面接で好印象を与える逆質問 「質問はありますか？」にどう答える？

【アパレル・面接／モデルプレス】アパレルの面接では、しばしば「質問はありますか？」と聞かれることがあります。その時に「特にありません」ではアピール不足と言えるでしょう。しかし、場違いな質問をしてしまっては逆効果です。好印象を与える逆質問例を紹介します。

面接の逆質問で好印象を与えるポイント

逆質問はいくつかのポイントをおさえれば、面接官に好印象を与えるチャンスにすることができます。それには、まず面接官が逆質問で何を見ようとしているのか正しく理解しなくてはいけません。

面接官は単に余った時間を埋めるために逆質問をしているのではありません。たとえば、企業・ブランドとの相性はどうか見極めようとしているのです。また、ブランドに対する熱意はどれぐらいあるのか、それは入社後も維持できそうなのかも見ています。指示待ち人間ではなく、自発的なコミュニケーションスキルがあるか、柔軟な対応力があるかどうかも観察されていると心得て下さい。

そのような状況下で、逆質問で良い印象を与えるには、まず、面接官の立場になってできるだけ答えやすい質問をすることです。ただし、公式サイトに載っているような情報はNGです。相手の経験を引き出すことができれば成功と言えるでしょう。ブランドの特徴などをしっかりと分析して、事前に何パターンか質問を準備しておけば安心です。

避けたほうが良い逆質問のNG例

逆質問は何を聞いても良いというわけではありません。絶対に避けるべき逆質問の例を紹介しましょう。

たとえば「ノルマを達成できなかった場合、ペナルティはありますか？」という質問はNGです。まだ入社してもいないのにノルマへの不安を表に出してしまっては、やる気がないと思われるリスクがあるからです。「特にありません」も同様に意気込みに欠けた印象を与えてしまいます。「残業や休日出勤はどれぐらいの頻度でありますか？」と、働く前から余暇の心配というのもいただけません。

もし、面接官が人事課の人ならば「現場の運営方針はなぜ現在のような形になったのですか？」というような、答えられない質問をぶつけるのもやめましょう。それでは面接がただ気まずくなるだけです。

また「御社には現在何名ほどの社員がいらっしゃいますか？」といった会社案内やホームページなどに掲載されている基本的な情報を聞くのもやめましょう。それでは「企業研究をしてません」と、申告しているようなものだからです。

面接に受かる逆質問の例

以上のようにしてはいけない質問がある一方で、面接官に「採用しよう！」と、思わせる逆質問もあります。

たとえば「◯◯の資格を持っているのですが、御社にこの資格を活かして活躍できる場所はありますか？」というように、さりげなく自分の長所を盛り込んだ質問は大変おすすめです。ただし、その資格の価値がわかる立場の面接官でなければ効果を期待できないので、ケース・バイ・ケースで利用してみて下さい。
　
「入社までに身につけておくべき知識やスキルがあれば教えてください」といった、意欲をアピールできる質問も良いでしょう。合否が出る前ではありますが、採用前提で前向きに質問してもマイナスになることはありません。

もし面接官が店長やSVならば「現場で最も必要としているのはどのような人材ですか？」と、ダイレクトに質問を投げかけてみるのも良いでしょう。もし、中途採用ならば「私と同年代で実際に活躍されている方には、どのような方がいらっしゃいますか？」と、たずねてみるのも一つの方法です。

逆質問はアピールチャンス！

いかがでしたでしょうか。逆質問といっても文字通り質問タイムではありません。実はアピールタイムの一つであると理解することから、逆質問で成功する道は開けます。ゆめゆめ、時間つぶしなどと誤解することのないようにしましょう。見事採用をつかみとるには、聞かれてその場で考えるのではなく、必ず事前に考えておくことをおすすめします。面接官がどのような職種なのかによってふさわしい質問も異なってくるので、何種類か用意しておけば安心です。相手が答えやすく、なおかつ自分の長所・特技・資格なども自然に盛り込んだ内容ならばベストです。あたりさわりのない質問をしようと、あまりに基本的というようなことを聞くのは逆効果です。まずは企業やブランドに関する理解を深めて、面接官が思わず引き込まれてしまうような質問をするように心がけて下さい。（modelpress編集部）