押さえておきたい面接の基本マナー！アパレル業界でのNGマナーとは？

【アパレル・面接／モデルプレス】アパレル業界への転職に際して、どのように面接を乗り切るかは非常に重要です。アパレル業界ではセンスの良さや個性も求められますが、同時にマナーも身に付けていなければいけません。必要とされているのは自由奔放なアーティストではなく、礼儀正しく常識のある社会人であるという点を誤解しないようにしましょう。

押さえておきたい面接の基本マナー

アパレル業界への転職を希望している人に、ぜひ知っておいて欲しい面接時の基本的なマナーについて紹介します。

＜面接前＞

アパレル業界の面接はオフィスの一室で行われることもありますが、店舗のバックヤードなどで行われることもあります。しかし、どちらでも面接前に守らなければいけないルールは共通しています。たとえば、冬はスーツの上にコートを着ていることも多いかもしれませんが、必ず会社や店舗の外で脱ぐようにしましょう。肩からかけるタイプのカバンを使用している場合には、肩から下ろして手で持つか小脇に抱えるようにします。携帯電話は電源を切るかマナーモードにしておきましょう。

＜個室面接の入室時＞

面接の部屋に入る前にはノックを3回します。1回だけ2回だけというのはやめましょう。ノックをするだけして、返事を待たずに入室するのもNGです。必ず返答が聞こえてから入室するようにしましょう。

＜個室以外の面接の入室時＞

店舗のバックヤードなどでの面接の場合は、通された場所で待っている間に履歴書等をカバンから取り出しておきましょう。担当者が来たところで姿勢良く立ち上がり、名前を名乗って一礼します。担当者に「お座りください」と言われるまで着席することのないようにしましょう。

＜退出時＞

退出時のマナーも会社でも店舗でも共通で、必ず一礼をして退室するようにしましょう。いずれの場合も最寄りの駅までは面接が続いていると考え、きちんとした行動を心がけましょう。ごく稀ですが、面接終了後のマナーを観察されていることもあります。歩きスマホ、歩きタバコなどは厳禁です。

もしかしてマナー違反？面接でのNG行為

アパレル業界への転職で注意しなくてはいけないのは間違った個性のアピールです。面接でNGなマナー違反について解説します。

＜服装＞

たとえこれから転職しようとしているブランドの製品だとしても、面接試験にふさわしくないものを選択するようではかえってセンスを疑われます。派手過ぎたり、露出が多かったりするものは避けるようにしましょう。汚れ、シワなどのある清潔感のない服装もNGです。他社ブランドのロゴが大きく入った服なども、もちろんマイナスにしかなりません。
　
＜スマホ・携帯電話＞

転職活動に際して情報収集や連絡ツールとしてなくてはならないスマホ・携帯電話ですが、面接の時には絶対に触らないのがマナーです。控え室で担当者が来るのを待っている間も、けっして触れてはいけません。スケジュールをスマホ・携帯で管理している人も多いかもしれませんが、面接で日時の確認等をしなくてはいけなくなった場合に備えて、手帳にもメモしておく習慣をつけましょう。

＜面接後＞

会社や店舗周辺には関係者がいることが多々あります。面接の後に立ち寄ったカフェにじつは関係者がいて、店内でスマホで面接の愚痴を友達に話しているのを偶然聞かれてしまったというケースもあります。結果はもちろん不採用でした。現場付近を離れるまでは、気を抜かずに行動するようにしてください。

こんなときどうする？面接でのアクシデント対処法

どんなに準備をしていても、思わぬアクシデントに見舞われることもあります。アパレル業界への転職を成功させるための、とっさのマナーを紹介します。

＜遅刻しそうな時＞

時間に余裕を持って家を出たはずなのに、電車の遅延に巻き込まれてしまうこともあります。遅刻がわかった時点で、できるだけ早めに連絡するようにしましょう。5分前の遅刻連絡ではNGです。できれば10分以上前に遅れる旨を担当者に伝えるようにしてください。

＜体調が万全ではないとき＞

体調不良もさまざまなアクシデントを引き起こします。緊張から来る自律神経の不調で、いつもはかかない汗を大量にかいてしまうこともあるので、必ずハンカチを用意しておきましょう。手であおいだり、汗が流れるままにしておいたりするのはいけません。また、風邪をひいてしまい鼻水や咳が止まらない時には、担当者に一言断ってマスクを着用させてもらうのもひとつの方法です。ティッシュの準備も忘れてはいけません。

マナーとは相手へのちょっとした思いやり

以上のようにアパレル業界の面接でも他業界と変わらないマナーが必要とされていることをご理解いただけたでしょうか。マナーとは相手へのほんの少しの思いやりです。一緒に仕事をできる相手かどうか、すなわち仕事仲間を思いやることができる人物なのかどうか、マナーに有無で見定められていることを肝に銘じておきましょう。（modelpress編集部）