「SPINNS」販売員からインブランド「Flapper’s Club」のデザイナー兼バイヤーへ 突然の異動と幅広い仕事内容とは モデルプレスインタビュー
「SPINNS」販売員からインブランド「Flapper’s Club」のデザイナ…
【SPINNS/モデルプレス】株式会社ヒューマンフォーラムのアパレルブランド「SPINNS(スピンズ)」のオリジナルブランド「Flapper’s Club(フラッパーズクラブ)」。そこで、デザイナー兼バイヤーとして働く入社3年目の高野佳歩さん(22)にインタビューを実施。彼女の幅広い仕事内容のほか、約1年間の販売員を経て、本社へと異動になったときの心境を語ってもらいました。
― 「Flapper’s Club」での仕事内容を教えてください。
高野さん:ディレクターと言った方がわかりやすいかもしれませんが、SPINNSにはそういった役職名がないため、洋服のデザインや買い付けもなど幅広い業務を担当しています。私が本社へ異動してきたときはバイヤーアシスタントという肩書きでした。
仕事内容としては毎月の商品の企画出し、そのデザインやメーカーさんとの商談、生産管理までの一連の商品管理をやりながら、SNSの更新も行います。店舗はウェブストア含め6店舗あるので、売り場とのやり取りなども行っています。
― 幅広い業務ですが、やりがいや苦労したことも教えてください。
高野さん:やりがいはお客様にもそうですが、出来上がったお洋服を見て店舗のスタッフたちに自信を持ってもらえること。自分たちが売っているものに自信があったらもっと売れるし、売りたいという気持ちも強くなるので、店舗のスタッフが喜んでくれるとすごく嬉しいですね。あとは、お客様がSNSでSPINNSのものをアップしてくれるのを見るのも嬉しいです!
逆に苦労したことは、自分が「可愛い」と思っても、それはほかのスタッフや、実際に購入してくださるお客様にとっては違ったり、SPINNSって派手なブランドブランドイメージがあったりするので、デザイン面で悩むことが多いです。そして、商品を頭の中で描いても、実際に形にするのはさらに難しくて。自分がそのまま作れば形になるのかもしれませが、完成するまでにデータを作ってくれる人がいて、生地を送ってくれるメーカーさんがいて、生産してくれる人たちがいます。その過程でニーズが変わったりしてしまうんです。店舗で勤務しているときは「なんでこういう商品にしたんだろう?」って苦言していましたが、実際に作る側になるとすごく難しいと感じました。そこが今もこれからも1番苦労し続ける部分なんだろうなと思っています。
― そんな苦労はどう解決しているんですか?
高野さん:私は店舗歴も短く、店舗時代も感覚で働いていたので、やっぱり勉強しなくちゃと思っています。多分感覚のまま働けるのはここまでかなと。専門学校に通っていたのですが、ファッション系ではなく内装系のデザインの勉強をしていました。これからは数字の管理もしなくてはいけません。なので、感覚ではなく基本的なことから勉強しようと思いました。
― なぜ本社異動になったのでしょうか?
高野さん:1年くらい店舗勤務していました。そのとき店長だった方が、SPINNS内でブランドを立ち上げることになり、本社で勤務してみないかと声を掛けていただきました。
― そう声を掛けられたときは、どのような心境でしたか?
高野さん:最初は「どうしよう!怖い」という気持ちがありました。SPINNSのバイヤーって7~8年ほど店舗歴がある方ばかりです。やっぱり売ってもらうのは店舗なので、その状況がわからないといけないので。正直最初は「やりたい」と思えなかったのですが、その上司の部下として一緒に働きたいという気持ちがあったので、悩みましたが「やろう」と決意しました。
― 意識が変化したとき、なにかきっかけがあったのでしょうか?
高野さん:上司ですかね。周りの先輩にすごく恵まれていました。先輩たちを見てきたので、その人たちのためにも頑張ろうという気持ちが徐々に大きくなっていったんだと思います。
― 今後の目標を教えてください。
高野さん:一緒に働いてくれる部下というか、仲間を育てることと、ブランドを育てて全国の方に認知してもらうこと。そのためにポップアップショップとか、「Flapper’s Club」だけのオンリーショップを作っていきたいです。
― 美容面で気を付けていることを教えてください。
高野さん:普段化粧が濃いので(笑)、毎日パックして保湿しています。あと、ヘアスタイルも金髪なので、夜はヘア用のクリームも塗っています。なにか特別なことではなく、基本的なことをしっかりとやっています。
― 金髪をキープするのは大変そうです…。
高野さん:最近ブリーチしたばかりなのに、もうプリンなんですよね(笑)。1ヶ月か2ヶ月に1回は美容院に行き、トリートメントもしてもらっています。
― 休日はどのように過ごしていますか?
高野さん:地元の友達や同じファッション業界の方とご飯に行くこともあるのですが、1番多いのは会社の上司や他店舗の店長さんとか、仲良くさせてもらっています。野球観戦に行ったり、海に行ったり、結構アクティブに動いています。お休みの日なのに、みんなで一緒にいるんですよ!
― 普段ファッション情報はどのように取り入れていますか?
