平松可奈子、SKE48卒業後「ビッグチャンスが回ってきた」…「Honey Cinnamon」プロデューサーとしての覚悟を語る モデルプレスインタビュー
平松可奈子、SKE48卒業後「ビッグチャンスが回ってきた」…「Honey Cin…
【平松可奈子・Honey Cinnamon/モデルプレス】アイドルグループ・SKE48の元メンバーでアパレルブランド「Honey Cinnamon(ハニーシナモン)」(株式会社エックスナインデザインラボ)プロデューサーの平松可奈子さん(25)にインタビューを実施。SKE48卒業後、タレントやモデルとして活動しているときに声をかけてもらったことがきっかけで、約3年前にプロデューサーとして働き始めたという平松さん。「Honey Cinnamon」というブランドを世に広め、そして今でもSKE48時代のファン、メンバーには支えられていると語ってくれました。
― なぜ「Honey Cinnamon」のプロデューサーになったのでしょうか?
平松さん:元々Honey CinnamonはWEBだけで展開していたのですが、プロデュースしてくれる、アイコンになる女の子を探してて、SNSで私のガーリーな世界観をたまたま社長が見つけてくださって、Honey Cinnamonの世界観にぴったりということで、声をかけていただきました。この話を誕生日当日にマネージャーからうかがったため、誕生日を迎える度に「プロデューサーになって◯年になった」と思っています。
― そうやって声を掛けていただいたとき、悩んだりはしなかったのでしょうか?
平松さん:すごく悩みました。芸能人がブランドをやるのはすごく難しいと言われていますし、上手くいかなかったとき、自分に責任が問われるリスクがあったため、いろいろな方に相談したのですが、周りの人からは反対されました。ですが、SKE48にいたとき、ダンスの順番すら回ってこなかったので、こういうビッグチャンスが回ってきたことがすごく幸せでした。「これを断ってしまったら、なんのために私は芸能活動をしているんだろう」と思ってしまって。もしダメだったとしてもそれは経験として受け止める覚悟で「やります」と返事をしました。
― そして、今の「Honey Cinnamon」の世界観を作り上げたんですよね。
平松さん:元々存在していたHoney Cinnamonと現在のHoney Cinnamonのお洋服は、たぶん世界観が違うと思います。プロデューサーになるときに、私の世界観で染めていいと言ってくださったので、180度変えさせていただき、デザインだけでなく、うさぎとくまのキャラクターを作りました。
デザイナーさんの言葉ですごく印象に残っていることがありまして…「Honey Cinnamonは、平松可奈子のリアルクローゼットでいいんだよ」「自分がクローゼットを開けたときに、Honey Cinnamonという感じで作ってほしい」と。今もそれを思い返しながら、自分自身がブレないようにしています。
― 「Honey Cinnamon」プロデューサーの仕事内容を教えてください。
平松さん:まずは企画会議から始まります。春夏秋冬と年に4回企画会議を行っています。そのシーズンテーマを私が決めてから、ほかのスタッフが持ち寄ったお洋服のデザインを集めて、考えていきます。第1サンプル、第2サンプルと、サンプルチェックも行っていきます。あとは店舗の内装や、壁紙を考え、モデルとして撮影も行います。トータルプロデュースすることが私の仕事です。
― これまでを振り返って、やりがいや苦労したことを教えてください。
平松さん:今年、SHIBUYA109新人賞をいただいたことです。小さい頃からファッションが好きでした。109は少女漫画にも出てくるような日本を代表するファッションビルで、そこに自分のブランドを出店できただけでも嬉しいのに、新人賞をいただけたことが本当に嬉しくて、「頑張ってきてよかった」と思いました。私がプロデューサーになってからすぐに109の出店が決まり、それ以外にも今はルミネエストのポップアップを展開していて、2ヶ月限定だったのが、延期が決まり、名古屋にも出店したりと、店舗数が増えていきました。最近は渋谷に行くとHoney Cinnamonを着ている女の子を見かけるので、嬉しい気持ちになります。
苦労したことは…、“Honey Cinnamonプロデューサーの平松可奈子”と名前を出しているため、全部の責任が私になります。“平松可奈子がやっているブランド”と世間の人から認識されるため、様々なことを言われ、人間関係を気にするようになりました。華やかな世界に見られがちですが、実際は辛いことの方が多くて…。ほかにも、10代の女の子たちから支持されていますが、私は20代で、「どうやったら大人可愛く、幅広い世代の人に着てもらえるんだろう」「ブランドをこれから自分はどうやって携わっていくのがベストなのか」と、常に葛藤があります。
― SKE48時代は男性ファンが多かったと思いますが、現在は女性ファンが多いのではないでしょうか?
