顧客の多いアパレル店員と、なかなか増えないアパレル店員はどこのアパレルショップにも存在していると思います。ファンを増やそうと思って丁寧に接客しているのになぜかリピート率が増えない、商品知識は豊富なのにいまいち会話が盛り上がらないなど、人によって悩みは様々。
♥アパレル店員に必要なのは、相手への「特別感」
顧客の多いアパレル店員と顧客の増えないアパレル店員の決定的な違いは、相手が「特別感」を感じるかどうか。
特別感といっても過度なサービスが必要なわけではなく、ふとした瞬間に「あ、私のことをこんなにもわかってくれているんだ」と思ってもらうテクニックだけで十分。
1月に300万円売上げたアパレル店員が実践するコツを、早速紹介していきます。
目次
♥相手の持ち物に興味を持つ
顧客といえど、最初は誰でも初対面の相手です。はじめから相手のことを見ただけでどんな人間かを判断するのは難しいので、まずは相手の持ち物を観察してみましょう。
ポイント1:バッグはその人の個性が出やすい
着ている洋服から得られる情報と同じくらい、相手の好みがわかるのが“バッグ“です。
それはなぜかというと、バッグは洋服よりも持っている数が少ない人がほとんどで、大体の人が5〜6個ほどを洋服に合わせて使い回していることが多いです。
トートバッグを持っている人ならカジュアルめな服を着ることが多いのかな、ミニポシェットを持っている人ならフェミニンな服を着ることが多いのかな、などある程度の好みを予想することができるからです。
ポイント2:アニメやアイドル好きなお客様はチャンス大!
日常的にアニメグッズやアイドルグッズを使っているお客様はかなり趣味を大切にしていることが多く、洋服を買う目的もコンサートやイベントに着ていくためのものを探しているパターンが目立ちます。
流行りのアニメやアイドルの知識を少しだけでも頭の中に入れておくだけでグッズが会話の入口になり、お客様にも警戒心をなくして話してもらえるでしょう。
好きなものを人にわかってもらえたという安心感から、「この人ならコーディネートを選んでもらってもいいかも」と思ってもらえるようになります。
♥どんな小さなことでも必ずメモを取る
お客様との会話の中にはどんなものが欲しくて、何のためにそれを買うのか、NGなアイテムは何かなど、たくさんのヒントが散りばめられています。
何色が好きだっけ…?パンツは履くのかな?など色やアイテムの好みは必ず覚えておくようにしましょう。
ポイント1:基本的なプロフィールは最初におさえておく
初めて接客した時に相手の年代、職業、名前など基本的なプロフィールを聞き出せるといいでしょう。
しかしいきなり年齢を聞くのは失礼ですし、職業を話したくない人もいらっしゃいます。あくまでも会話の自然な流れで聞くことが重要です。
例えば、リクルートスーツを着ている人だったら大学3〜4年生かな、平日の18時以降に来ているから20代のOLさんかな、などある程度こちらで年齢をしぼり、「今日はお仕事帰りですか?」と言った声掛けで自然と職業や年代を知ることができます。
そして最も重要なのが“相手の名前を聞く“ことです。
こちらもいきなり「お名前は…?」と聞くと失礼にあたるので、接客が終わりお見送りのタイミングで聞くのが良いでしょう。
「本日はありがとうございました。私○○と申します。ぜひまたお話しできたら嬉しいです!気軽に○○と呼んでくださいね。よろしければお客様のお名前もお伺いしてもよろしいでししょうか?」と伝えます。
そうすると快く教えてくださることが多いので、「○○様、またぜひお待ちしております」とお伝えするとお客様の印象にも残りやすく、「またあの店員さんにお願いしよう!」と思ってもらえる確率がグッと上がるのです。
ポイント2:会話の内容もメモ
お客様の基本的なプロフィールはもちろん、その日の会話も覚えている限り全てメモしておきましょう。
どんな洋服を着て買い物に来たか、何を目的に買い物に来たのか、買い物のあとは何をするのか、などどんなに細かいことでも全てメモをとっておきます。
そうすることで、次回来店された際「先日お買い物のあとに行った〇〇は楽しかったですか?」「先日お召しになっていたワンピースにこちらのアウターを合わせると素敵ですよ」など、「そんなとこまで覚えてくれていたんだ!」と相手に特別感を与えることができ、「この人は自分のことをわかってくれているんだな」とますます信頼関係が成り立っていくのです。
♥特別感を与えて“その人だけの“販売員に
いかがでしたでしょうか?
顧客を増やすテクニックとして重要なのは、相手に“特別感”を与えること“です。
なにも難しいことはなく、お客様へ寄り添った会話や相手の好みや名前を覚えてうまく接客へ落としこむだけで十分特別感は生まれます。
すぐに実践できるテクニックなので、さっそく接客に生かして誰よりも顧客の多い販売員を目指しましょう!(modelpress編集部)
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