高野さん:今はInstagramが多いです。でも、原宿に会社があるので、会社周辺をリサーチしに行ったりと、街中を歩いている人やイベントをやっているところへ見に行ったりしています。
― どういう人がSPINNSに相応しいと思いますか?
高野さん:「元気で明るい人」を掲げている会社です。みんな本当に元気で明るくて、忙しくても「忙しいわ~」とか言いながら、バリバリ仕事をしている人たちばかりです。あとは主体性がある人を会社として求めていると思います。
― SPINNSのディレクターに相応しいと思う人は?
高野さん:頭がすごく良くても、デザインが出来る人でも、人とのコミュニケーションをきちんととれなくてはいけません。相手の気持ちを考えられたり、人との繋がりを大切にできる方がいいですね。先輩にもよく言われますが、「技術は後で付いてくる。最初は心が大切」だと。そう心の面を大切にできる人が相応しいと思います。
― 書類、面接…と選考を通過できるポイントを教えてください。
高野さん:ほとんどの人が店舗スタッフからスタートします。なので、自分のスタイルをきちんと主張できる人。あとは、元気さえあれば!SPINNSって個性が強いため、怖い人と思われがちなので、それを帳消しできるくらいの礼儀と元気、そして挨拶がきちんとできる人がいいと思います。
面接でも、自分の個性を主張したスタイルで来てください。自分が1番かっこいい、可愛いと思う格好をしてもらえればと思います。ただ、清潔感を忘れないでください。
― 夢を追いかけている女の子に向けて夢を叶える秘訣を教えてください。
高野さん:人との繋がりを大事にすること。人生いろんな壁があると思うのですが、ぶつかりながらも、人との繋がりで乗り越えられると思います。人との繋がりを大事にしていれば、きっと自分のいい方向にいけると思います。
― ありがとうございました。
「SPINNS」らしい見た目で個性の強い女の子というのが第一印象でした。しかし、そんなイメージを覆してくれるかのように、インタビューでは笑顔を見せながらも真摯に答えてくれる姿が印象的でした。まだ22歳という若さの高野さん。人との繋がりを大切にしている彼女はきっと「SPINNS」にとって欠かせない人材へと成長していくだろうと思いました。(modelpress編集部)
AM10時~ 出社
朝礼・メールチェック
AM11時~
サンプルチェック
PM12時~ ランチ
PM1時~
商品デザイン、SNS
PM3時~
商談
PM5時~
店舗売り場調整、SNS
PM7時~ 退社
ブランド:「SPINNS(スピンズ)」のインブランド「Flapper’s Club(フラッパーズクラブ)」
職種:デザイナー兼バイヤー
アパレル業界で働き始めた年月:2年7か月
経歴:販売員1年9ヶ月、デザイナー兼バイヤー10ヶ月
「Flapper’s Club」デザイナー兼バイヤーの仕事内容
― 「Flapper’s Club」での仕事内容を教えてください。
高野さん:ディレクターと言った方がわかりやすいかもしれませんが、SPINNSにはそういった役職名がないため、洋服のデザインや買い付けもなど幅広い業務を担当しています。私が本社へ異動してきたときはバイヤーアシスタントという肩書きでした。
仕事内容としては毎月の商品の企画出し、そのデザインやメーカーさんとの商談、生産管理までの一連の商品管理をやりながら、SNSの更新も行います。店舗はウェブストア含め6店舗あるので、売り場とのやり取りなども行っています。
― 幅広い業務ですが、やりがいや苦労したことも教えてください。
高野さん:やりがいはお客様にもそうですが、出来上がったお洋服を見て店舗のスタッフたちに自信を持ってもらえること。自分たちが売っているものに自信があったらもっと売れるし、売りたいという気持ちも強くなるので、店舗のスタッフが喜んでくれるとすごく嬉しいですね。あとは、お客様がSNSでSPINNSのものをアップしてくれるのを見るのも嬉しいです!
逆に苦労したことは、自分が「可愛い」と思っても、それはほかのスタッフや、実際に購入してくださるお客様にとっては違ったり、SPINNSって派手なブランドブランドイメージがあったりするので、デザイン面で悩むことが多いです。そして、商品を頭の中で描いても、実際に形にするのはさらに難しくて。自分がそのまま作れば形になるのかもしれませが、完成するまでにデータを作ってくれる人がいて、生地を送ってくれるメーカーさんがいて、生産してくれる人たちがいます。その過程でニーズが変わったりしてしまうんです。店舗で勤務しているときは「なんでこういう商品にしたんだろう?」って苦言していましたが、実際に作る側になるとすごく難しいと感じました。そこが今もこれからも1番苦労し続ける部分なんだろうなと思っています。
― そんな苦労はどう解決しているんですか?
高野さん:私は店舗歴も短く、店舗時代も感覚で働いていたので、やっぱり勉強しなくちゃと思っています。多分感覚のまま働けるのはここまでかなと。専門学校に通っていたのですが、ファッション系ではなく内装系のデザインの勉強をしていました。これからは数字の管理もしなくてはいけません。なので、感覚ではなく基本的なことから勉強しようと思いました。
販売員から本社へ異動
― なぜ本社異動になったのでしょうか?