平松さん:イベントを開催したとき、女性ファンが8割、男性ファンが2割でした。プロデューサーをやると決めたときに思ったことが、アイドル時代から応援してくださっているファンの方たちを置いてきぼりにしたくない。そういう想いがあり、ユニセックスを展開していますが、それがHoney Cinnamonが広がるきっかけになりました。SKE48のメンバーからも「ファッションについてわからなかったけど、Honey Cinnamonを着るようになったら、ファンの人にたくさん褒められるようになったよ」と連絡が来ました。ファンともメンバーとも今でもずっと繋がっているんだなと感じることができました。
― SKE48卒業後はアパレルやりたいと思っていたんですか?
平松さん:ずっとやりたいと思っていました。アイドルになったときも、ずっとアイドルになりたかったのですが、大好きだからこそ、自分の中で哲学的なものがあって。女性アイドルは“少女”と呼ばれる期間だけと決めていたため、儚くて美しい存在だと思っていました。長くは続けられないからこそ、20歳過ぎたら辞めようと決めていて、その後、なにをしたいのか考えたときに、絶対ファッション関係の仕事がやりたいと思いました。
― 今後の目標を教えてください。
平松さん:大阪に店舗を出店したい!路面店も出したい!と考えています。あとは、海外でもお洋服を見せる機会があったらいいなと、夢は膨らむばかりです。ポップアップショップを出店しているルミネエストでも、どうにか店舗にできないか考えています。
― 「Honey Cinnamon」にはどのような人が相応しいのでしょうか?
平松さん:まずはHoney Cinnamonのお洋服が似合うこと。ガーリーな世界観が好きな人は、お洋服だけでなく、ヘアメイクもそれに合ったものがいいため、ブランドコンセプトに合っているのか、重要視します。ゆるふわな雰囲気をまとっている人がいいですね。
― プロデューサーに向いている人は?
平松さん:私はファッションの学校に通っていなかったため、ファッションの知識はあまりありません。それより、プロディース力があるかないかということの方が大事だと思っています。私はファッションの人脈がない状態から、ネットだけを頼りにしてきました。そしたら、SNSのフォロワー数も増えていきました。例えば、机の上にあるペットボトルを撮影、加工、コメントをどうすれば、“いいね”が増えていくのか…。そういう観点で物事を見れる人、自己プロディースができる人が向いていると思います。
― 入社するまでには、書類・面接…とあると思いますが、通過できるポイントを教えてください。
平松さん:接客にも繋がっていくため、雰囲気がいい人。店舗は1番ブランドを支えている場所で、お客様ともお洋服とも1番近い距離にいます。そう考えると、やはり第一印象が重要で、笑顔や礼儀、常識があるのか気になります。あとは、ネイルやヘアまで可愛くしているのか。Honey Cinnamonがいかに好きかと伝えられる人の方が長く続くと思います。ただアパレルで働きたいというより、「Honey Cinnamonで働きたいんです」という方と一緒に働きたいです。
― 夢を追いかけている女の子に向けて夢を叶える秘訣を教えてください。
平松さん:私は毎年、年明けの元旦に今年叶えたいことを書き出します。とても小さなことも、大きなことも全部書きます。「引っ越ししたい」「痩せたい」とか、20個ほど書いて、叶った夢に日付を付けていきます。そこに書いてあれば、意識するようになります。夢を叶えるために文字に起こすことはすごく大事なことです。それを始めてから、本当にたくさんの夢が叶うようになりました。
― ありがとうございました。
ほんわかしたガーリーな世界観に吸い込まれそうなど、真っ直ぐな言葉で語ってくれた平松さん。「SKE48で活動していたときには関わることのなかったAKB48メンバーの方まで展示会に来てくれるんですよ。卒業してからの方が、人脈が広がっていって、ファッションって本当にすごいなと思いました」。そんな彼女は、ファンだけでなく、関わる全ての人たちに支えられ、プロデューサー業を全うしていました。(modelpress編集部)
「Honey Cinnamon」プロデューサーとして働き始めた理由
― なぜ「Honey Cinnamon」のプロデューサーになったのでしょうか?
