【アパレル/モデルプレス】自分を効果的にアピールするためには、しっかりとした自己分析が大切です。特にアパレル業界は人と接することが多いので、印象や魅力を上手に表現できることが他の業界よりも、より強く求められる傾向があります。しかし、自分の良さを自分で把握できている方はそう多くはありません。そこで今回はアパレルの面接で自分の強みを確実に伝えられる自己分析の方法のポイントとコツをご紹介します。
自己分析はどうして必要なの?
面接を受ける前に自己分析が必要と言われることが多いですが、なぜなのでしょうか?ここでは、自己分析の必要性と重要性についてご紹介します。
自己分析は文字どおり、自分自身を分析することです。自分のことなのに、分析しなければわからないというのは変に思われるかもしれません。しかし、私たちが普段生活の中で行っている決断は自分自身の決断ではなく、周囲の意向に沿って決断を下しているケースが非常に多いのです。中でも進学や就職に関わる決断は多くの人が失敗したくないと考えているだけに、周囲の人の意見に従いがちです。もちろん、経験や知識のある人の意見を取り入れることは悪いことではありません。ただ、人の意見を聞く前に、自分の気持ちや自分が本当にしたいことについて自分なりの答えを出すことが大切なのです。
このような自己分析は特に面接を受ける前には将来像を明確にするためにじっくりと考えることが必要です。この時、自分が業界に適しているのかを知るために考えるポイントになるのは、「本当にアパレル業界で働きたいかどうか」「心からファッションが好きかどうか」ということです。また、面接を受けるブランドとの相性を知るために、就活は自分に適した職場を探すことや、志望しているアパレルブランドが本当に自分と合っているかを考えることも重要です。これらのポイントを自分の中で明確にして整理した上で、志望動機や自分の強みを考えてみましょう。この時、志望ブランドが欲しがっている人材とマッチしているところや、面接官にアピールできる材料を探すようにするのが独りよがりにならないコツです。
アパレル業界に受かるための自己分析の方法とは?
自己分析のポイントとコツがわかったところで、アパレル業界に受かるために有効な自己分析の方法をご紹介します。
実際に自己分析を行う方法として、代表的な方法は過去の作文などを読み返すことです。日記や文集、過去に友人に送ったメールの内容で、好きなことや将来したことなどを書いたことがあれば、それを読み返すことで忘れていた将来の夢を思い出してみましょう。内容だけでなく、書いた時の素直な気持ちを思い出すことができれば将来のキャリアプランを考える手助けになるはずです。
自己分析は一人で行うこともできますが、自分の良さを客観的に見ることは難しいため、周囲の人の意見を聞くことも有効です。例えば、友人・家族に自分の長所と短所を挙げてもらいましょう。自分では思ってもいなかった長所が出てきて、新たな強みを発見できるかもしれません。また、隠しておきたい思う短所はこれまでの反省エピソードとして書き出しておきましょう。短所は人間的な魅力の元になり、上手に表現することで向上心をアピールすることができます。もちろん、成功エピソードも自己分析の際に必要な要素です。過去にどのような成功をしてきたのか、という具体的な内容だけでなく、どのようなことに喜びを感じるのか、というのは個人の特性をアピールできるようにしておきましょう。
自分のことを客観的に知るためには、自伝を書くことも有効です。例えば、生まれてからこれまでのことを年表にします。年表を書いた後で、家族や友人に見せて評価やコメントをもらって内容を修正したり、追加したりするとより充実した年表になります。
年表を書く時に外せないのはアパレル業界に興味を持ったきっかけを書き出すことです。いつごろからファッションに興味を持ったのか、どんなお気に入りの服があったのか、その服ででかけた時のエピソードなどを盛り込みましょう。また、好きなアパレルブランドを書き出すこともおすすめです。どんな系統のファッションが好きか、なぜそのブランドが好きなのか、というポイントをただ挙げるだけでなく、年表と突き合せて考えることで、その時に影響を受けていたものや、どんな環境で育ってきたのかを客観的に見るきっかけになります。
業界・志望ブランドの研究も忘れずに
自己分析は単に自分のことだけを考えているものではありません。業界や志望するブランドとの適性を分析するためにブランドの研究も不可欠です。
自己分析は単に自分自身を知るだけでは不十分です。特に、面接に受かるためには面接官にアパレル業界に適正がある人物だと思ってもらえることが大切です。そのためには、アパレル業界や志望するブランドの特徴について、正しく認識しておく必要があります。
そのポイントなるのは、アパレル業界とほかの業界の違いを明確にしておくことです。例えば、給与形態、勤務形態などの基本的な事項を必ず押さえておきましょう。プラス面に魅力を感じていることをアピールするだけでなく、もし一般的にマイナス面がある場合にはそのマイナス面に対して自分はマイナスだと感じていないことを伝えることも重要です。
また、志望ブランドと競合ブランドとの違いを知っておくことも外せないポイントです。この時、注意したいのはWebサイトを閲覧するだけでなく、実際の店舗での事前調査をするようにしましょう。実際に店舗に訪れることで自分なりの視点でお店を見ることでライバルと差がつく考えを語ることができます。さらに、店舗内だけでなく、周辺環境もしっかり調査することも忘れないようにしましょう。エピソードにさらに厚みが出ます。
業界への興味をアピールするために、ファッション関連の基礎知識をつけることや、アパレル業界の動向を知っておくこと、その中で志望ブランドが欲しがっている人材を把握し、アパレル業界に向いている人の特徴を明らかにすると、自然なアピールができるようになります。
面接官が知りたい部分をアピールするための自己分析
いかがでしたでしょうか?自己分析はただ、自分を知るためだけに行うのでは不十分です。面接に受かるためには、相手が望む部分を自分が持っていること、適正があることをアピールすることが大切です。そのためには、自分のこと以上に、業界や志望するブランドについて知ることに時間をかけましょう。十分に準備をしておくと、面接の時に余裕と自信を持って受け答えができるようになり、そのような態度は面接官に安心感と信頼感を与えることができます。短い面接時間で素早く相手に好ましい人物だと思ってもらえるよう、ぜひ、効果的な自己分析を行ってくださいね。(modelpress編集部)
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