高野さん:1年くらい店舗勤務していました。そのとき店長だった方が、SPINNS内でブランドを立ち上げることになり、本社で勤務してみないかと声を掛けていただきました。
― そう声を掛けられたときは、どのような心境でしたか?
高野さん:最初は「どうしよう!怖い」という気持ちがありました。SPINNSのバイヤーって7~8年ほど店舗歴がある方ばかりです。やっぱり売ってもらうのは店舗なので、その状況がわからないといけないので。正直最初は「やりたい」と思えなかったのですが、その上司の部下として一緒に働きたいという気持ちがあったので、悩みましたが「やろう」と決意しました。
― 意識が変化したとき、なにかきっかけがあったのでしょうか?
高野さん:上司ですかね。周りの先輩にすごく恵まれていました。先輩たちを見てきたので、その人たちのためにも頑張ろうという気持ちが徐々に大きくなっていったんだと思います。
― 今後の目標を教えてください。
高野さん:一緒に働いてくれる部下というか、仲間を育てることと、ブランドを育てて全国の方に認知してもらうこと。そのためにポップアップショップとか、「Flapper’s Club」だけのオンリーショップを作っていきたいです。
「Flapper’s Club」デザイナー兼バイヤーのライフスタイル
― 美容面で気を付けていることを教えてください。
高野さん:普段化粧が濃いので(笑)、毎日パックして保湿しています。あと、ヘアスタイルも金髪なので、夜はヘア用のクリームも塗っています。なにか特別なことではなく、基本的なことをしっかりとやっています。
― 金髪をキープするのは大変そうです…。
高野さん:最近ブリーチしたばかりなのに、もうプリンなんですよね(笑)。1ヶ月か2ヶ月に1回は美容院に行き、トリートメントもしてもらっています。
― 休日はどのように過ごしていますか?
高野さん:地元の友達や同じファッション業界の方とご飯に行くこともあるのですが、1番多いのは会社の上司や他店舗の店長さんとか、仲良くさせてもらっています。野球観戦に行ったり、海に行ったり、結構アクティブに動いています。お休みの日なのに、みんなで一緒にいるんですよ!
― 普段ファッション情報はどのように取り入れていますか?
高野さん:今はInstagramが多いです。でも、原宿に会社があるので、会社周辺をリサーチしに行ったりと、街中を歩いている人やイベントをやっているところへ見に行ったりしています。
SPINNSで働くためには
― どういう人がSPINNSに相応しいと思いますか?
高野さん:「元気で明るい人」を掲げている会社です。みんな本当に元気で明るくて、忙しくても「忙しいわ~」とか言いながら、バリバリ仕事をしている人たちばかりです。あとは主体性がある人を会社として求めていると思います。
― SPINNSのディレクターに相応しいと思う人は?
高野さん:頭がすごく良くても、デザインが出来る人でも、人とのコミュニケーションをきちんととれなくてはいけません。相手の気持ちを考えられたり、人との繋がりを大切にできる方がいいですね。先輩にもよく言われますが、「技術は後で付いてくる。最初は心が大切」だと。そう心の面を大切にできる人が相応しいと思います。
― 書類、面接…と選考を通過できるポイントを教えてください。
高野さん:ほとんどの人が店舗スタッフからスタートします。なので、自分のスタイルをきちんと主張できる人。あとは、元気さえあれば!SPINNSって個性が強いため、怖い人と思われがちなので、それを帳消しできるくらいの礼儀と元気、そして挨拶がきちんとできる人がいいと思います。
面接でも、自分の個性を主張したスタイルで来てください。自分が1番かっこいい、可愛いと思う格好をしてもらえればと思います。ただ、清潔感を忘れないでください。
夢を叶える秘訣を語る
― 夢を追いかけている女の子に向けて夢を叶える秘訣を教えてください。
高野さん:人との繋がりを大事にすること。人生いろんな壁があると思うのですが、ぶつかりながらも、人との繋がりで乗り越えられると思います。人との繋がりを大事にしていれば、きっと自分のいい方向にいけると思います。
― ありがとうございました。
「SPINNS」らしい見た目で個性の強い女の子というのが第一印象でした。しかし、そんなイメージを覆してくれるかのように、インタビューでは笑顔を見せながらも真摯に答えてくれる姿が印象的でした。まだ22歳という若さの高野さん。人との繋がりを大切にしている彼女はきっと「SPINNS」にとって欠かせない人材へと成長していくだろうと思いました。(modelpress編集部)
ある日の1日の流れ
AM10時~ 出社
朝礼・メールチェック
AM11時~
サンプルチェック
PM12時~ ランチ
PM1時~
商品デザイン、SNS
PM3時~
商談
PM5時~
店舗売り場調整、SNS
PM7時~ 退社
高野佳歩(たかのかほ)プロフィール
ブランド:「SPINNS(スピンズ)」のインブランド「Flapper’s Club(フラッパーズクラブ)」
職種:デザイナー兼バイヤー
アパレル業界で働き始めた年月:2年7か月
経歴:販売員1年9ヶ月、デザイナー兼バイヤー10ヶ月
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