平松さん:元々Honey CinnamonはWEBだけで展開していたのですが、プロデュースしてくれる、アイコンになる女の子を探してて、SNSで私のガーリーな世界観をたまたま社長が見つけてくださって、Honey Cinnamonの世界観にぴったりということで、声をかけていただきました。この話を誕生日当日にマネージャーからうかがったため、誕生日を迎える度に「プロデューサーになって◯年になった」と思っています。
― そうやって声を掛けていただいたとき、悩んだりはしなかったのでしょうか?
平松さん:すごく悩みました。芸能人がブランドをやるのはすごく難しいと言われていますし、上手くいかなかったとき、自分に責任が問われるリスクがあったため、いろいろな方に相談したのですが、周りの人からは反対されました。ですが、SKE48にいたとき、ダンスの順番すら回ってこなかったので、こういうビッグチャンスが回ってきたことがすごく幸せでした。「これを断ってしまったら、なんのために私は芸能活動をしているんだろう」と思ってしまって。もしダメだったとしてもそれは経験として受け止める覚悟で「やります」と返事をしました。
― そして、今の「Honey Cinnamon」の世界観を作り上げたんですよね。
平松さん:元々存在していたHoney Cinnamonと現在のHoney Cinnamonのお洋服は、たぶん世界観が違うと思います。プロデューサーになるときに、私の世界観で染めていいと言ってくださったので、180度変えさせていただき、デザインだけでなく、うさぎとくまのキャラクターを作りました。
デザイナーさんの言葉ですごく印象に残っていることがありまして…「Honey Cinnamonは、平松可奈子のリアルクローゼットでいいんだよ」「自分がクローゼットを開けたときに、Honey Cinnamonという感じで作ってほしい」と。今もそれを思い返しながら、自分自身がブレないようにしています。
「Honey Cinnamon」プロデューサーの仕事内容
― 「Honey Cinnamon」プロデューサーの仕事内容を教えてください。
平松さん:まずは企画会議から始まります。春夏秋冬と年に4回企画会議を行っています。そのシーズンテーマを私が決めてから、ほかのスタッフが持ち寄ったお洋服のデザインを集めて、考えていきます。第1サンプル、第2サンプルと、サンプルチェックも行っていきます。あとは店舗の内装や、壁紙を考え、モデルとして撮影も行います。トータルプロデュースすることが私の仕事です。
― これまでを振り返って、やりがいや苦労したことを教えてください。
平松さん:今年、SHIBUYA109新人賞をいただいたことです。小さい頃からファッションが好きでした。109は少女漫画にも出てくるような日本を代表するファッションビルで、そこに自分のブランドを出店できただけでも嬉しいのに、新人賞をいただけたことが本当に嬉しくて、「頑張ってきてよかった」と思いました。私がプロデューサーになってからすぐに109の出店が決まり、それ以外にも今はルミネエストのポップアップを展開していて、2ヶ月限定だったのが、延期が決まり、名古屋にも出店したりと、店舗数が増えていきました。最近は渋谷に行くとHoney Cinnamonを着ている女の子を見かけるので、嬉しい気持ちになります。
苦労したことは…、“Honey Cinnamonプロデューサーの平松可奈子”と名前を出しているため、全部の責任が私になります。“平松可奈子がやっているブランド”と世間の人から認識されるため、様々なことを言われ、人間関係を気にするようになりました。華やかな世界に見られがちですが、実際は辛いことの方が多くて…。ほかにも、10代の女の子たちから支持されていますが、私は20代で、「どうやったら大人可愛く、幅広い世代の人に着てもらえるんだろう」「ブランドをこれから自分はどうやって携わっていくのがベストなのか」と、常に葛藤があります。
ファンに感謝「今でもずっと繋がっている」
― SKE48時代は男性ファンが多かったと思いますが、現在は女性ファンが多いのではないでしょうか?
