。したがってミレニアル世代では全体的に消費が少ない傾向にあります。「高級ブランドだから良いものだ」と購入するのではなく、価格に見合った質の良いものを見極めるスキルが高いです。

3つ目の特徴は、シェアやレンタルを上手く活用している点です。映像や音楽だけではなく家や車などもシェアやレンタルをしています。家や車などを所有するよりも、所有するために使うお金でより質の高い豊かな生活を送ることを求めています。シェアハウスやシェアカーのニーズが高い理由の1つがミレニアル世代の所有欲の低さが考えられています。

ミレニアル世代のファッション意識

このようなミレニアル世代はファッションについてどのように考えているのでしょうか？次は、ミレニアル世代のファッション意識についてご紹介します。

＜トレンドは低価格で賢く取り入れる＞

ミレニアル世代の間では、ユニクロやZARAなどのファストファッションが人気です。ファッションのトレンドの移り変わりが早いので、それについていくために低価格でトレンドアイテムを手に入れています。

＜高級ブランドへの関心が高い＞

トレンドをファストファッションで取り入れていますが、決して高級ブランドへの関心が無いというわけではありません。手が届く価格帯のブランドを積極的にファッションに取り入れている人が多いです。また高級ブランドの中でもお手頃なアイテムに人気があります。高級ブランドのコスメやミニバック、ミニウォレットなどをファッションのワンポイントとして取り入れます。

＜ビジュアル的な良さを重視する＞

パソコンやスマートフォンなどを使いこなしているミレニアル世代は、ECサイトで簡単にファッションアイテムを手に入れます。見た目のデザインを重視するため、試着ができないECサイトでもファッションアイテムが売れやすいのです。

ミレニアル世代のファッションへのお金の使い方

次に、ミレニアル世代のファッションへのお金の使い方についてご紹介します。

＜アクセサリーやバッグにお金をかける＞

ミレニアル世代は、服をユニクロやZARAなどのファストファッションで価格を抑え、小物アイテムで差別化を図ります。質の高いアイテムを選び、長く使えるアイテムを大事に使います。高級ブランドのバッグやアクセサリーが人気な理由も、品質が良く長持ちするブランドの小物アイテムで差別化を図るためだからです。

＜シンプルで上質なモノを好む＞

ミレニアル世代は少し価格が高くても、自分にとって価値があると思えるモノにはお金を使うことを惜しみません。お金を使うところと、安く済ませるところの境界線がはっきりしているのも特徴の1つです。

＜実際の店舗とECサイトをうまく使い分ける＞

リサーチは実際の店舗で行い、ECサイトで購入するなど、実際の店舗とECサイトを上手に使いこなしています。それぞれのメリットをよく理解しているミレニアル世代だからこそできるファッション攻略でしょう。

新たなファッションの楽しみ方

いかがでしたでしょうか？ミレニアル世代はパソコンやスマートフォンを使いこなすなど今の時代に適合した生き方をしています。そのため、今までとは異なるファッショントレンドの取り入れ方や考え方を作り出してきました。このミレニアル世代のファッション感覚はより現代のファッションを楽しむための方法の1つと言えるでしょう。（modelpress編集部）