平松さん:イベントを開催したとき、女性ファンが8割、男性ファンが2割でした。プロデューサーをやると決めたときに思ったことが、アイドル時代から応援してくださっているファンの方たちを置いてきぼりにしたくない。そういう想いがあり、ユニセックスを展開していますが、それがHoney Cinnamonが広がるきっかけになりました。SKE48のメンバーからも「ファッションについてわからなかったけど、Honey Cinnamonを着るようになったら、ファンの人にたくさん褒められるようになったよ」と連絡が来ました。ファンともメンバーとも今でもずっと繋がっているんだなと感じることができました。
― SKE48卒業後はアパレルやりたいと思っていたんですか?
平松さん:ずっとやりたいと思っていました。アイドルになったときも、ずっとアイドルになりたかったのですが、大好きだからこそ、自分の中で哲学的なものがあって。女性アイドルは“少女”と呼ばれる期間だけと決めていたため、儚くて美しい存在だと思っていました。長くは続けられないからこそ、20歳過ぎたら辞めようと決めていて、その後、なにをしたいのか考えたときに、絶対ファッション関係の仕事がやりたいと思いました。
― 今後の目標を教えてください。
平松さん:大阪に店舗を出店したい!路面店も出したい!と考えています。あとは、海外でもお洋服を見せる機会があったらいいなと、夢は膨らむばかりです。ポップアップショップを出店しているルミネエストでも、どうにか店舗にできないか考えています。
「Honey Cinnamon」で働くためには
― 「Honey Cinnamon」にはどのような人が相応しいのでしょうか?
平松さん:まずはHoney Cinnamonのお洋服が似合うこと。ガーリーな世界観が好きな人は、お洋服だけでなく、ヘアメイクもそれに合ったものがいいため、ブランドコンセプトに合っているのか、重要視します。ゆるふわな雰囲気をまとっている人がいいですね。
― プロデューサーに向いている人は?
平松さん:私はファッションの学校に通っていなかったため、ファッションの知識はあまりありません。それより、プロディース力があるかないかということの方が大事だと思っています。私はファッションの人脈がない状態から、ネットだけを頼りにしてきました。そしたら、SNSのフォロワー数も増えていきました。例えば、机の上にあるペットボトルを撮影、加工、コメントをどうすれば、“いいね”が増えていくのか…。そういう観点で物事を見れる人、自己プロディースができる人が向いていると思います。
― 入社するまでには、書類・面接…とあると思いますが、通過できるポイントを教えてください。
平松さん:接客にも繋がっていくため、雰囲気がいい人。店舗は1番ブランドを支えている場所で、お客様ともお洋服とも1番近い距離にいます。そう考えると、やはり第一印象が重要で、笑顔や礼儀、常識があるのか気になります。あとは、ネイルやヘアまで可愛くしているのか。Honey Cinnamonがいかに好きかと伝えられる人の方が長く続くと思います。ただアパレルで働きたいというより、「Honey Cinnamonで働きたいんです」という方と一緒に働きたいです。
夢を叶える秘訣を語る
― 夢を追いかけている女の子に向けて夢を叶える秘訣を教えてください。
平松さん:私は毎年、年明けの元旦に今年叶えたいことを書き出します。とても小さなことも、大きなことも全部書きます。「引っ越ししたい」「痩せたい」とか、20個ほど書いて、叶った夢に日付を付けていきます。そこに書いてあれば、意識するようになります。夢を叶えるために文字に起こすことはすごく大事なことです。それを始めてから、本当にたくさんの夢が叶うようになりました。
― ありがとうございました。
ほんわかしたガーリーな世界観に吸い込まれそうなど、真っ直ぐな言葉で語ってくれた平松さん。「SKE48で活動していたときには関わることのなかったAKB48メンバーの方まで展示会に来てくれるんですよ。卒業してからの方が、人脈が広がっていって、ファッションって本当にすごいなと思いました」。そんな彼女は、ファンだけでなく、関わる全ての人たちに支えられ、プロデューサー業を全うしていました。(modelpress編集部)
実際に働いている人の声は?
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